これで三日坊主とサヨナラできる ”英語習慣化”ステップ

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2021.07.14

英語学習の悩み

習慣化

テーマ

【これで三日坊主とサヨナラできる】英語習慣化ステップ

”英語習慣化”ステップ

WiLLies Englishで成果を出している生徒の皆さんに共通するのは「英語学習の習慣化」です。

「① 毎日どんなに忙しくても少しでいいから宿題を行う」⇨ 「② 担任講師に日々の成果を見てもらう」⇨ 「③ 課題意識をもってまた宿題を毎日繰り返す」というサイクルが習慣として身に付いています。

習慣ですので、毎日の歯磨きのように、毎日朝いれるコーヒーのように、英語学習が日々の生活の一部になっている状況です。もうこうなると”学習”という言い方はよくなく、”英語で何かをすることが生活の一部になっている”という状況です。 この習慣化が英語学習で重要であることは多くの方が感じられていると思います。でも「わかっちゃいるけど」・・ですよね。 ・わかっちゃいるけど、英語学習が3日坊主で終わってしまった・・・  ・わかっちゃいるけど、今回も教材を途中で投げ出してしまった・・・ ・わかっちゃいるけど、レッスン受講がだんだんと億劫になってしまった・・・

今回はせっかくWiLLies Englishを始めた、興味を持っていただいた方に、新しい習慣を身につける科学的なコツをお伝えします。 習慣化に関する書籍は多いのですが、最近書店でも有名な「習慣超大全 (BJ・フォッグ著)」には以下のような解説がありました。とてもわかりやすかったので紹介します。 この本には、”ある行動が起きるには、「モチベーション」「能力」「きっかけ」の3要素がそろわなくてはならない”(p56)とあります。 フォッグによると、このうちモチベーションと能力は以下のグラフのような関係にあります。


このグラフにある行動曲線の上にいる人は、なんらかのきっかけが与えられると行動が起きるが、下にいる場合はきっかけが与えられても行動が起きません。

グラフA地点の人:モチベーションはとても高いけど、実行しにくさが勝り行動がおきません。

グラフB地点の人モチベーションは低いけど、実行しやすさが勝り行動がおきます。
とかく「習慣化」や「継続」というわれると”やる気”(つまりモチベーション)の問題とされますが、このグラフをみると何か違うことがわかります。 そう「実行しやすさ」を上げれば「モチベーション」が少々低くても行動が起きることになります!

英語も一緒で最初はモチベーションが高く入会したのだけれど、いろんな理由でモチベーションが下がってきます。 このときに「実行しやすさ」がそのままだと、皆さんは行動曲線の内側に入ってしまいレッスン受講が億劫になってくる、教材を途中で投げ出す・・といった罠に陥ってしまいます。

じゃあどうすればいいのか? 
〜その1:モチベーションよりも実行しやすさ重視〜
目の前に試験がある、どうしても半年後に留学したいといった具体的なゴールがある場合はモチベーションを高く維持することができますが、一般的には「モチベーション」には波がありなかなかコントロールすることが難しいものです。 おすすめは「実行しやすさ」を極限まであげてあげることです。 WiLLiesのレッスンでいうと、以下のように実行しやすさを上げることをおすすめします

1. 自由予約制よりも担任制(いちいち予約しないといけない=つまり実行しにくさにつながる。また後述する「きっかけ」の点でも重要です)
2. 50分レッスンよりも25分レッスン(30分だけ確保のほうが実行しやすいですよね)
3. GCCとRLC両方よりもどちらかに集中(教材が2冊あるよりも1冊の方が実行しやすい)
4. 毎日の宿題は3分だけ音読すればいいと割り切る(シャドーイングのためスマホ開いて、Playして・・これだけで実行しにくくなります)
5. 宿題の教材は常に”開いて”学習する場所・時間(後述します)においておく(歯ブラシと歯磨き粉は洗面所のコップにセットで置いてますよね)

いかがでしょうか? もっともっと簡単にできるのであればOKです。ぜひそうしてください。たとえば、宿題の教材を毎日手に取るだけでもOKです。 ここまで書くと「本当にこれで英語の力がつきますか?」「XXXまでに試験合格しますか?」という質問を受けます。 答えは「なにもやらないより、ここで辞めるより確実に力がつきます」。また、ずっとこのペースで学習するわけではありません。重要なのはまずは習慣化すること。それからだんだんと負荷をかけていけばいいのです。

英語学習は長い道のりです。焦らず、まずはこれまでの”英語三日坊主”からサヨナラしましょう。 上記のように実行しやすさをぐんと下げたら次にやることは効果的な「きっかけ」作りです 

〜その2:「きっかけ」の与え方〜
「習慣超大全」のフォッグによると、新しい習慣を身につけるための「きっかけ」は”〜をした直後”という表現で説明しています。例えば、「朝起きてベッドから足を床につけた後に・・・を行う」というイメージです。

これはWiLLiesで英語学習の習慣化に成功している人にも共通していて、これらの生徒の皆さんは、学習する場所と時間がいつも決まっています。 ”いつでも・どこでも”は魅力的なキーワードですが、こと習慣化に成功している人は”決まった時間・決まった場所”が重要です。

例えば・・
1. 朝食を食べる前、テーブルに席をついた直後に「宿題の音読を行う」
2. 朝起きてコーヒーメーカーのスイッチをオンにした直後に「宿題の音読を行う」
3. 朝トイレに入った直後に「宿題の音読を行う」
4. 朝パソコンのスイッチを入れた直後に「宿題の音読を行う」
5. 朝通勤/通学電車に乗ってつり革に捕まり深呼吸した直後に「宿題の音読を行う」
といった具合です。

私のおすすめのきっかけは「朝」です。
それは特に社会人の方も含めて朝が一番自分の意思でコントロールしやすい時間だからです。 日中や夜はどうしてもいろいろと予測街の予定が入りがちですし、体力的にも精神的にも疲れている方が多いと思います。 ただこれも個人差あるので日中のランチタイムが良いかた、夜のお風呂に入る前が良い方などあるかと思いますので、それはそれでOKです。 このきっかけは人それぞれで、数日ためしてしっくりこなければ変更してみましょう。

あと一つ重要なのは、前述した教材はこのきっかけにある「時間と場所」に置いておかないといけません。

上記2の”朝起きてコーヒーメーカーのスイッチをオンにした直後に「宿題の音読を行う」”であれば、コーヒーメーカーの横に教材を開いて置いておく必要があります。 いかがでしょうか?

どんなに忙しくても”3分間”だけであればなんとか続けられるのではないでしょうか? もしそれでも難しい場合は、レッスン中はフリートークに切り替えましょう。もしくはレッスン中に講師と宿題を一緒にやるのでもかまいません。

どんなことも習慣化できればこっちのもの。英語上達の一番の難関をクリアしたといっても良いでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。