英語のスピーキング力を向上させる勉強法とは?上達しにくい原因も解説|コラム|ウィリーズ英語塾
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2024.08.19
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英語のスピーキング力を向上させる勉強法とは?上達しにくい原因も解説
英語学習を続けていても、なかなか上達しないと悩む方は多いのではないでしょうか。特にスピーキングとなると、勉強をしても実際の会話では話せないという方は多いです。
今回は、スピーキング力を向上させる勉強法を紹介します。スピーキングが上達しにくい原因も、紐解いていきましょう。
目次
基礎的な文法や単語の知識
リスニング力
英文を作る瞬発力
間違いを恐れず話す勇気
中学レベルの英語をマスターする
単語や文章を音読する
口頭英作文でトレーニングを行う
思考や独り言を英語で行う
シャドーイングやリピーティングを行う
話したいことをシンプルに言い換える練習を行う
オンライン英会話など実践の場を用意する
毎日短時間で良いので英語に触れる
録音で自分のスピーキングについて分析する
英語のスピーキング力向上に必要なもの
英語のスピーキングには、頭の中の考えを即時にまとめて要約するスキルや、それを声に出して伝えるスキルが求められます。これらのスキルを身につけるためには、基礎的な文法や単語の理解をはじめ、さまざまな能力が必要です。
ここでは、英語のスピーキング力向上に必要な以下の4つの要素について解説します。
- 基礎的な文法や単語の知識
- リスニング力
- 英文を作る瞬発力
- 間違いを恐れず話す勇気
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
基礎的な文法や単語の知識
スピーキング力を鍛えるためには、英語力の土台となる基礎的な文法や単語の理解が必要です。
最低限の文法力や語彙力がなければ、文章を組み立てられません。英単語を知らなければ、言いたいことを表現できず、文法力がなければ単語を使いこなすのも難しいでしょう。
自分の考えをまとめ、声に出して伝える実践的なスピーキングには、語彙力や英作文能力の向上といったインプットが重要です。
リスニング力
英語で会話をするためには、相手の話す内容を理解するリスニング力が必要です。会話は、一方的に発言するものではなく、相手とのコミュニケーションです。聞いた英語を理解する能力がなければ、適切な言葉を返すことができません。
英語を聞き取るためには、英語特有の音の理解も必要です。強弱をつけるポイントや音と音がつながるリンキングなどを知ることで、相手の話す内容を聞き取ることにつながります。
会話では、英語特有の音のクセを知ることで単語をキャッチし、瞬時に理解する能力が求められます。スピーキング力の向上には、リスニング力の向上も必要不可欠です。
英文を作る瞬発力
スピーキングには、自分が知っている英単語や熟語を組み合わせてすばやく言いたいことを表現する瞬発力が必要です。言いたいことをすぐに言えないと相手を待たせてしまい、自分自身も焦ってしまうでしょう。
テンポが悪ければ、会話も続きません。単語や文法を知識として持っていたとしても、瞬時に頭の中で文章を組み立てる力がなければ会話は成立しないでしょう。日本語での会話と同様、とっさにレスポンスできる瞬発力が求められます。
間違いを恐れず話す勇気
スピーキング力を向上させるには、間違いを恐れずに実践する姿勢が大切です。間違いを恐れていては、実際の会話に入っていけずに身についた英語力を生かせません。スピーキング力を向上させるためには、間違えることに慣れることも必要です。
ただし、間違いをそのままにせず、復習し、着実に自分のものに変えていく必要があります。間違えても繰り返し復習、発話し、自分の引き出しを積み上げていくことでスピーキング力が鍛えられていきます。
英語のスピーキング力向上におすすめの勉強法
英語のスピーキング力向上には、ポイントをおさえて、自分のレベルにあった勉強をすることが大切です。押さえておきたいポイントとして、以下が挙げられます。
- 中学レベルの英語をマスターする
- 単語や文章を音読する
- 口頭英作文でトレーニングを行う
- 思考や独り言を英語で行う
- シャドーイングやリピーティングを行う
- 話したいことをシンプルに言い換える練習を行う
- オンライン英会話など実践の場を用意する
スピーキングが苦手な方や、伸び悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
