ウィリーズ英語塾|インタビュー

INTERVIEWインタビュー

明治学院大学 国際学部ご紹介

10/27(金)10:00 - 11:20
明治学院大学 国際学部
中田先生、Vesey先生、岩村先生
WiLLies English代表 田中
@ 横浜キャンパス

1986年に国際学部がスタートし今年で37年目を迎える。
明治学院大学の教育理念である“Do for Others”の下、留学だけでなく海外インターンシップで社会に貢献するユニークなプログラムを持つ。問題意識を持ち自ら行動を起こす学生を育てる国際学部。
中田先生、Vesey先生、岩村先生に話を聞いた。

国際学部には2つの学科がありますがどのような学部なのか教えていただけますか?

日本で初めての国際学部として1986年にスタートしました。80年代の日本は、山積しているグローバル課題に対し国際社会から日本の貢献が強く求められていた時代です。明治学院大学として、それらの国際課題に前向きにチャレンジしていく学生を育てたいという思いで国際学部を創設しました。
現在、国際学科と国際キャリア学科の2つの学科がありますが、どちらも幅広い学問分野と深い専門分野の両立を大切にしています。例えば、国際キャリア学科では、文化・社会・経済・政治と4つの柱があります。1・2年次ではこの4つの柱の幅広い学習テーマを履修し、3年次に自分の関心に合わせて専門性を高めてもらっています。一般的な国際教養的な学部と比べると、人文科学だけでなく社会科学(経済・政治)も専門的なレベルが高いのも本学部の特徴です。まだ高校の段階で具体的に何を勉強すればいいのかわからないという高校生には国際学部はとても良いと思います。

国際学部が創立された80年代から大きく環境は変わりましたが、当時からもまたこれからも問題意識を持つ高校生に来てほしいと考えています。具体的に「この問題を解決したい」とまではいかなくとも、問題をもっと知ってみたい、将来何かしたいという思いがある高校生に来てほしいですね。問題意識を持つというのは当たり前のように聞こえますが、コロナ禍で学生生活を過ごした学生は、少し背中を押してあげることも必要だと考えています。特に、少人数制の国際キャリア学科では、1年目からアクティブラーニングを重視しています。否が応でも問題意識を持つような授業を行っていますよ(笑)

(左から:中田先生、岩村先生、Vesey先生)

国際キャリア学科では4年間完全英語での授業と伺いました。詳しく教えていただけますか?

2011年にできた国際キャリア学科は、在学中の4年間、留学生向けの語学科目としての「日本語」の授業以外は、すべての科目を英語で開講しています。入学当初から海外からの留学生たちと一緒に授業を受けるので、大抵の日本人の学生は戸惑うこともあるようです。しかし、半年~1年もするとみな自信を持って授業に参加していますよ。

国際キャリア学科の人数は55名と少人数です。そのうち70%が日本人、もしくは日本にバックグラウンドを持つ学生で約20%は中国、その他、主にアジア圏を中心に世界各地からの学生がともに学習しています。中国からの学生が多いのは、日本で英語での授業を受けながら、同時に日本語も習得することで、日本のグローバル企業でキャリアを積みたいということがあるようです。明治学院大学では、英語だけでなく、さまざまな文化的バックグラウンドのある学生向けに日本語のプログラムも用意しています。
この55名の学生に加えて、毎年交換留学生が70名くらいいます。UC(カリフォルニア大学)から30名程度、その他の海外協定校から40名程度が、国際キャリア学科の授業に参加しています。これらの留学生や海外の提携大学からも、我々の専門性のレベルについては好評いただいています。
このような多国籍な環境で日本人の学生も1年目から切磋琢磨しています。また明治学院大学にはバディ制度というものがあり、日本人の学生は海外からの留学生と一人ひとりバディを組んで生活を支援しています。

