外資系転職に必要な英語力|TOEICスコアの目安と業界・職種別の基準を解説|コラム|ウィリーズ英語塾
COLUMNウィリーズ英語塾コラム
2026.09.04
ビジネス・日常英会話
テーマ:
外資系転職に必要な英語力|TOEICスコアの目安と業界・職種別の基準を解説

外資系企業の求人に目を通しながら、「この英語力で応募していいのだろうか」と手が止まる。転職サイトに登録はしたものの、英語欄に書ける数字がないまま数ヶ月が過ぎている。そんな状態の方は少なくありません。
あるいは、TOEICのスコアは持っているのに、英語面接があると聞いた途端に応募をためらってしまう。読み書きはできるが、会議で発言できる自信がない。そういう悩みもよく聞きます。
外資系転職で英語力の話がややこしくなるのは、「外資系に必要な英語力」という一つの基準が存在しないからです。同じ会社の中でも、ポジションによって求められる水準はまったく違います。
だからこそ、判断の順番を変える必要があります。「自分の英語力で外資系に行けるか」ではなく、「自分が狙うポジションでは、どの場面で英語を使うのか」から逆算するのです。
そこで本記事では、外資系転職で求められる英語力を「スコアの基準」「業界別」「職種別」「選考フェーズ別」という4つの角度から整理します。そのうえで、基準に届いていない場合に何をどの順番で伸ばすのかを、期間別の設計としてご紹介します。
公的なデータで確認できる部分は出典を示し、確認できない部分は「一般的な傾向」として区別して記載します。判断材料として使えるように、数字の意味も丁寧に解説します。
目次
外資系転職に英語力は必須か|答えは「ポジション次第」

最初に、多くの方がつまずく前提を整理します。外資系企業だからといって、すべての社員に高い英語力が求められるわけではありません。
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)が公開している外資系企業人事担当者へのインタビューでは、この点が明確に語られています。外資系化粧品会社の人事担当者は、英語力が必須なのはマネージャークラス以上であり、一般社員はグローバルとのコミュニケーションを業務上求められなければ、読み書きが多少でき、日常会話ができる程度でも業務に支障は少ないと述べています(IIBC「外資系企業人事担当者に聞く、キャリア採用で重視する英語力」、2024年11月8日公開)。
なお、この記事は外資系化粧品会社に勤務する人事担当者1名へのインタビューです。以下、本記事で「IIBCインタビュー」として引用する箇所は、すべてこの1社の事例・個人の見解であり、外資系企業全体の基準を示すものではありません。
これは、外資系転職を考えるうえで重要な出発点です。英語力の要否を決めているのは「外資系かどうか」ではなく、そのポジションが誰と何語でやり取りするかだからです。
英語を使う相手が誰かで、必要な水準が変わる
ポジションを見るときは、英語を使う相手を3層に分けて考えると整理しやすくなります。
| 層 | やり取りの相手 | 求められる主な技能 |
|---|---|---|
| 第1層 | 日本国内の顧客・取引先が中心 | 英語は資料の読解程度。日本語での実務能力が主 |
| 第2層 | 海外拠点・本社の担当者とメールやチャット | 読む・書くが中心。定例会議への参加が加わることも |
| 第3層 | 本社の意思決定層、他国のマネージャー | 4技能すべて。議論・交渉・説明の力が問われる |
求人票を読むときは、「英語力必須」という一文だけで判断しないでください。業務内容の欄に、レポートラインが海外にあるか、定例会議の言語は何か、成果物の提出先はどこかといった情報が書かれていることが多くあります。
そこから、自分が第何層に入るのかを見極めます。第2層までであれば、読み書きを軸に整えることで射程に入るケースもあります。
求人票で確認したい5つのチェック項目
層を見極めるために、応募を検討している求人票を1つ開いて、次の5点を確認してみてください。書かれていない項目は、面接の逆質問で聞くべきことのリストになります。
- 頻度:英語を使うのは毎日か、週単位か、必要が生じたときだけか
- 相手:海外本社か、海外拠点か、海外の顧客か、社内の外国籍の同僚か
- 成果物:メール・資料・会議での発言・交渉・プレゼン・技術文書のどれか
- 指標の指定:TOEIC・英検・TOEFL・IELTS・VERSANTなど、特定のスコア要件があるか。それは必須か歓迎か
- 曖昧な要件の中身:「ビジネスレベル」「流暢」とだけ書かれている場合、具体的に何ができることを指すのか
最後の項目は、面接で必ず確認する価値があります。同じ「ビジネスレベル」でも、企業によって指す水準はまったく違うためです。
「英語ができない」の中身を分けて考える
もう一つ、応募をためらう理由を分解しておきましょう。英語ができないという感覚は、実際には次の3つのどれかであることがほとんどです。
- 指標がない:実務では使えているが、書類に書ける客観的なスコアを持っていない
- 技能が偏っている:読み書きはできるが、会議での発話と聞き取りに不安がある
- 絶対量が足りない:語彙・文法の土台そのものを作り直す必要がある
この3つは、必要な対策も、必要な期間もまったく違います。一つ目なら受験するだけで解決しますが、三つ目は数ヶ月単位の取り組みになります。
