2020年 大学入試改革。英語はどうなる?

これまで大学入試における英語試験では、リーディングを中心としながら、リスニングも取り入れてきました。

真にグローバルで活躍するには、4技能、つまり「聞く」「話す」「読む」「書く」を総合的に鍛える必要があるという考え方のもと、2020年に向けて大学入試、とりわけ英語試験が大きく変わろうとしていることは良くニュースなどでも見かけます。

ただ文科省のHPを見ても相変わらず分かりにくいので簡単にまとめてみました。方向性としては、子供たちが将来活躍するために、また日本の成長のためにも非常に良いと感じています(内容や運用がどうなるかは不明ですが)

1. 改革の方向性
2. 改革の時期
3. 英語試験の内容
4. 対策

 

<1. 改革の方向性>
暗記、知識量重視から、「思考力・判断力・表現力」重視になると言われています。英語試験は、4技能をテストしながらこの「思考力・判断力・表現力」を測っていくと考えられます。

ただ当たり前ですが、「思考力・判断力・表現力」も無からはなにも生まれません。何事もインプット、つまり知識がないと、思考できませんし、客観的で正しい判断もできませんし、他人にきちんと伝える表現力も身につきません。

上記のように「暗記、知識量重視」からシフトするのではなく、単にこれまでと同じく「暗記、知識量」をベースとし、それをいかに使いこなせるのか?をテストすることになるだけだと思います。

 

<2. 改革の時期>
現在のセンター試験は2019年度(2020年1月)が最後となるようです。そして2020年度(2021年1月)からこの新しいテスト(=共通テスト)が始まります。今日は2017年8月ですが、現在中学3年生の皆さんからこの共通テストを受験することになります。

ただ共通テストに完全移行するのは2024年度(2025年1月)からの予定で、2020年度〜2023年度はセンター試験と同じ教科・科目で出題されるそうです。

新しいことに挑戦するのは不安が伴いますが、将来のことを考えるととてもラッキーだと思います!

蛇足になりますが、私はこれまで米国グローバル企業でコンサルタントを務めてきましたが、大学ランクと会社に入った後の活躍はあまり関係ないなと感じています。もちろん知識量があるほうが良いに決まっていますが、知識はやる気さえあればいつでも身につけることができます。それよりも、この「やる気」言い換えると「負けん気」を核とし、いろんな経験、質の良い上司や仲間、家族から、「質の良い質問」を投げかけられてきたかどうかが重要です。
そう考えると、今回の入試改革を機に、学校の先生からそのような質の良い質問が投げかけられる授業を受けることができれば、ラッキーですよね!

 

<3. 英語入試の内容>
英語は先述した4技能(聞く、話す、読む、書く)をテストすることになりますが、民間の検定試験を活用することになります。
(移行措置として、2020年度〜2023年度は大学入試センターから)

これは現在のセンター試験のように同一日・一斉テストだと「話す」テストが難しいということ、またTOEICのような民間テストでは長く4技能を評価してきた経験もあることが理由のようです。

ただ現時点(2017.8)では、どの民間試験を使うかは確定していないようです。

受験者は、高校3年生以降の4月〜12月の間に受験(2回まで)した試験結果を大学入試センターに送付し、同センターから結果を志望校に送付する仕組みになっているようです。

また民間試験の結果は、CEFRという外国語の国際指標に対応したレベルと照らし合わせ、志望校に送付されるそうです。

  • CEFR C1レベル: 英検1級、TOEIC L&R 945-、IELTS 7.0-8.0、TOEFL iBT 95-120
  • CEFR B1レベル: 英検準1級、TOEIC L&R 785-、IELTS 5.5-6.5、TOEFL iBT 72-94

実際の試験の内容は、例えばTOEIC試験を想定しておけば良いと考えらます。

 

<4. 対策>
大学入試英語試験にTOEICが選ばれたとして、どのように対策をしていけばいいのでしょうか?

これまでの文法穴埋め的知識だけでは歯が立たなくなることは明らかです。

WiLLies Englishのサイトでもいっているように、英語は他の教科とは違い、インプットをしながらこれを繰返し音読、英作文することで体にしみこませる訓練が必要です。

またこれはスポーツといっしょで一定期間が必要ですし、終わりはありません。

今度はこの対策、つまり本物の英語力を身につけるための具体的な内容について説明していきたいと思います。