英検スコア(CSE)を理解して自分の学力・課題を把握しよう!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2023.04.10

英検

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英検スコア(CSE)を理解して自分の学力・課題を把握しよう!

英検は合否だけでなく、そのスコア(CSE = Common Scale for English)も重要です。2016年から英検では合否結果だけでなく、英検CSEスコアを提供するようになりました。
CSEスコアを確認することで以下のことができるようになりました。
1)技能別の自分の英語力や課題が把握できる
2)各級の合格ラインまでの難易度/ 学習時間の目安が把握しやすくなった
3)世界基準での自分の英語の実力が把握できる
 
大学受験で活用が進む英検ですが、その要件に「○級合格」だけでなく「英検CSEスコア○○以上」といった要件を示す大学も多くあります。
まずはCSEスコアを理解し、自分が目標としている英検レベルに対する自分の現状や課題を把握しましょう。
 
 
【英検各級のCSEスコアと合格基準スコアを知ろう】
まずは以下の表とグラフ(英検HPより抜粋)を確認ください。英検の技能別(例:リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング(二次))ごとにスコアが割り振られています。
英検1級だと、4技能それぞれに850点、合計3,400点が満点になります。
英検準1級だと、4技能それぞれに750点、合計3,000点が満点になります。
そして、各級の合格基準のスコアも確認することができます。この合格基準は目安であり、毎回のテストでは異なりますので注意が必要です。
 
また別の回に説明しますが、4技能それぞれ同じスコアが割り振られていることがわかります。例えば、英検一次で出題される「リーディングセクションとリスニングセクション、ライティングのセクション」の配点は同じになります。英検3級から1級で出題されるライティングは1問なので、この重要性はすぐに理解いただけると思います。
 
 
(出典:英検HPより)
 
英検CSEスコアで以下のことがわかります。
  • 自分が受けた級、また次の級の合格基準スコアと自分のスコアを照らし合わせましょう。ギリギリで合格 / 不合格だったのか、余裕をもって合格したのかなど理解することができます。これは成績表の英検バンドでも確認することができます。
  • 例えば、英検2級でCSEスコア満点(2,600)近くで合格した人は、すでに準1級合格基準(2,304)を満たす力があることがわかります。
  • また技能毎にスコアが分かるため、4技能のどこが得意なのか、また課題があるのかを確認することができます。

このCSEスコアでどれくらい学習しないといけないか目安にすることができますね。

 
世界基準での自分の英語の実力が把握できる
CEFRとは外国語の熟達度をA1、A2、B1、B2、C1、C2の6段階に分けて、「具体的に何ができるか」という形で示すグローバルな外国語能力評価基準で大変便利です。更に、世の中には様々な英語検定テストがありますが、それら多くがCEFRに換算されている点です。例えば、英検準1級合格者は、TEAPだとどのくらいのレベルなのか?TOEICだとどうか?といった見方も可能です。
以下CEFRの熟達度の概要と英検の関係表になります。
 
(出典:英検HPより)
 
 
英検受験者にとっては、その合否はもちろん一番の関心事です。ただそこで一喜一憂するだけでなく、各技能のCSEスコアの状況や、次のレベルの合否基準と比較するなどし、今後の学習プランに役立てることが重要です。
 
また別の回に、それぞれの技能における対策方法などを説明したいと思います。