自分がどれに当たるかを決めないまま「英語を勉強しよう」と始めると、優先度の低い作業に時間を使うことになりがちです。転職という締め切りがある以上、ここの切り分けは最初に済ませておく価値があります。
外資系転職で求められる英語力の基準|TOEICスコアとCEFRの対応表

次に、具体的な数字を見ていきます。ここでは公的に確認できるデータだけを使い、出典を明示します。
まず押さえておきたいのは、TOEICのスコアは絶対的な合格ラインではなく、企業が候補者を絞り込むための参考値として使われているという点です。それでも、書類選考の段階で客観的な指標があるかどうかは実際に影響します。
採用・昇進で企業が参考にしているスコア
IIBCの「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」では、TOEIC Programを活用している企業・団体528社を対象に、採用や昇進で要件・参考とするスコアが調査されています。
| 場面 | 要件・参考とするTOEIC L&Rスコアの平均 |
|---|---|
| 新卒採用 | 545点 |
| 英語を使用する部署の中途採用 | 620点 |
| 海外出張者の選抜 | 620点 |
| 海外赴任者の選抜 | 635点 |
| 昇進・昇格(課長) | 530点 |
| 昇進・昇格(部長) | 565点 |
| 昇進・昇格(役員) | 600点 |
同調査では、社員に期待する平均スコアも示されており、2019年時点で中途社員が560点、海外部門が690点となっています(出典:IIBC「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」)。
ここで注意していただきたいのが、この調査の対象です。回答したのはTOEIC Programを活用している国内の企業・団体528社であり、外資系企業に限定した調査ではありません。したがって、620点という数値を「外資系転職の下限ライン」として扱うことはできません。
あくまで、英語を使う部署の中途採用で参考にされているスコアの、2019年時点の平均値です。応募先が求める水準は、求人票に明示された要件と、選考過程での確認によって判断してください。
一方、前掲のIIBCインタビューでは、外資系化粧品会社のマネージャークラス・ディレクタークラスはおおむねTOEIC L&R 700点以上を取得している場合が多く、一般社員は500点台以上が多いと語られています。こちらも1社の人事担当者の経験に基づく話であり、外資系全体の基準ではありません。層によって水準が変わることの実例としてお読みください。
TOEICスコアとCEFRの対応|合計点では判定できない
スコアだけを見ても、実務で何ができるかは分かりません。そこで参照されるのが、国際標準の枠組みであるCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)です。
ただし、ここで多くの記事が誤って伝えている点があります。IIBCが公表している対照表は、TOEIC L&Rの合計点をCEFRに換算する表ではありません。リスニングとリーディングそれぞれについて、CEFRの各レベルの最低スコアが示されています。
| CEFR | Listening(495点満点) | Reading(495点満点) | TOEIC Speaking(200点満点) |
|---|---|---|---|
| A1 | 60点以上 | 60点以上 | 50点以上 |
| A2 | 110点以上 | 115点以上 | 90点以上 |
| B1 | 275点以上 | 275点以上 | 120点以上 |
| B2 | 400点以上 | 385点以上 | 160点以上 |
| C1 | 490点以上 | 455点以上 | 180点以上 |
数値はいずれも各レベルに対応する最低スコアです(出典:IIBC「TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表」)。
この表の読み方で重要なのは、技能ごとに判定するという点です。たとえばリスニング450点・リーディング335点で合計785点だったとしても、リーディングがB2の385点に届いていません。合計点が同じでも、両技能でB2の水準にあるとは言えないのです。
つまり、「TOEIC L&Rが何点だからCEFRのどのレベル」という合計点での換算は成立しません。自分の位置を知りたい場合は、成績表のリスニングとリーディングのスコアを別々に上の表と照らしてください。
L&Rのスコアからは、話す力を判断できない
もう一つ、外資系転職では特に重要な注意点があります。TOEIC L&Rは、聞く力と読む力の2技能を測る試験です。話す力・書く力は測定していません。
したがって、L&Rの点数から「会議で議論できるか」「英語面接に耐えられるか」を判断することはできません。求人票に「TOEIC 700点以上」とあっても、その数字が示しているのは受容技能の水準であり、発話の運用力ではないということです。
会議での発言や交渉が業務に含まれるポジションを狙うなら、TOEIC Speaking、TOEIC Speaking & Writing、あるいは後述するスピーキング特化の指標を併用するのが現実的です。英語を使った実務経験そのものも、判断材料になります。
