ウィリーズ英語塾|インタビュー

INTERVIEWインタビュー

法政大学 GISご紹介

10/18 水 AM9:00 - 10:20
法政大学 GIS
(Faculty of Global and Interdisciplinary Studies:グローバル教養学部)
福岡学部長、平森先生
WiLLies English代表 田中
@ ボアソナード・タワー 7階 GIS学部長室

入学から卒業まで100%英語で授業を行う法政大学グローバル教養学部 GIS。
自らをグローバルリーダー育成教育機関と位置付け、積極的に日系グローバル企業、外資系企業への就職、海外大学院への進学を支援している。先の見えない時代に、
日本を引っ張るようなリーダーを育成する。
GISはどのような学部なのか、福岡GIS学部長、平森先生に話を聞いた。

早速ですが「GIS」はどのような学部なのか教えていただけますか?

一言でいうとGISはグローバルリーダー育成教育機関です。
私たちが考えるグローバルリーダーとは、先の読めない現代社会において問題の本質を見極め、客観的に分析し、様々なバックグラウンドを持つチームをリードし、解決に向けて行動していく人材です。そのためには、「高い英語力」(最低でもTOEFL100点、IELTS7.0~7.5程度の英語力)、「幅広い知識教養」(文学、歴史、哲学、心理学、国際関係学、経営学等に関する幅広い基礎的な知識教養)、「実践的スキル」(問題発見力、批判的思考力、〈英語による〉ディスカッション・プレゼンテーション能力、チームワーク、共感力)、「高度な専門知識」(基礎的な学術的専門知識〈学士課程〉、高度な学術的専門知識〈修士/博士課程〉。グローバル社会では、修士か博士が最終学歴になりつつあります。その為、将来、修士や博士の取得を目指すGIS生が増えています)、「文化的知性」(複数の文化の中で自分と異なる文化を持つ人たちと一緒に仕事をする能力)、「人間力」(文化を超えて様々な人たちと交流したり、チーム等を率いたりすることができる人間的な魅力)という6つの能力・スキルが必要です。
これらを習得するためのプログラムを、私たちは少人数教育の下で提供しています。

まさしく今社会が求めている6つの能力・スキルですね。
まずは英語についてどのような取り組みをされているのか教えていただけますか?

GISでは100%英語で授業をしています。学部として100%英語で授業を行っているところは首都圏でもGISを入れて数校しかないのではないでしょうか。
数名から数十名の定員に絞り学部の一部や学部を横断したプログラムはいくつかあるようですが、やはり学部全体となると学生、講師陣の一体感は全く違いますね。
グローバルリーダーになるには英語でのコミュニケーションが必須です。

もちろん英語だけではダメですが、日本語で素晴らしい能力を発揮できても、英語でチームをまとめられなければグローバルリーダーとは言えません。
現在、日系企業のグローバルプレゼンスが相対的に低くなってきていますが、その原因はここにもありますね。

確かにそうですよね。英語はツールでしかありませんが、されど英語。
英語でのコミュニケーション能力が低いと、今後チャレンジできる範囲も限られてしまいます。

その通りです。そのためGISでは100%英語の授業にこだわっています。一学年約100名の学生が在籍するGISでこれを行うにはまず教授陣が英語で授業を行える能力が必要です。英語でプレゼンする程度であれば簡単ですが、双方向授業や講義後のQ&Aを英語で行い、学生に適切なアドバイスをするというのは難しいですよね。実際、確かな学術的知識(博士号取得者)を有しかつ高い英語力を持っている者は、日本ではなかなか見つけることができません。

しかし、GISではこの条件をクリアする教授陣を、国内外でこれまで多く採用してきました。だから、教員の質については自信がありますよ。
設立して15年。教育ノウハウも蓄積されています。

GISでは英語を使って具体的にどのようなことを学ぶのでしょうか?

