海外赴任の英語準備|3ヶ月でやることを内示直後から逆算する駐在前ロードマップ|コラム|ウィリーズ英語塾

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2026.08.06

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海外赴任の英語準備|3ヶ月でやることを内示直後から逆算する駐在前ロードマップ

海外赴任が決まり3ヶ月の英語準備を始める日本人ビジネスパーソン

「来期から海外赴任を頼みたい」——上司からそう告げられた瞬間、真っ先に頭をよぎったのが英語のことではないでしょうか。

渡航まで残り3ヶ月。引き継ぎ、ビザ、住居、家族の学校探しと、やるべきことが一気に押し寄せるなかで、英語学習だけが後回しになっていく。「何から手をつければいいのか分からないまま、気づけば1ヶ月が過ぎていた」という状態は、赴任前の社会人にとても多いパターンです。

ただ、3ヶ月という期間は決して短すぎるわけではありません。問題は長さではなく、限られた時間を「赴任後に本当に使う英語」へ正しく配分できるかどうかです。分厚い文法書を最初のページから解き直すような準備をしてしまうと、3ヶ月あっても手応えは得られません。

そこで本記事では、海外赴任が決まった社会人が3ヶ月で英語準備を終えるための逆算ロードマップを、内示直後・2ヶ月前・1ヶ月前・渡航2週間前のフェーズごとに解説します。

週10時間しか取れない人向けの学習スケジュール、駐在直後の1ヶ月を乗り切るサバイバル英語、家族帯同時に必要な準備、そして多くの人がつまずく失敗パターンとその立て直し方までを一気に整理しました。

累計2万人以上の英語学習者を指導してきたウィリーズ英語塾の知見をもとにまとめています。

海外赴任が決まったら最初に確認する「必要な英語力」の現在地

スマホで録音して英語力の現在地を確認する海外赴任前の社会人

準備の初日にやるべきことは、参考書を買いに行くことではありません。「赴任先で自分は何を英語でやるのか」を具体的に書き出し、いまの英語力との差を測ることです。ここを飛ばすと、3ヶ月まるごと的外れな学習に費やしてしまいます。

駐在員に必要なのは「TOEICの点数」ではなく業務の型

海外に赴任する日本人は決して珍しい存在ではありません。外務省の海外在留邦人数調査統計によれば、海外に暮らす日本人は約130万人規模で推移しており、その多くが期限を定めて滞在する長期滞在者です。

海外に拠点を持つ日系企業の数も、海外進出日系企業拠点数調査のとおり7万拠点を超える規模で存在しています。

それだけの人数が赴任している一方で、「TOEIC○○点あれば駐在員として通用する」という一律の基準はありません。

参考までに、IIBCの公式データによれば、TOEIC L&R公開テストの平均スコアは2025年度で616点(Listening 337点/Reading 279点)でした。

ただしこの数字は、あなたの赴任先の会議で発言できるかどうかを示すものではありません。

実務で問われるのは、「自分の担当業務を英語で説明し、質問に答え、依頼できるか」という一点です。生産管理の駐在員に必要な英語と、営業の駐在員に必要な英語はまるで違います。まずは自分の業務の型を洗い出しましょう。

  • 週次・月次で参加する会議の種類と、そこで自分が話す内容
  • 現地スタッフや上司に日常的に出す指示・依頼の内容
  • 本社への報告メールで繰り返し使う表現
  • 取引先・顧客との会話で必ず出てくるトピック

洗い出したうえで、業務で頻出する表現を体系的に押さえたい方は仕事で即使えるビジネス英語の全知識もあわせてご覧ください。

レベルの目安はCEFRで押さえると分かりやすい

とはいえ、目安がまったくないと計画も立てられません。試験のスコアを一つの物差しとして使うなら、TOEICの各技能スコアをCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)の技能別の目安と照らし合わせると、現在地を整理しやすくなります。

IIBCが公開するTOEIC ProgramのスコアとCEFRの対照表では、TOEIC L&RのListening 400点以上・Reading 385点以上がB2(自立した言語使用者の上位)に対応するとされています。

一方、スピーキング面の目安であるTOEIC Speakingは160点以上がB2です。

ここで注意したいのは、これらがListening・Reading・Speaking・Writingそれぞれの技能別の目安だという点です。L&Rの合計点だけで、総合的にB2、あるいは会話力もB2と判定されるわけではありません。

だからこそ押さえておきたいのが、L&Rのスコアが高くても、スピーキング力が同じ水準とは限らないということです。読めて聞けるのに口から出てこないという状態は、L&Rのスコアだけを見ていると気づけません。

実際、TOEICで高いスコアを持ちながら「いざ話すとなると言葉が出てこない」という壁に直面し、2ヶ月でVERSANTのスコアを16点伸ばした受講生の事例があります。成果には個人差があります(TOEIC高得点でも話せない状態からの対談動画:)

3ヶ月前にやる自己診断:この5項目を試してみる

いまの現在地を測るには、テストを受けるより自分で試したほうが早い場合もあります。次の5項目を、スマートフォンの録音機能を使って実際にやってみてください。

診断項目 確認するポイント
自己紹介を60秒で話す 所属・担当業務・赴任目的を止まらずに言えるか
直近の業務を3文で説明する 専門用語を英語で言い換えられるか
現地ニュース動画を1分聞く 大意が取れるか、単語は拾えても文がつながらないか
依頼メールを5分で書く 日本語で考えてから訳していないか
聞き返しを英語で言う 「もう一度お願いします」を3通り即座に言えるか