バディ制度は素敵ですね。国際学部の留学制度について詳しく教えてください。

明治学院大学国際学部はカリフォルニア大学を中心に数多くの海外大学と提携しています。そのため日本と同じ学費のまま1年間留学することができます。カリフォルニア大学は割りと自由に授業をとることができ、学生は自分の関心にそって幅広いテーマで勉強をしています。一方のサンフランシスコ州立大学では、ある程度専門を決めて授業をとります。例えば、国際学やビジネス、環境など専門を決めて学習しています。このサンフランシスコ州立大学とは約4.5年~5.5年で明治学院大学とサンフランシスコ州立大学の両方の大学の学位がとれる“ダブル・ディグリー・プログラム”という制度もあります。この制度で留学可能なのは本学の中でも国際学部生のみの特権です。

また留学以外にも海外インターンシップ制度も用意しています。我々としては海外短期留学か、海外インターンシップのどちらかは経験してもらいたいと考えています。 海外インターンシップは、留学とは異なりますが、オーストラリアの小学生から高校生に日本語を教えるという海外で貢献する経験をします 。現在、すでに多くの海外労働者が日本にいますが、この海外インターンシップの経験をもとに、日本に移民してきた方々に日本語を教えることに関心を持つ学生も増えています。

4年間英語のみ、更に海外留学や海外インターンシップなど高い英語力が求められますが、国際学部の英語プログラムについて教えてください。

国際キャリア学科では、Academic English Program(AEP:学術英語プログラム)を用意し、1年次から3年次まで履修します。このAEPでは読み、書き、ディスカッションやプレゼンテーション方法を学び、留学先でも活躍できるレベルの英語を習得します。その中で留学要件となっているTOEFLなども受験してもらいます。ただし、英語だけを学ぶのではなく、国際学部の専門性を活かし、学生が関心のあるテーマを実際に分析、考察する中で実践的な英語を鍛えるのが本学部のAEPの特徴です。

国際学部の卒業生の進路について教えてください。

国際キャリア学科の卒業生の多くは、外資を含め多国籍のチームでプロジェクトを推進することが求められる会社への就職が多いようです。就職先は多様で、メーカー、商社、ICT業界、メディアなどです。具体的な就職先データはこちらをご確認ください:https://www.meijigakuin.ac.jp/career/data/

国際学部の出願要件(英語)について教えてください。

国際学部では一般入学試験(全学部日程・A日程)、大学入学共通テスト利用入学試験、自己推薦AO入学試験と、複数の入試を用意しています。このうち自己推薦AO入学試験における英語の要件は以下のようになっています。

国際学科
英検 2級以上合格またはCSEスコア1980点以上
TOEFL iBT® 42点以上
TOEIC® (L&R+S&W) 1150点以上
GTEC (4技能合計スコア) 930点以上
TEAP (4技能合計スコア) 225点以上

※第二次選考試験科目の英語においては、次のいずれかに該当する者は英語の試験免除
・実用英語技能検定 準1級以上合格またはCSEスコア2304点以上
・TOEFL iBT® Test Dateスコア72点以上
・TOEIC®(L&R+S&W)1560点以上
・GTEC 1180(1190)点以上
・TEAP 309点以上

国際キャリア学科 AO(B)
英検 準1級以上合格またはCSEスコア2304点以上
TOEFL iBT® 64点以上
TOEIC® (L&R+S&W) 1400点以上
GTEC (4技能合計スコア) 930点以上
TEAP (4技能合計スコア) 270点以上

他の要件も含めて詳しくはこちらをご確認ください:明治学院大学入試情報

最後に卒業後の進路を考えている高校生にメッセージをお願いします

グローバルな社会課題に関心を持っていても、どこからアプローチしてよいかまだ迷っている高校生の皆さんに、ぜひ国際学部に来ていただきたいと思います。仲間の学生、教員と一緒に学びながら考えていく環境が待っています。課題を理解し、議論するツールとして英語力も鍛えていきましょう。

参考URL
明治学院大学 国際学部ホームページ:
https://fis.meijigakuin.ac.jp/
明治学院大学 留学・国際交流について:
https://www.meijigakuin.ac.jp/international/