ChatGPT音声機能 vs 英会話レッスン|AIで代替できる・できない領域を徹底比較|コラム|ウィリーズ英語塾
COLUMNウィリーズ英語塾コラム
2026.06.19
英語コーチング
ビジネス・日常英会話7
テーマ:
ChatGPT音声機能 vs 英会話レッスン|AIで代替できる・できない領域を徹底比較

「ChatGPTの音声機能でこんなに自然に英会話の練習ができるなら、もう英会話レッスンはいらないのでは?」——スマホに話しかけるだけで24時間いつでも英語で会話してくれるAIに触れて、そう感じた社会人の方は多いはずです。
一方で、「AI相手に何ヶ月も話しているのに、いまひとつ話せるようになった実感がない」「結局、何を直せばいいのか自分では分からない」というモヤモヤを抱えている方もいるでしょう。
その実感は、あなたの努力不足ではありません。ChatGPTの音声には「代替できる領域」と「代替できない領域」がはっきり分かれているからです。この線引きを知らずに使うと、せっかくの学習時間が空回りします。
そこで本記事では、ChatGPTの音声機能を使った英会話練習の具体的な方法を紹介したうえで、AIで代替できる領域・できない領域を人間の英会話レッスンと徹底比較し、両者の賢い使い分け方まで解説します。累計2万人以上の英語学習者を指導してきたウィリーズ英語塾の知見をもとにまとめました。
目次
ChatGPTの音声機能(高度な音声モード)とは|何がどこまでできる

まず、比較の土台として、ChatGPTの音声機能で実際に何ができるのかを整理しておきましょう。仕組みを正しく押さえておくと、後半の「できる・できない」の話がぐっと腑に落ちます。
音声会話(高度な音声モード)の仕組みと特徴
ChatGPTの音声会話は、テキストではなく声でAIと英語のやり取りができる機能です。スマホアプリやパソコンのブラウザから、マイクに話しかけるだけで英語の返事が音声で返ってきます。
従来の「読み上げ」と違い、高度な音声モード(Advanced Voice)ではAIの返答中でも、こちらから話しかけて会話に割り込めるため、人と話しているようなテンポのやり取りが可能です(応答のタイミングや精度は環境によって差があります)。OpenAIの公式情報では、音声会話はモバイルアプリやデスクトップのChatGPTで利用できるとされています。ただし利用できる回数・対応モデル・機能はプランや地域、時期によって異なるため、最新の提供状況はOpenAI公式のVoice Mode FAQで確認してください。
英語学習者にとっての利点は、相手が24時間いつでも付き合ってくれて、どれだけ言い間違えても疲れた顔ひとつしないことです。日本語を交えて「今のを英語で何と言う?」と質問することもでき、初心者でも会話を止めずに練習を続けられます。
ChatGPTのほかにも音声対応のAI英会話アプリは複数あります。アプリごとの特徴はChatGPT・Speakなど人気AI英会話アプリの比較で整理しているので、本記事は利用者の多いChatGPTの音声に絞って掘り下げます。
無料プランと有料プランでできることの違い(料金)
気になる料金ですが、ChatGPTには無料プランと、月額制の有料プラン(ChatGPT Plusは月額20ドル)があります。音声での会話は無料プランでも利用できる場合がありますが、利用できる回数・時間・品質や、使えるAIモデルには差があります。
たとえば無料プランでは音声の利用回数や時間に制限が設けられる場合があり、有料プランではより高い上限で使えるとされています。ただしプラン構成・料金・利用上限は変更される可能性があるため、申し込み前にOpenAI公式の料金ページで最新情報を確認してください。
ポイントは、月額制の有料プランなら、無料プランより高い上限で日常的に音声会話を練習相手にできるという点です。月20ドル前後(日本円換算は為替により変動)から始められる手軽さこそが、ChatGPT音声が英語学習のハードルを大きく下げた理由だと言えます。
ChatGPT音声で英会話を練習する具体的な方法【4ステップ&プロンプト例】