GISはリベラルアーツ教育を提供している学部です。もちろん専門分野における知識や経験も大切ですが、複雑な社会で何が問題なのかを見極め、チームをリードし、行動を起こしていくには幅広い知識が必要です。これをまずは身につけることが重要だと考えています。

また、GISはグループワークを重視しています。欧米の大学もそうですが、一方通行な講義よりも、グループで討議し、チームで考えをまとめアウトプットをさせるということを大切にしています。社会に出ればグループワークが基本ですからね。さらに、グローバルリーダーはグループをまとめ、率いることが求められますから。

最近、やっとリベラルアーツが注目されはじめてきたのかなと思います。

現代の複雑な問題を解決するには一つの専門分野だけではだめで、様々な専門知識を持つ人材を一つのチームにして解決に当たらなければなりません。
リーダーにも専門知識は必要ですが、それ以前に専門知識にアクセスできる幅広い知見がないといけないですよね。

実際リベラルアーツでは、経済学や経営、テクノロジーも学びますし、歴史や文化なども学びます。まさにリーダーに必要な素養を身につける学部です。
文系・理系科目の区別なく、横断的に学びます。

GISを卒業された方はどのような進路に進まれているのですか?

多くは日系グローバル企業や外資系企業に就職します。また、起業する者もいます。そのため、2023年4月にGGLI(GIS Global Leadership Initiative)という産学連携組織をGIS生と産業界との連携を促す目的で設置しました。産業界で活躍している方々をフェローとしてお招きし、主にGIS生を対象とした講義・講演、パネルディスカッション、ワークショップ等を開催しています。GIS生は無料で参加できます。是非、フェローリストをご確認下さい。

さらに、最近は海外大学院への進学を希望する者も増えてきました。実際、私たちはGIS生に、専門分野を極めるため「自分に合ったタイミング」で海外の大学院を目指せと伝えています。GISでリーダーに必要な幅広い知識を学ぶと、自分がさらに学びたい分野、自分の強みが見えてきますから。
また、昨今の経済環境からするといきなり海外の大学に行くというのは費用面でも大変ですので、大学でいきなり欧米の大学に行くのではなく、GISで国内の大学と同じ費用で海外大学に進学した者と同等の英語力(TOEFL100)と学術的知識を身に付けてから行っても遅くないと思いますね。大学院であれば奨学金を得られるチャンスも格段に高くなりますしね。とてもコスパが良いと思いますよ。
そこで、GISでは海外大学院へ進学を希望する者に対して、2023年4月にGSAS(Graduate School Application Support)という海外大学院出願サポートプログラムをスタートさせました。

とはいえまずは就職してから、海外大学院にという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

はい、おっしゃるとおりで、リスクを考えてそのように考える学生も多くいます。なので、先ほど「自分に合ったタイミングで」とお伝えしました。就職先で実務経験を積んでから海外大学院にチャレンジすることも大変重要ですからね。GSASは現在、在校生に対するサポートが主ですが将来的には卒業生に対しても行うことができたらと思っています。

海外では大学院で修士、博士号を取ることがキャリアの観点でも大変評価されていますよね。
幅広い知識を持ちつつも、自分が戦える(差別化できる)専門分野も必要ということですよね。

おっしゃるとおりです。海外のリーダー層では修士や博士がスタンダードになりました。日本のように学士の大学名ではなく、どこの大学院で何を勉強したのかが問われるようになったということです。日本だけではないでしょうか? 理系以外の大学院進学に対してネガティブなイメージがあり、グローバルでの評価とこんなにも大きなギャップがあるのは。GIS生にはそのようなガラパゴス化した発想にとらわれることなく、是非将来、海外大学院にチャレンジしてほしいと思っています。彼らが活躍するフィールドはグローバルですから。ちなみに、今では女子学生のほうがどんどんチャレンジしているという印象です。

GGLI、GSASもとても素晴らしいで取り組みです。今の学生が羨ましいです。
このようなプログラムを矢継ぎ早に実行されている福岡学部長はどのようなご経歴をお持ちなのですか?

私のバックグラウンドはビジネスなんですよ。大学を卒業してNTTに就職しました。NTTの分割を経て、NTT東日本では、法人部門にて外資系クライアントへのICTコンサルティング、経営企画部にてグローバルマーケティングに従事しました。そして、NTTコミュニケーションズでは、グローバル部門にて主に欧州現地法人に対する営業支援に従事しました。それらを通してよりアカデミックな分野に興味を持ち、最終的に大学で教えるには博士号が必要だということで大学院に行きました。

今はGIS以外にも、各種ビジネスコンテストの審査員や政府系機関と一緒に海外と地方を結ぶプロジェクトにも関わっています。海外資本が地方に投資し、地方が活性化するための仕組みを実現したいと思っています。

GIS生に対する英語サポートプログラムや留学制度などはありますか?