| テスト | 測定する技能 | 主な用途 |
|---|---|---|
| TOEIC Listening & Reading | 聞く・読む | 書類選考での指標、社内の基準スコア |
| TOEIC Speaking | 話す | 会議・面接で問われる発話力の確認 |
| TOEIC Speaking & Writing | 話す・書く | 発信技能をまとめて示したい場合 |
CEFRのレベル記述そのものも、幅の広い能力の枠組みです。B2やC1に相当するスコアを持っていることと、特定の会議や交渉を実際に遂行できることは同じではありません。専門知識、相手、会議の形式、発話の経験量によっても結果は変わります。
英検・VERSANTを併用するという選択肢
TOEIC以外の指標を組み合わせるという方法もあります。ここでは、社会人が実務で使いやすい2つを取り上げます。
英検は、日本英語検定協会が各級で判定されるCEFRレベルを公表しています。1級はC1またはB2、準1級はB2またはB1、2級はB1またはA2です(出典:日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」)。
ここで押さえておきたいのが、この判定の仕組みです。表示されるのは「4技能総合CEFR」で、技能別スコアを足し合わせた4技能総合スコアに基づいて算出されます。受験級ごとにCEFRの算出範囲が定められており、総合スコアがその範囲を下回った場合はレベルが表示されません。
つまり、級とCEFRレベルが1対1で決まるわけではありません。同じ級を受験しても、4技能総合スコアによって表示されるレベルは変わります。また、4技能すべてを受験しないと4技能総合CEFRは判定されない点にもご注意ください。
スピーキングに特化して示したい場合は、Pearsonが提供するVersant by Pearson English Speaking and Listening Testという選択肢もあります。テスト時間は約20分・40問で、スピーキング50%・リスニング50%として評価され、総合点とサブスコアは10〜90点のGSE(Global Scale of English)スコアで示されます。
なお、受験方式・スコア尺度・受験料は変更されることがあります。申し込み前に各試験の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
英検を選ぶ場合、CSEスコアの読み方は英検スコア(CSE)から自分の学力・課題を把握する方法にまとめています。技能別スコアから弱点を特定する手順が分かります。
どの指標を使うにせよ、大切なのは技能の偏りを自分で把握しておくことです。読み書きが強いのか、聞く話すが強いのかによって、応募できるポジションも、面接での見せ方も変わります。
短期間で聞き取りの課題に取り組み、3ヶ月でTOEIC 795点を取得された受講生の事例です(3ヶ月でTOEIC 795点・リスニング克服の対談動画:)
掲載している事例は個人の結果です。開始時の英語力、学習時間、受験したテストの形式や時期によって成果は異なります。
【業界別】外資系企業で求められる英語力の目安

同じ外資系でも、業界によって英語の使われ方は大きく異なります。ここでは、英語を使う場面の性質から業界を整理します。
先にお断りしておきます。以下は業務場面から整理した確認の観点であり、公的に定められた採用基準やスコア要件ではありません。日本法人の規模、海外本社との関係、担当業務、役職、レポートラインによって必要な英語力は大きく変わります。応募先ごとに求人票と選考過程で確認してください。
本社との距離が、英語の使用頻度を左右する
業界を分けるうえで効くのは、日本法人が本社に対してどのような位置づけにあるかという点です。日本市場向けの販売拠点なのか、グローバルの機能の一部を担っているのかで、英語の使用頻度は変わります。
| 業界 | 英語の主な使用場面 | 技能の重心(傾向) |
|---|---|---|
| 外資系コンサルティング | 英語資料の作成、グローバルチームとの協業、クライアントへの説明 | 話す・書くの比重が高くなりやすい |
| 外資系金融 | 本社レポートの読解と作成、市場情報の即時把握、国際会議 | 読む速度と、会議での応答の両方 |
| 外資系IT・ソフトウェア | 技術ドキュメントの読解、海外エンジニアとのやり取り | 読む・書くが中心。職種により話す力が加わる |
| 外資系メーカー(製造) | 技術文書、仕様のすり合わせ、工場・拠点間の連絡 | 読む・書くが中心。日本語中心の職務も残りやすい |
| 外資系消費財・小売 | 本社への企画承認、ブランドガイドラインの解釈 | 承認・交渉を担う職務では話す力の比重が上がる |
| 外資系製薬・医療機器 | 規制文書・治験資料の読解、本社との報告 | 読む力と専門語彙の比重が高くなりやすい |
「読む比重が高い職務」と「話す比重が高い職務」
この表を、技能の観点でもう一度見直してみてください。ただし分かれ目は業界そのものではなく、その中で自分が担う職務の性質です。
規制文書・技術文書・グローバルレポーティングの比重が高い職務では、読解と文書作成が業務の中心になります。原文で読めなければ仕事のスピードが落ちるため、読む力への要求が高くなりやすい領域です。