仕組みが分かったところで、実際の練習方法を見ていきましょう。何となく話しかけるだけでは効果が薄く、最初に「役割」と「レベル」を指示することが成果を分けます。今日からそのまま使えるプロンプト例も紹介します。
基本の練習フロー【4ステップ】
まずは、どんな目的でも共通して使える基本の流れを押さえましょう。次の4ステップを1回5〜10分から始めるのがおすすめです。
| ステップ | やること |
|---|---|
| ① 設定を伝える | 「英会話の練習相手になって。私のレベルは初級。ゆっくり、簡単な単語で話して」と最初にお願いする |
| ② テーマを決める | 「カフェでの注文」「自己紹介」など、今日練習したい場面を1つ指定する |
| ③ 会話する | 詰まったら日本語で「これは英語で何と言う?」と聞いてOK。会話を止めずに続ける |
| ④ 振り返る | 最後に「私の英語の間違いを直して、より自然な表現を教えて」と添削を依頼する |
特に重要なのが④です。話して終わりにせず、自分の発話のどこが不自然だったかを毎回フィードバックしてもらうことで、会話練習が学習に変わります。
レベル別・目的別のプロンプト例
目的に合わせてAIへの指示を変えると、練習の質が大きく上がります。代表的なプロンプト例を挙げます。
初心者で会話が続かない方は、こう伝えてみてください。「You are my friendly English tutor. 私が話せなくなったら、日本語でヒントを出して。1文ずつゆっくり進めて」。日本語のサポートを許可することで、沈黙への不安が減ります。
瞬間英作文を鍛えたい方は、「これから私が言う日本語を、すぐに自然な英語に直して。その後、私に音読させて」と指示します。言いたいことを英語に変換する反射神経を鍛えられます。
ビジネス英会話を実践したい方は、「あなたは取引先の担当者です。納期交渉のロールプレイをしましょう」とロールプレイを設定します。発音や言い回しが気になったら、その場で「もっとフォーマルな表現は?」と質問できます。
AIでの発話練習は、英語の土台を固める学習と組み合わせるとより効果的です。基礎づくりは英語のスピーキング力を向上させる勉強法もあわせて参考にしてください。
このように、相手の役割・自分のレベル・練習テーマの3つを具体的に指示するほど、ChatGPT音声は優秀な練習パートナーになります。一方で、この手軽さの裏で「AIには任せきれない領域」も見えてきます。次の章から、その線引きを掘り下げます。
ChatGPT音声で「代替できる」英語学習の領域

ここからが本題です。まずはChatGPT音声が人間のレッスンを十分に代替できる、得意な領域を整理します。これらは積極的にAIに任せて、学習を加速させましょう。
アウトプット量と「話す心理的ハードル」の解消
最大の強みは、圧倒的なアウトプット量を確保できることです。人間のレッスンは1回25〜50分が一般的ですが、AIなら通勤前の5分、寝る前の10分と、すきま時間に何度でも話せます。
英語は「知っている」だけでは話せるようになりません。話す量を確保することはスピーキング上達の重要な要素の一つであり(もちろんインプットや適切なフィードバック、内容の理解も同じく欠かせません)、その練習量を低コストで稼げる点でChatGPT音声は非常に優秀です。
さらに、相手がAIだと「下手な英語を聞かれて恥ずかしい」という心理的ハードルがありません。間違いを気にせず何度でも言い直せるため、人前で話すのが苦手な初心者の最初の一歩として最適です。
文法・語彙・発音の「即時フィードバック」
その場で疑問を解決できるのも、AIの得意分野です。会話の途中で「この単語の使い方は合ってる?」「もっとカジュアルな言い方は?」と聞けば、即座に答えと例文が返ってきます。
自分が書いた英文の添削や、言い間違えた表現の修正も瞬時にこなします。文法や語彙の「分からない」を一人で抱え込まずに潰していける点は、独学の効率を大きく高めてくれます。
発音についても、お手本となる音声をゆっくり読み上げてもらい、リスニングや音読の教材として使えます。ただしChatGPTの音声はお手本の再生が中心で、発音を細かく採点する専用ツールほど精密な評価は得意ではありません。基礎の反復はAIに任せつつ、発音の精密な矯正は別の手段と組み合わせると効果的です。
ChatGPT音声では「代替できない」英会話レッスンの領域

