2022年度 大学共通テスト(英語)傾向と対策レポート

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2022.03.11

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2022年度 大学共通テスト(英語)傾向と対策レポート

~ 2022年度 大学共通テスト(英語)傾向と対策 ~

リーディング 問題傾向

  • 昨年度と同様に発音・アクセント・文法を個別に問う問題は全廃
  • 昨年度と同様、全6大問すべてで読解問題となり語彙数は若干増加。全体の語彙数は6000語。速読力が求められます。
  • 文章の難易度は大きく変わらないが、多くの問題に図表やグラフなどがあり、英語を読みながら情報を素早く整理する能力が求められる。
    • 例えば、第4問では2つのブログからそれぞれの意図を問う問題や、新商品を買うならどこで買うべきかといった問いが出題されました。一見どれも正解になり得るのでは?という問いもあるので問題への馴れが必要になります。
  • こちらの高校生新聞OnLineに問題が掲載されているのでご紹介させていただきます(https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/8460?page=1)

リーディング対策

  • 素早くかつ正確なリーディングスキルが求められます。一般的な高校生の平均読書速度は70-80WPM(Words Per Minute:1分間に読む単語数)と言われていますが、昨今の大学共通テストでは140-150WPM程度で読み進めないと十分な解答時間が得られません。
  • そのためには多読・速読トレーニングが重要になります。ただやみくもに多読するのではなく、音読を強くおすすめします。音読することで英語を日本語に訳すことなく文頭から理解していく力が養われるからです。また一つの文章を最低30−50回音読しましょう。これにより自然と語彙力も身に付きます。音読の際はぜひ主語と動詞を意識して集中して取り組みましょう。音読/黙読にかかわらず気を抜くと英語が頭にはいってきません。主語と動詞に集中!これを忘れずに音読しましょう。
  • WiLLies Englishのレッスン・家庭学習で強くおすすめしている音読方法をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
  • またどうしてもリーディング力が向上しないという方は、こちらも参考にしてみてください。リーディング力向上には「文章認識力」と「意味理解力」が必要になります。

 

リスニング 問題傾向

  • 出題形式は昨年と同じ大問6題からなり、また配点も同様に全体の5割を占めます。
  • 難易度は昨年と同様か若干易しく感じた受験生が多いようですが、その配点や内容から十分な対策は必要です。
  • 特に第3〜6問は音声が1回しか流れません。この中で、聞き取りながらグラフや図表・ワークシートを読み取り解答するスキルが求められます。
  • なお読み上げ速度はネイティブの通常会話のスピードである140WPM前後でした。

リスニング対策

  • もちろん過去問や類似問題に取り組むことは重要ですが、聞き流しでは力はつきません。
  • リスニング力には「音声認識力」と「意味理解力」が重要になります。詳しくはこちらをご確認ください。
  • 特に日本人が弱いと言われる音声認識力(英語をきちんと音として認識できる力)を鍛えるにはCDの聞き流しではダメで、英語音声を聞いてシャドーイングをすることをお勧めします。話されているセンテンス/単語を、同じ速さで発話していきます。これができるようになると英語を聞き取ることができるようになります。ぜひリスニング問題を使って繰り返しシャドーイングしてみてください。
  • WiLLies Englishのレッスンでは、速読速聴英単語など受験向けの教材を使い、担任講師とシャドーイングを繰り返します。これにより速読力とリスニング力を同時に強化していきます。

 

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