一方、海外関係者との会議・承認・交渉の比重が高い職務では、聞く力と話す力が前面に出ます。前掲のIIBCインタビューでも、ブランドマネージャーには英語での説明・ディベートができる人材が求められると語られていました。
自分が狙う職務がどちらの重心にあるかを知ると、限られた学習時間の配分を決められます。読む比重が高いなら語彙と精読、話す比重が高いなら口頭で組み立てる練習に時間を寄せるのが合理的です。
同じ業界・同じ会社の中でも、部署と役職によって重心は変わります。業界名だけで判断せず、応募するポジションの業務内容から見極めてください。
【職種別】英語を使う場面と、必要になる技能

業界よりも実務に直結するのが職種の軸です。同じ会社の中でも、職種によって英語を使う場面はまったく違います。
ここでは、英語を使う典型的な場面と、そこで問われる技能を職種別に整理します。求人票を読むときの照合表としてお使いください。
| 職種 | 英語を使う典型的な場面 | 特に問われる技能 |
|---|---|---|
| 営業・セールス | 本社への売上報告、パイプラインのレビュー会議 | 数字を英語で説明する力。質疑への即応 |
| マーケティング | 施策の企画承認、ブランドガイドラインの解釈と交渉 | 説明とディベート。書く力も同時に必要 |
| 経理・財務 | 本社への月次報告、監査対応、会計方針の確認 | 読む・書くが中心。会計の専門語彙 |
| 人事 | グローバル人事制度の展開、本社人事との調整 | 制度文書の読解と、日本側事情の説明力 |
| エンジニア | 技術ドキュメント、issueやコードレビューのやり取り | 読む・書くが中心。会議参加が加わると話す力も |
| プロジェクトマネージャー | 複数拠点との進捗調整、リスクの共有 | 4技能すべて。とくに聞き取りと確認の表現 |
| カスタマーサポート | 本社エスカレーション、ナレッジの読解 | 読む力と、状況を正確に書く力 |
職種を問わず共通して必要になる3つの型
職種ごとの違いはありますが、外資系の実務で共通して求められる英語の型があります。ここを押さえておくと、どの職種でも初動が楽になります。
1つ目が、結論から述べる型です。多国籍の参加者が集まる会議では、まず結論を置き、その後に理由と根拠を並べる構成が理解されやすい場面が多くあります。日本語の説明順のまま英訳すると、話が長い、要点が見えないという受け取られ方につながりやすくなります。
ただし、望ましい進め方は組織文化・相手・議題によって異なります。結論を先に置く形を基本としつつ、参加している会議の実際の進み方に合わせて調整してください。
2つ目が、確認して聞き返す型です。聞き取れなかったときに黙ってしまうと、理解したと受け取られます。「Just to confirm, you mean …?」のように、自分の理解を言い換えて確認する表現を持っておくと、聞き取りの不足を会話の中で補えます。
3つ目が、数字と事実で語る型です。曖昧な形容ではなく、数値・期限・担当を明示する話し方は、そのまま信頼につながります。語彙が少なくても、この3つの型があれば会議での存在感は変わります。
型を実際のフレーズに落とし込む段階では、英語の会議やミーティングで役立つフレーズと実践事例が参考になります。本記事の3つの型を、会議の場面ごとの表現に置き換えた内容です。
職務経歴書で英語力をどう書くか
職種が定まったら、書類での書き方も変わります。スコアだけを1行書いて終わりにしている方が多いのですが、それでは実務での使用実態が伝わりません。
書くべきは、次の3点をそろえた記述です。使用した場面、頻度、担った役割。たとえば「本社ファイナンス部門との月次レビュー会議に英語で参加し、日本市場の売上見込みを説明(月2回)」といった形です。
スコアに加えてこの3点を具体的に示すと、採用担当者が実務経験を判断する材料になり得ます。前掲のIIBCインタビューでも、書類選考の際に客観的な指標となるスコアが書かれていることの必要性が語られる一方で、職歴や業務スキルを評価して採用に至るケースがあることにも触れられていました。
ただし、求人票に最低スコアや英語面接が明示されている場合、職務記述がそれを代替できるとは限りません。具体性は加点材料として考え、要件そのものは要件として満たす前提で準備してください。
もう一つ、細かい点ですがスコアには取得年月を併記しておくことをおすすめします。「TOEIC L&R 750点(2026年6月取得)」のような書き方です。求人によっては取得時期を評価上考慮する場合があるため、こちらから明示しておくほうが確実です。
選考フェーズ別|書類と英語面接で実際に見られているもの

ここからは、選考の各段階で英語力がどう評価されるのかを見ていきます。段階ごとに見られているものが違うため、準備の中身も変わります。
選考プロセスは企業・職種・採用する地域によって異なります。書類選考と複数回の面接に加えて、英語面接、課題・ケース面接、適性検査、リファレンスチェックなどが組み合わされる場合があります。
そのうち、英語力が直接問われるのは書類と英語面接の2箇所です。以下ではこの2つに絞って整理します。
書類選考|スコアは「足切り」ではなく「翻訳」に使われる
書類段階でスコアが果たす役割は、候補者の英語力を採用側の共通言語に翻訳することです。同じ「ビジネス英語レベル」という自己申告でも、人によって指す水準はまったく違います。