一方で、ChatGPT音声がどれだけ進化しても、人間の英会話レッスンを代替しきれない領域があります。ここを理解しないままAIだけに頼ると、いつまでも「なんとなく話せる」の壁を越えられません。
「ゴールからの逆算」と弱点の診断・学習設計
1つ目は、学習全体の設計です。AIは目の前の質問にはすばやく答えてくれますが、回答が常に正確とは限らず、「あなたが半年後に何を達成すべきで、そのために今どの順番で何をやるか」という設計図までは描いてくれません。
仕事で使う英語、TOEICのスコア、英検の級——ゴールによって最適な学習内容はまったく変わります。自分の弱点を客観的に診断し、限られた時間をどこに配分するかという戦略は、経験豊富な人間の指導者の領域です。
AIにも学習計画の相談はできますが、実際の学習履歴・発話のクセ・継続状況まで踏まえて長期的に軌道修正する伴走には限界があります。練習相手としてのAIと、学習を設計し伴走する役割の差が、数ヶ月後の成果に大きな差を生みます。
「自分では気づけない間違い」への指摘と継続の伴走
2つ目は、より根深い問題です。ChatGPTは基本的に協力的で、こちらの英語が多少おかしくても会話を成立させようとしてくれます。これは裏を返すと、こちらが指摘を求めない限り、致命的なクセを見逃しやすいということです。
本人が「正しい」と思い込んでいる発音や語法の誤りは、自分から添削を依頼しないため、永遠に修正されません。第三者の目で「あなたは無意識にここを間違え続けている」と指摘してもらえる環境は、独学では作りにくいものです。
そして最大の壁が「継続」です。AIはあなたが今日サボっても、明日やめても、何も言いません。一人でAI相手に練習を続けられる人は、実はそう多くないのが現実です。学習を習慣として定着させ、停滞期に励まし、軌道修正してくれる「伴走者」の存在こそ、人間のレッスンが持つ最大の価値です。
もし、AIを使ってみたものの「続かない」「何を直せばいいか分からない」と感じているなら、それはあなたの意志が弱いからではなく、伴走の仕組みがないからかもしれません。
ChatGPT音声と人間の英会話レッスンの違い【比較表】

ここまでの内容を、ChatGPT音声・オンライン英会話・英語コーチングの3つで一覧に整理します。どれが優れているかではなく、それぞれの役割が違うという視点で見てください。
6つの領域で見る違い
主要な6領域を、それぞれの得意・不得意で比較しました(◎=非常に得意/○=得意/△=限定的)。
| 領域 | ChatGPT音声 | オンライン英会話 | 英語コーチング |
|---|---|---|---|
| 話す量・手軽さ | ◎ 24時間いつでも・プラン上限内で | ○ 予約した時間のみ | ○ 課題として日々設計 |
| コスト | ◎ 月額制で低コストに練習しやすい | ○ 月数千〜1万円台 | △ 投資は大きい |
| 即時の疑問解決 | ◎ その場で多くの質問に回答 | ○ 講師に質問可能 | ◎ 専門的に対応 |
| 弱点診断・学習設計 | △ 自分で指示が必要 | △ 講師により差 | ◎ 個別に設計 |
| 間違いの指摘 | △ 求めないと甘くなる | ○ その場で訂正 | ◎ クセまで継続把握 |
| 継続:伴走・習慣化 | △ 自己管理が前提 | △ 予約は自力(○ 固定担任制の場合は毎回の予約不要) | ◎ 日々伴走し習慣化 |
表を見ると、ChatGPT音声は「量・コスト・即答」に圧倒的に強く、「設計・指摘・継続」では人間のサポートに分があることが分かります。
なお、AIの添削や発音フィードバックは便利ですが、不自然な表現や誤った情報(ハルシネーション)が混じることもあります。重要な表現や試験対策では、講師・公式教材・信頼できる辞書などで裏取りすることが大切です。
料金・コストはどう考えるべきか
コストだけを見ればAIが最安ですが、判断すべきは「目標達成までにかかる総コスト」です。月数千円でも、半年間迷走して成果が出なければ、その時間とお金は実質的なロスになります。
逆に、設計と伴走に投資して最短距離で目標に届けば、トータルでは効率的だったということも珍しくありません。金額の安さではなく「成果あたりのコスト」で比べる視点が、忙しい社会人ほど重要になります。
特に上記表の「継続:伴走・習慣化」は重要です。どんなに良い教材、AIを使ったとしても英語は継続できなければ成長はゼロです。
AIと人間レッスンの賢い使い分け・併用法【タイプ別】