中学レベルの英語をマスターする
中学レベルの基礎的な文法・語彙の知識は、英語のスピーキングの土台となります。とくに英語のスピーキングに自信がない方には、中学英語を使いこなせるようになる勉強からはじめるのがおすすめです。
社会人や大学生であれば、中学英語は簡単だと思えるかもしれません。しかし、知識はあったとしても、いざ会話で使いこなせるかというと自信がない方も多いのではないでしょうか。
ネイティブスピーカーが一般的に日常会話で使う英単語は3000~4000語といわれています。日本の中学校で習う単語数は2200~2500ほどであり、日常会話で必要な単語数の8割をカバーしているのです。
実際の会話で使いこなすしてみましょう。学んだ単語や表現を使用した文章を音読するなど、実際に声に出して使ってみることで、英語の基礎力が定着し、会話に必要な文章を組み立てる力が身につきます。
単語や文章を音読する
スピーキング力を高めるためには、英単語や英文を声に出して読む音読が効果的です。
音読は、繰り返し何度も行うことが大切です。最初は途中でつっかえてしまうかもしれません。しかし、10回、20回と何度も反復トレーニングするうちにスラスラ読めるようになります。
スラスラ読めるようになる頃には、自然と英文を頭から日本語に頼らずに理解できるようになっているはずでしょう。
また、音読を習慣化させることで、自分自身も英語を使うことに慣れていきます。スピーキングの練習にもなり、同時に英語の知識をインプットし続けられるため、効率の良い勉強法です
口頭英作文でトレーニングを行う
実際の会話では相手にすばやく返答する瞬発力が求められるため、口頭英作文も効果的なトレーニングです。口頭英作文とは、日本語の文章を瞬時に英語にし、口頭でアウトプットするトレーニング方法です。
1対1での会話であれば、相手によっては待ってくれるかもしれません。しかし、複数人での会話のときに、瞬間的にレスポンスができないと会話についていくことができないでしょう。
口頭英作文トレーニングは、語彙や文法などの知識を「使える」ものに変えていきます。まずは、中学レベルの英作文教材などを使ってみるのが良いかもしれません。日本語の文章を見て、即座に英語で発話する練習を繰り返しましょう。
じっくりと日本語を理解してから英語を考えるのではなく、日本語を見た瞬間に英語にしていくイメージです。教材を一度こなしただけでは反射的に英文を組み立て、使えるようにはならないため、繰り返し練習することでスピーキング力向上につながります。
思考や独り言を英語で行う
なにかを考えるときや独り言を英語で行うのも効果的です。たとえば、「仕事帰りにスーパーに寄ろう」という独り言を、「I’ll stop by supermarket after work.」と英語に変えてみましょう。
普段何気なく考えていることや独り言を英語で行うことにより、英語で物事を考える癖がついたり、英語を話すことに慣れたりします。英語で考える癖がつけば、英語で文章を組み立てる力がつき、発話することでスピーキング力向上につながるでしょう。スピーキングの練習をする相手がいないときでも、実践的なスピーキングの練習が可能です。
シャドーイングやリピーティングを行う
シャドーイングやリピーティングは、スピーキング力を鍛えるのに効果的なトレーニングです。シャドーイングでは、英語の音声を聞きながらその場で聞こえた英文を発音します。リピーティングは、文章ごとに音声を停止し、聞こえた文章を声に出して繰り返す練習方法です。
どちらもリスニング力とスピーキング力を鍛えるのに効果的で、英語特有の音のつながりや変化に慣れることができます。聞いたままの文章を発話することで、耳が慣れていき、自然な発音を身につけられるでしょう。
話したいことをシンプルに言い換える練習を行う
難しい表現を使おうとせず、言いたいことをシンプルに言い換える練習も、スピーキング力向上に役立ちます。英語での言い換えが上手にできるようになると、自分が知っている限られた語彙でも言いたいことを伝えやすくなるでしょう。
言いたいことの本質を理解し、具体化するのがコツです。普段から意識していると、次第にできるようになります。どのように言い換えるか迷ったときには、小学生でもわかるような文章を考えてみましょう。
大人は複雑に物事を考えがちで、言い方の表現も難しくする傾向があります。小学生でもわかるようなシンプルでわかりやすい表現であれば、難しい英単語や表現を使わずに英語にしやすくなるでしょう。
オンライン英会話など実践の場を用意する