だからこそ、客観的な数値が1つあるだけで、書類の読まれ方が変わります。前掲のIIBCインタビューでは、グローバル企業としてはどこで受けてもスコアが同じ基準であることを重視しているという発言もありました。
スコアが低いと感じている場合でも、記載を避けるより、現在地と伸ばす意志をセットで示すほうが評価につながることがあります。同インタビューでは、面接でスコアを伝えたうえで向上への意志を語れば、英語への関心を示す材料になるという趣旨のアドバイスも紹介されています。
英語面接|「正確さ」だけでなく「応答」も見られている
英語面接で緊張する最大の理由は、完璧な英語を話さなければならないという思い込みです。しかし、見られているのはそれだけではありません。
前掲のIIBCインタビューでは、評価基準として、一般的な質問にどれだけ的確に答えられているか、踏み込んだ話への応答の仕方、ボキャブラリーの質が挙げられています。加えて、あまりにもフランクな日常英語はビジネスシーンにふさわしくないため採用につながらない場合があるとも語られています。ポジションごとに、論理的思考や戦略的思考といった評価基準もあるとのことでした。
ここから読み取れるのは、英語面接の評価は文法の正確さだけで決まるわけではなく、質問への的確な応答と、深掘りされたときの対応力も同じように見られているということです。
とはいえ、正確さを軽視してよいという話ではありません。誤りが多すぎて意味が通じない場合や、場面に合わない表現を繰り返す場合は、評価に影響し得ます。「伝わる構成」と「業務に支障のない英語」を両立させるのが目標です。
英語面接の準備は「3層で答える」練習に絞る
限られた準備時間で成果を出すなら、想定問答の暗記より、答え方の構造を身につけるほうが効果的です。次の3層で答える練習をおすすめします。
- 第1層:結論を1文で述べる(15秒)
- 第2層:根拠を数字や事実で2〜3文添える(30秒)
- 第3層:踏み込んだ質問が来たときに出す具体例を用意しておく
実際の面接でつまずくのは、第1層ではなく第3層です。準備した自己紹介は話せても、「そのプロジェクトで一番難しかったのは何ですか」と踏み込まれた瞬間に止まってしまう。これは、暗記型の準備の限界です。
対策は、同じ経験について異なる角度から質問される練習を繰り返すことです。1つの職務経験に対し、課題・自分の役割・失敗・学び・数値成果という5つの角度から英語で答えられるようにしておくと、想定外の質問にも手持ちの材料で対応できます。
具体的な練習の形は、次のとおりです。まず1つのプロジェクトを選び、結論・状況と課題・自分の行動・数値の結果・学び、の順に60〜90秒で説明します。そのうえで「What was the biggest challenge?」「What would you do differently?」といった追加質問に続けて答えます。これが第3層の訓練にあたります。
また、外資系の面接では逆質問の時間が英語で設けられることも珍しくありません。組織構造や評価制度について、事前に2〜3問を英語で用意しておくと、会話の主導権を持てます。
実際のやり取りの形を確認したい方は、英語面接の自然な対話例と頻出質問10問もあわせてご覧ください。本記事の「3層で答える」型を、具体的な英文に当てはめて練習できます。
英語力が基準に届いていないときの3つの打ち手

ここまで基準を見てきて、自分の現在地が足りないと感じた方もいるはずです。ここでは、その状態からとれる打ち手を整理します。
前提として、英語力の不足は珍しいことではありません。前掲のIIBC調査(2019年公開・回答した企業・団体528社)では、社員や職員に不足している、今後強化する必要がある知識やスキルとして「英語」を挙げた企業・団体が67.0%にのぼり、企業側も同じ課題を抱えていることが分かります。
打ち手1|英語要件の低いポジションから入る
1つ目は、入口を変える方法です。同じ会社でも、ポジションによって英語要件は違います。第1層・第2層のポジションで入り、社内で英語を使う業務に移っていく道筋があります。
前掲のIIBCインタビューでも、入社後に英語を使わないポジションから、英語力を向上させて昇格を目指す人が多いことが語られていました。重視されているのは、英語を学んでキャリアを積みたいという意志の有無です。
この方法の利点は、実務の中で英語に触れる量が増えることです。2019年のIIBC調査では、ビジネスパーソン466人が挙げた英語力向上の課題として「仕事で英語を使う機会が少ない」が50.4%で最も多く選ばれていました。使う環境に身を置けること自体が、学習環境として機能します。
打ち手2|技能の穴だけを埋めて、指標を作る
2つ目は、全体を底上げするのではなく、足りない技能に絞って対策する方法です。転職という締め切りがある以上、この絞り込みが効きます。
読み書きに問題がなく、話す力だけが不安なら、TOEIC L&Rの点数を上げる勉強は優先度が下がります。むしろ、スピーキングを測る指標を1つ取得し、口頭で答える練習に時間を寄せるほうが選考に直結します。
逆に、実務経験は十分でも書類に書ける数字がないだけなら、まずは受験して現在地を数値化することが最短です。何を伸ばすかを決める前に、何が足りていないのかを測るところから始めてください。