ここまで読んで、「AIか人間か、どちらを選ぶべきか」と考えた方もいるかもしれません。しかし正解は二者択一ではなく、両者を組み合わせて、それぞれの強みを使い倒すことです。
社会人向け:AI×レッスンの1週間モデル
AIで日々の練習量を稼ぎ、人間のレッスンで方向性を定める。この役割分担を1週間に落とし込むと、次のようなモデルになります。
| タイミング | 担当 | 内容 |
|---|---|---|
| 平日の毎朝・すきま時間 | ChatGPT音声 | 瞬間英作文・ロールプレイで口を動かす量を確保 |
| 平日の夜 | ChatGPT(テキスト) | その日の発話を添削してもらい、表現をストック |
| 週1〜数回 | 人間のレッスン | 緊張感のある実戦・弱点の確認・学習方針の修正 |
AIで「量」を、人間で「質と方向性」を担保する。この併用が、独学の手軽さと指導の確かさを両立させる現実的な解です。
AIを使っても学習がなかなか続かない場合は、英語学習が続かない社会人向けの習慣化の工夫を取り入れると、併用の効果が安定します。
併用で成果を出した受講生の事例
実際に、日々の自主練習と人の伴走を組み合わせて、短期間でスコアを伸ばした受講生がいます。リスニングを克服し3ヶ月でTOEIC795点に到達した方の対談動画です(3ヶ月でTOEIC795点の対談動画:)
スピーキング指標のVERSANTで、3ヶ月で19点アップを実現した方の事例もあります(3ヶ月でVERSANT+19点の対談動画:)
いずれも、量をこなす自主練習に加えて、客観的なフィードバックと学習設計があったからこその成果です。なお、ここで紹介したのは個別の事例であり、成果の出方や再現性には個人差があります。
一人のAI学習に限界を感じる方へ——WiLLiesの代表伴走型コーチング

ここまで見てきたとおり、ChatGPT音声は「練習相手」として優秀ですが、学習設計・間違いの指摘・継続の伴走という「コーチ」の役割はAIだけでは担いきれません。その人間が価値を発揮しやすい領域を半年間まるごと提供するのが、ウィリーズ英語塾の代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムです。
担任制オンライン英会話・英語コーチングとして、文法(Grammar)→作文(Composition)→発話(Communication)を循環させるGCCメソッドで、「知っている英語」を「口から出る英語」に変えることを目的としています。
- 累計2万人以上を指導してきた代表・田中が、一人ひとりの学習計画を直接作成し、毎朝の学習日報にその日のうちにフィードバックします
- 代表・担任講師・生徒の「3人チーム」体制で、日々のレッスン内容まで代表が直接連携します
- 卒業生も参加するコミュニティがあり、学習の工夫や悩みが日々共有されるため、一人で抱え込まずに続けられます
- プログラムで使用するオリジナルWeb教材は、終了後も継続して利用できます
AIを使い倒しながらも、その上で人の伴走を組み合わせたい方に向いた設計です。
コーチングサービスを比較検討している方は、英語コーチング比較と失敗しない選び方もあわせてご覧ください。自分に合うサービスを見極める基準が整理できます。
受講生の事例とプログラム説明
多忙な社会人が学習を習慣として定着させ、成果につなげた事例の対談動画です。一人では続かなかった学習が、伴走によってどう変わるのかが分かります(学習習慣化の成功事例の対談動画:)
プログラムの考え方や進め方は、田中代表が直接解説する以下の動画をご覧ください(コーチング説明動画:)
受講前には無料の説明講習と田中代表との面談があり、ご自身の現在地や学習設計の方針、代表との相性を確認してから判断できます。無理な勧誘はありませんので、現状の課題を整理する場としてもご活用ください。
まとめ:AIを「使い倒す」ほど、人の価値が見えてくる

本記事では、ChatGPTの音声機能を使った英会話練習の方法と、AIで代替できる領域・できない領域を解説しました。
ChatGPT音声は、話す量の確保・低コスト・即時の疑問解決という点で、英語学習を大きく加速させる強力なツールです。一方で、ゴールから逆算した学習設計、自分では気づけない間違いの指摘、そして継続の伴走は、AIだけでは不十分になりやすく、人間の指導者が価値を発揮しやすい領域です。
だからこそ、AIか人間かではなく、AIで量をこなし、人で方向性と継続を担保する併用が、忙しい社会人にとって最も現実的な近道になります。AIを使い倒すほど、かえって人にしか埋められない部分がくっきりと見えてくるはずです。本記事が、あなたの学習設計の一助になれば幸いです。
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