英語のスピーキング力を向上させるためには、実際に英語を使う場を設けることが重要です。しかし、日常生活においては、なかなか英語を話す機会がないという方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、オンライン英会話の利用です。インターネットを通じて、ネイティブスピーカーと直接会話することで、リアルな英語環境を体験できます。英会話スクールや英語コーチングに比べてコストが安価であり、場所を選ばないため忙しい方でも比較的スケジューリングしやすいのもメリットです。
オンライン英会話を利用すれば、日常的な会話のフレーズや発音、リズムに慣れることができます。また、実際の会話を通じて、自分の苦手な部分や間違いに気づくことができ、そこを重点的に改善することが可能です。
英語のスピーキング力向上のためには、英語を話す機会を増やす、つまり練習の頻度を増やすことでより早い上達が期待できます。オンライン英会話などの実践の場を設けることで、ある意味英語学習の強制力を持たせ、習慣化につなげられるでしょう。
ただし、ただ漠然とレッスンを受けるだけでは上達は遠のいてしまいます。具体的な目標を定め、積極的に質問や発言をするなど、能動的にレッスンに参加する姿勢が大切です。
英語のスピーキング力を向上させるコツ
小さな子どもが成長とともに時間をかけてさまざまな言葉を覚えていくように、英語も一朝一夕で話せるようにはなりません。
英語のスピーキング力を向上させるためには、継続的な練習が重要です。毎日少しずつでも英語に触れることが大切ですし、ただ話すだけでなく、正しい発音や自分の話し方を分析することも、スピーキング力向上に役立ちます。
英語のスピーキング力を向上させるには、以下のようなコツがあります。
- 毎日短時間で良いので英語に触れる
- 英語の発音もしっかりと理解しながら勉強する
- 録音で自分のスピーキングについて分析する
ひとつずつ見ていきましょう。
毎日短時間で良いので英語に触れる
英語のスピーキング力を向上させるためには、毎日短時間でも英語に触れることが重要です。忙しい現代人にとって、毎日英語学習の時間を確保するのは難しいと思うかもしれません。
たとえば、通勤時間や休憩中に英語のポッドキャストを聞いたり、英語のニュースを読んだりスキマ時間を活用すれば、英語に触れる時間を確保しやすいでしょう。短時間であっても、継続して英語に触れることで、自然と英語のリズムや発音に慣れていきます。
また、毎日少しずつでも英語で独り言を言う習慣をつけると、スピーキング力の向上に繋がります。たとえば、朝の準備をしながら「今日は何をする予定だろう?」と英語で考えるだけでも効果があります。
「1人ではどうしても英語を発話しづらい」「やる気がなかなか出ない」ということであれば、オンライン英会話の利用がおすすめです。毎日の受講は難しいかもしれませんが、英語に触れる機会を増やすことができ、スピーキングの練習を日常生活に組み込みやすくなるでしょう。
オンライン英会話のレッスンがない日には、1人でできる学習を短時間でも継続しすると効果的です。日々の英語学習で覚えた単語や表現をレッスンで使い、練習する機会が得られます。
録音で自分のスピーキングについて分析する
自分が話す英語を客観的に分析することも、スピーキング力向上に役立ちます。まず、自分が話している様子を録音してみましょう。録音を聞き返すことで、自分の発音やイントネーション、文法の間違いなどを客観的に確認できます。
特定の音がうまく発音できていない場合、意識して練習することで改善が可能です。また、スムーズに話せていない部分や、言いたいことがうまく伝わっていない箇所も見つけやすくなります。
録音をすることで自分自身のスピーキングのクセや弱点が明確になり、重点的に練習ができるため、効率良くスピーキング力を強化できます。
効率良く勉強してスピーキング力を高めよう
英語のスピーキング力を向上させるためには、基礎的な文法や単語の知識、リスニング力、英文を作る瞬発力、そして間違いを恐れずに話す勇気が必要です。
これらを養うために、中学レベルの英語をマスターすることや、単語や文章を音読すること、口頭英作文でトレーニングを行うことが有効です。また、思考や独り言を英語で行う、シャドーイングやリピーティングを行う、話したいことをシンプルに言い換える練習を行うことも効果的です。
「1人ではモチベーションが続かない」「間違いや弱点に気づきにくく、効率が良くない」と感じるのであれば、オンライン英会話の利用がおすすめです。
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