どの技能を独学で伸ばし、どこから人の手を借りるかの線引きは、英語独学の限界と技能別の判断基準で整理しています。技能ごとに伸びる領域と頭打ちになる領域が違うためです。
打ち手3|期限を切って、集中的に引き上げる
3つ目は、転職活動の開始時期を数ヶ月後ろにずらし、その間に集中して伸ばす方法です。現職を続けながら取り組めるため、リスクを抑えられます。
ただし、この方法には条件があります。期限と目標が具体的であること、そして週あたりの学習時間を実際に確保できることです。
参考になる数字があります。2019年のIIBC調査で、普段から英語を学習していると回答した186人の1週間あたりの学習時間は、自己申告で平均3時間42分でした。このうちTOEIC L&R 800点以上の層に限ると6時間4分と、差がついています。
これは学習時間だけがスコア差の原因であることを示すものではありませんし、対象も「普段から学習している人」に限られています。それでも、上位層が確保している時間の水準として一つの目安にはなります。週6時間は、平日1時間弱+週末に少し、という配分で届く範囲です。
ただし、現職と転職活動を抱えながら、時間の確保と学習内容の判断を同時に一人で回すのは簡単ではありません。期限が決まっている以上、設計を誰かと分担するという選択肢も現実的です。伴走者を置いて進めたい方は、代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムの内容をご覧ください。受講前には、無料の説明講習と田中代表との面談で、学習設計の方針を確認できます。
【期間別】転職までに英語力を上げる学習設計|3ヶ月と6ヶ月

ここからは、具体的な学習設計です。転職までに使える期間によって、優先順位の付け方が変わります。
以下は設計の一例です。開始時点の英語力、目標とする水準、これまでの実務経験、週あたりに投入できる時間、試験の日程によって、進み方も結果も大きく異なります。一定期間で特定の水準に到達することを示すものではありません。
そもそも必要な学習時間の総量を見積もりたい方は、英語習得に必要な時間と1000時間の逆算プランをあわせてご覧ください。本記事は転職の期限からの逆算、そちらは到達目標からの逆算という関係です。
3ヶ月|「指標づくり」と「答え方の型」に絞る設計例
3ヶ月の場合、総合的な英語力の底上げよりも、対象を絞るほうが現実的なことが多くなります。書類に書ける指標を作ることと、英語面接で答えられる状態を作ることの2点です。
| 時期 | やること | 1週間の目安 |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 現在地の測定、語彙と頻出構文の集中補強 | 6時間(語彙3時間・口頭練習3時間) |
| 2ヶ月目 | 職務経歴を英語で語る素材づくり、口頭での反復 | 6時間(口頭練習4時間・音読2時間) |
| 3ヶ月目 | 想定外の質問への応答練習、指標となる試験の受験 | 6時間(模擬応答4時間・仕上げ2時間) |
この設計の核は、2ヶ月目に置いた素材づくりです。自分の職務経歴を英語で語れる状態にしておくと、面接だけでなく職務経歴書の英語版にもそのまま使えます。
ウィリーズ英語塾では、この「日本語で考えた内容を、その場で英語に組み立てて口に出す」練習をGCC(Grammar, Composition and Conversation)と呼び、口頭英作文トレーニングとしてレッスンの核に置いています。文法を確認したうえで英文を組み立て、声に出して伝えるところまでを1セットで行う進め方です。
短期間でスピーキングの評価を伸ばした受講生の事例です(3ヶ月でVERSANT 19点アップの対談動画:)
掲載している事例は個人の結果です。開始時の英語力、学習時間、受験したテストの形式や時期によって成果は異なります。
6ヶ月|スコアと運用力を並行して進める設計例
6ヶ月確保できる場合は、指標の引き上げと実務での運用力を並行して進める組み方ができます。前半で土台、後半で運用という二段構えが基本形です。
| 時期 | 重心 | 具体的な内容 |
|---|---|---|
| 1〜2ヶ月目 | 土台 | 基本文型と基本動詞の運用、業界語彙の選定と定着 |
| 3〜4ヶ月目 | 産出 | 口頭英作文の反復、音読とシャドーイングで音を定着 |
| 5ヶ月目 | 実戦 | 会議・面接を想定したやり取り、訂正を受ける |
| 6ヶ月目 | 仕上げ | 指標となる試験の受験、書類の英語版を完成 |
音の定着を扱う段階を、ウィリーズ英語塾ではRLC(Reading, Listening and Conversation)と呼んでいます。音読からシャドーイングへ進める工程で、聞き取りの土台づくりを補う位置づけです。
期間や配分は、開始時点の英語力、目標、確保できる時間によって変わります。上記は設計の一例であり、到達を保証するものではありません。
続けるための現実的な工夫
設計より難しいのが継続です。転職活動と学習を並行させると、面接の日程が入った週に学習が止まりがちになります。
対策は、1日の単位を小さくしておくことです。1回30分を10〜15分単位に割っておけば、忙しい日でも一部だけは実行できます。まったくやらない日を作らないことが、再開のハードルを下げます。