はい。特に1年次はライティングとスピーキングを中心に3つのレベルに分けて英語力を徹底的に強化しています。
また、留学制度ですが、一般に海外の4年生大学に留学しようとすると、最初に大学付設機関が提供するIntensive English Programに入れられることがありますが、GISではそのような語学留学ではありません。主に大学2年生時に半年もしくは1年間、アメリカ、カナダ、イギリス、ニュージーランドの大学で現地の学生と肩を並べて勉強し単位を取ってくる留学制度になります。GIS生は日頃から英語で授業しているので、一般的な学部生と比べてより専門的なことを海外で学んできます。

また、在学中にはIELTSやTOEFLも定期的に受験させています。最終的には多くの学生がTOEFL100を超えるレベル、つまり海外大学院が求める英語レベルになってほしいと思っています。実際、GISの環境でしっかり勉強すれば海外大学院で活躍できる英語力を身につけることはそんなに難しいことではありません。

GIS生は他の学部生と比べてハードだと思います。どのような学生に来てほしいですか?

そうですね(笑)。他の学部生と比べると相当勉強していると思いますよ。宿題も多いですし。ただやりがい、充実感は高いと思います。“大学で遊びたい!”という学生は合わないと思いますが(もうそんな時代でもないと思いますが)、将来グローバルリーダーになりたい、グローバルな環境で活躍したい、チャレンジしたいという方におすすめできるプログラムです。

また海外大学(院)への留学を考えられている方にも学士課程においてGISは特におすすめです。留学には多大な費用がかかりますが、GISでは日本の大学と同じ費用で、英語で海外の大学と同等以上の学術的知識やスキルを習得できるからです。将来、奨学金をとって海外の大学院にチャレンジする礎を築くことができますよ。

GISの出願要件(特に英語)について教えてください

いくつか種類があります。

一般選抜
一般選抜においては、A方式(個別日程)・英語外部試験利用<換算型>・大学入学共通テスト利用入試B方式(3教科型)の3種類の入試方式で募集しています。A方式では、英語外部試験のスコアの条件を満たすことが出願資格となり、かつ「英語」の得点として換算されます。A方式の場合は、実用英語技能検定・TOEFLS iBT・IELTSのいずれかのスコアが必要となります。例えば、英検の場合は最低でも準1級合格かつ2350点以上(CSEスコア2.0)が必要となります。
英語外部利用試験でも同様に、英語外部試験のスコアを「英語」の得点に換算します。出願可能な英語外部試験は、A方式の3種類と同様です。最低でも英検準1級合格かつ2500点以上、またはTOEFL76点以上、もしくはIELTS6.0以上のスコアが必要です。

一般選抜の詳しい出願日程・出願要件などについては以下のリンクよりご覧ください。
2024入試ガイド

※上記の情報は、2023年10月時点での情報であり、2025年度入試にて変更となる可能性がございます

自己選抜入試
2024年度春入学向け自己推薦入学試験においては、S基準とA基準の2種類において募集をしております。
S基準の英語能力による出願要件では、以下のa~cのいずれかを満たす必要があります。

  • TOEFL iBT90点以上
  • IELTS band7.0以上
  • IB Diploma取得または取得見込み
    (Language Aに英語を選択)

特に帰国子女や海外からの留学生が多いです。

一方でA基準では、英検・TOEFL iBT・IELTSのいずれかのスコア提出は必要ですが、スコア・級に制限を設けていません。
どちらかといえばポテンシャル重視の選考になります。

※2024年度春入学試験の出願期間は受付終了しております

※上記の情報は、2023年10月時点での情報であり、2025年度入試にて変更となる可能性がございます

参考:法政大学入試情報サイト 入試要項

最後に今進路を考えている高校生に何かメッセージをお願いします

不確かな時代、正解がない時代、グローバルな時代においては、これまでの国内における価値観や常識はもはや通用しません。まずはそれらを疑い、国内限定の基準ではなく、グローバル基準を意識することから始めましょう。法政GISは、将来グローバルリーダーとなる可能性を秘めた個人や高いモチベーションを持つ方々を特に歓迎します。一緒により良い社会を築いていきましょう。

参考URL
法政大学GIS:https://www.hosei.ac.jp/gis/
入試情報:https://nyushi.hosei.ac.jp/gakubu_gakka/gis