もう一つは、記録を残すことです。2019年のIIBC企業・団体調査では、英語教育における課題として「対象者のやる気や積極性を引き出せない、維持できない」と回答した企業・団体が66.3%にのぼり、選択肢のなかで最も多くなっていました。個人でも企業でも、モチベーションは意志ではなく仕組みで支えるものだと考えたほうが現実的です。
AI翻訳が普及しても、外資系で英語力が問われ続ける理由

ここで、多くの方が気にしている論点に触れておきます。翻訳ツールがこれだけ進化した今、外資系転職で英語力はどこまで必要なのかという問いです。
結論から言えば、AIの活用と英語力の獲得は対立するものではありません。分担が変わるだけです。
人事担当者が語る、AI時代の英語力
前掲のIIBCインタビューでは、AIの発達を前提としたうえで、リスニングとスピーキングではこれまで同様の英語力が求められると述べられています。基本的なコミュニケーションとして、AIより生の声で話すことを大事にしている文化があるためです。
リーディングとライティングについては機械翻訳を使うこともあるとしつつ、ニュアンスが変わり概念が異なってしまうこともあるため、相手が本当に伝えたいことを察するには人が必要だという認識も語られています。
ここで語られているのは1社の人事担当者の見解であり、すべての外資系企業に当てはまるものではありません。ただ、実務の感覚とよく合う整理でもあります。下書きや要約、用語の確認、定型的な文書作成はツールが補助できる一方、会議・面接・交渉のように即時性と判断が関わる場面では、本人の理解と説明の力が重要になりやすいということです。
AIを学習に組み込むときの使い分け
一方で、AIツールは学習の強力な補助になります。反復練習、下書きの作成、確認すべき観点の洗い出しなどは、時間をかけずに数をこなせる領域です。
語彙の反復、短文の文法チェック、発音の自己確認、想定質問の量産などがこれにあたります。逆に、話し方の適切さ、文脈に合った表現の選択、相手との距離感の調整といった判断は、人に見てもらうほうが確実です。
英語面接の準備でAIを使う場合は、観点を指定すると精度が上がります。次のような指示が実用的です。
以下は外資系企業の英語面接での回答です。①文法の誤り、②ビジネスの場にふさわしくない表現、③より簡潔で自然な言い方、④面接官が追加で聞いてきそうな質問を3つ、の順で指摘してください。内容は変えないでください。
ただし、AIの訂正の頻度や質は、製品・設定・指示の出し方によって大きく変わります。文法の修正、発音の評価、面接回答の提案にも、誤りや文脈に合わない内容が含まれることがあります。応募先に提出する書類や重要な英文は、信頼できる辞書や公式資料、人の確認も併用しておくと安心です。
もう一つ、転職活動でAIを使うときに気をつけたいのが情報の扱いです。職務経歴書の推敲や面接練習で、現職・前職の未公開情報、顧客名、売上の実数、社内資料の内容をそのまま入力するのは避けてください。「大手製造業の顧客」「売上を約2割改善」のように、匿名化した表現や概数に置き換えれば、練習の目的は十分に果たせます。
練習量を稼ぐのはツール、方向のズレを直すのは人という役割分担が、現実的な落としどころになります。
キャリアのための英語に伴走する|WiLLiesの代表伴走型コーチングとは

本記事で整理した「基準の把握」「技能の絞り込み」「期間別の設計」「実戦での訂正」を、学習設計ごと引き受けているのが、ウィリーズ英語塾の代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムです。
担任制オンライン英会話・英語コーチングとして、GCC(Grammar, Composition and Conversation)という口頭英作文トレーニングを軸に、あなたが英語を使う場面から逆算して学習を組み立てます。
外資系転職を目標にする場合、必要なのは網羅的な英語力ではなく、狙うポジションで使う英語です。どの場面を想定し、どの技能に時間を配分するかを決めるところから設計します。
プログラムの特徴
- 累計2万人以上を指導してきた代表・田中が、目標と現状をふまえた学習計画を直接作成します
- 開始から3ヶ月は、毎日の学習日報に代表が個別フィードバックを行います。4〜6ヶ月はグループ伴走に移行し、自走できる状態を目指します
- 担任講師制で、代表が担任をアサインします。日々のレッスン内容まで代表と講師が連携するため、学習計画とレッスンがつながります
- 自分が話したい内容をそのまま教材にする「1 min Speech」で、AI添削と音声のついた自分専用の口頭英作文教材を積み上げられます
- 約7分のAIスピーキング診断で、発音・リスニング・スピーキングを定期的に確認でき、次にやるべきことが具体的になります
- 卒業生も参加するコミュニティがあり、学習の続け方や壁の越え方が日々共有されます
- オリジナルWeb教材はプログラム終了後も継続して利用でき、独学に戻ったあとも活用できます
代表の田中は、英語ゼロの状態から米国大学へ編入・卒業し、霞ヶ関での官僚経験とボストンでのMBA取得を経て、日本IBMで15年にわたり事業戦略コンサルティング部門を率いてきました。ハーバード・ビジネススクールの特別プログラムにも派遣されています。
英語を学ぶ側として壁にぶつかった経験と、外資系の実務で英語を使う側としての経験の両方が、指導の土台になっています。現在も毎年100名以上を直接コーチングし、大手航空会社・製造業・銀行・証券の法人英語研修も毎年リピートで受注しています。
受講生の声
レッスン前のスモールトークが非常に勉強になります。日本の食文化に関することを説明するのは非常に難しいですが、とてもためになると思います。実際に仕事でも海外のビジネスマンとのスモールトークで使用できる表現が身につくように感じます。
(社会人コース受講生・東京都在住/公式サイト「お客様の声」より)
レッスンを受けるようになってから、だんだんと文章で自分の伝えたいことを伝えられるようになってきました。私の文章をその場でチェックしてくれるので、間違いや違う言い回しをすぐに確認できて有り難いです。
(社会人コース受講生・東京都在住/公式サイト「お客様の声」より)
試験対策を目的とせず、基礎の作り直しと日々の練習に取り組んだ結果、半年でTOEICのスコアが210点上がった受講生の事例です(半年でTOEIC 210点アップの対談動画:)
プログラムの考え方や6ヶ月の進め方は、田中代表が直接解説する以下の動画をご覧ください(コーチング説明動画:)
受講の前には、無料の説明講習と田中代表との面談の場をご用意しています。転職の時期や狙うポジションを踏まえて、学習設計の方針を申し込み前に確認していただけます。
まとめ|外資系転職の英語力は「ポジションからの逆算」で決まる

本記事の要点を整理します。
- 外資系だから英語必須という一律の基準はない。英語力の要否はポジションと、やり取りする相手で決まる
- 2019年のIIBC調査では、英語を使用する部署の中途採用で参考にされるTOEIC L&Rスコアの平均は620点、海外赴任者の選抜は635点。ただし外資系限定の調査ではなく、採用ラインではない
- 外資系化粧品会社1社の人事担当者の事例では、マネージャークラス以上はTOEIC L&R 700点以上が多く、一般社員は500点台以上が多い
- IIBCのCEFR対照表は技能別に示されている。B1の最低スコアはListening 275点・Reading 275点、B2はListening 400点・Reading 385点。L&Rの合計点だけからCEFRレベルを判定することはできない
- TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能を測る試験。会議での発言力を確認したいなら、TOEIC Speakingなどの発信技能の指標や実務経験を併用する
- 読む比重が高い職務と、話す比重が高い職務がある。業界名ではなく、担当する職務の重心に学習時間を寄せる
- 職種を問わず役立つのは、結論から述べる型、確認して聞き返す型、数字と事実で語る型の3つ
- 英語面接では、文法の正確さだけでなく、質問への的確な応答、深掘りへの対応、語彙の質、ビジネスにふさわしい表現が総合的に見られる
- 基準に届かない場合の打ち手は、英語要件の低いポジションから入る、技能の穴だけを埋める、期限を切って集中的に引き上げる、の3つ
- AI翻訳は下書き・要約・用語確認を補助できる。一方、会議や面接のように即時性と判断が関わる場面では自分の言葉が必要になる
外資系転職における英語力は、超えるべき壁というより、狙うポジションに対して過不足があるかどうかの問題です。基準そのものが動く以上、自分の現在地とポジションの要件を並べて見比べるところからしか始まりません。
まずは、気になっている求人を1つ選び、その業務で英語を使う場面を書き出してみてください。そこから逆算すると、必要な技能と、伸ばすべき順番が具体的に見えてきます。
そして、限られた期間で何をどこまで伸ばすかの判断を一人で抱えるのが難しいと感じるなら、設計を相談できる相手を持つという選択肢もあります。
※本記事の調査データは、IIBC「英語活用実態調査【企業・団体/ビジネスパーソン】2019」(企業・団体調査 n=528/調査期間2018年11月〜2019年2月、ビジネスパーソン調査 n=466/調査期間2018年12月)に基づいています。同調査の対象はTOEIC Programを活用している国内の企業・団体およびビジネスパーソンであり、外資系企業に限定した調査ではありません。数値は調査時点のものです。
※IIBCのインタビュー記事(2024年11月8日公開)は、外資系化粧品会社に勤務する人事担当者1名への取材であり、当該企業の事例および個人の見解です。外資系企業全体の基準を示すものではありません。
※TOEICとCEFRの対応は、IIBCが公表するListening・Reading・Speaking・Writingの技能別の最低スコアに基づいています。TOEIC Listening & Readingの合計点からCEFRレベルや発話の運用力を判定することはできません。
※スコアとCEFRの対応、各試験の仕様は2026年9月時点のIIBC・日本英語検定協会・Versant公式サイトの公開情報に基づいています。試験形式・スコア尺度・受験方式・受験料は変更される場合がありますので、受験前には各団体の公式サイトで最新情報をご確認ください。
※業界別・職種別の整理は、公的に定められた採用基準ではなく、一般的な業務場面をふまえた確認の観点です。応募先ごとの要件は求人票および選考過程でご確認ください。
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