録音を聞き直すと、自分がどこで詰まるのかがはっきり見えます。詰まる原因は単語不足とは限らず、文の骨格(主語と動詞)をすぐに決められないことが課題として見つかる場合もあります。

語彙、処理速度、聞き取り、発音への不安など、つまずく場所は人によって異なります。この診断結果が、この後のロードマップで優先すべき領域を決めてくれます。

3ヶ月しかない人が捨てるべき「準備の遠回り」3つ

海外赴任前の英語準備で優先する教材を絞り込んだデスク

3ヶ月の準備で成果が出ない人には、共通する時間の使い方があります。どれも真面目な人ほど陥りやすいもので、努力が足りないのではなく、投じる先が間違っているだけです。捨てる判断を先にすることで、必要な学習に時間を集中できます。

遠回り1:分厚い文法書を1ページ目からやり直す

「基礎からやり直そう」と総合英文法書を買うのは、赴任前の定番行動です。しかし600ページの文法書を3ヶ月で通読するのは現実的ではなく、たいてい仮定法のあたりで止まります。

実務で必要な文法は、中学英語の範囲で組み立てられる型がほとんどです。時制、助動詞、受動態、関係代名詞、そして依頼・提案の言い回し。この5つを「読んで分かる」から「口から出る」に変えるほうが、赴任後の会話に直結します。

文法の学習を捨てるという意味ではありません。網羅を捨てて、使う頻度の高い型に絞るということです。

遠回り2:発音をネイティブに近づけようとする

発音を磨きたい気持ちは自然ですが、3ヶ月で発音そのものを作り替えるのは負荷が高く、成果も見えにくい領域です。しかも赴任先の職場では、英語を母語としないメンバーと働くケースも多くあります。

優先すべきは、ネイティブらしさではなく通じやすさです。具体的には、語尾の子音を落とさない、文の強弱とポーズを守る、数字と固有名詞をゆっくり言う。この3点を意識するだけでも、聞き返される回数を減らしやすくなります。

限られた期間では、自分の発音を作り替えるより相手の音を聞き取る力を優先する方法もあります。音のつながりや脱落に耳を慣らすトレーニングは、日々の業務での聞き取りに直結しやすい領域です。

遠回り3:現地語の学習に手を広げる

非英語圏への赴任が決まると、現地語も少しはやっておこうと考える方が少なくありません。ただ、業務の共通言語が英語である場合、3ヶ月で両方を中途半端に進めるのはおすすめできません。

現地語は、まずはあいさつや数字、「ありがとう」など、着任直後の関係づくりに役立つ基本表現から始めるとよいでしょう。

本格的な学習は、英語での業務準備や渡航手続きを優先しつつ、赴任後の必要性に応じて進めるのが現実的です。行政手続きや生活で現地語が欠かせない地域もあるため、どこまで必要かは会社の担当部署や現地スタッフに確認して優先順位を調整してください。

限られた期間で成果を出すコツは、やることを増やすのではなくやらないことを決めて、英語の発話練習に時間を寄せることにあります。

【逆算ロードマップ】赴任3ヶ月前から渡航前日までにやること

赴任3ヶ月前から渡航前日までの英語学習ロードマップを組み立てる会社員

ここからが本題です。渡航日から逆算し、3ヶ月を4つのフェーズに分けて設計します。各フェーズの目的が明確なので、「今日は何をやるべきか」で迷う時間がなくなります。

まず全体像を表で確認しましょう。なお、以下の学習時間や回数は週10時間を確保できる方を想定したモデル例です。必要な準備の中身は、現在の英語力・赴任先・担当業務・社内の使用言語によって変わります。

フェーズ 時期 目的 週の学習時間の目安
フェーズ1
土台づくり
3ヶ月前〜2ヶ月前 文の型を口から出せる状態にする/耳を英語の速度に慣らす 10〜12時間
フェーズ2
業務英語への絞り込み
2ヶ月前〜1ヶ月前 自分の担当業務を英語で説明・依頼できるようにする 10〜12時間
フェーズ3
実戦シミュレーション
1ヶ月前〜2週間前 会議・面談・雑談を想定して通しで練習する 8〜10時間
フェーズ4
環境とメンタルの整備
2週間前〜渡航前日 学習を止めない仕組みを作り、生活の英語を備える 5〜7時間

フェーズ1(3ヶ月前〜):文の型と耳を作り直す

最初の1ヶ月は、話すための土台づくりに集中します。目標は「言いたいことを、短い文で、詰まらずに言える」状態です。

具体的には次の3つを毎日回します。中学英語レベルの短文で構いません。むしろ簡単な文のほうが、口が動く速度を上げる練習になります。

  • 音読:業務に近いテーマの英文を、意味を思い浮かべながら1日10分。同じ素材を1週間繰り返す
  • 瞬間英作文:日本語を見て即座に英語にする。時制・助動詞・受動態の3系統を毎日各10文
  • ディクテーション:1分程度の音声を書き取り、聞き取れなかった箇所だけを繰り返し聞く

ディクテーションは自己流だと時間ばかりかかるため、進め方はディクテーションの効果とやり方で確認してから始めると効率的です。

この時期にオンライン英会話のレッスンを週3回以上のペースで始めておくと、練習した型を実際に使う場が確保できます。インプットとアウトプットを同じ週のなかで循環させることが、短期間で伸ばす最大のコツです。

フェーズ2(2ヶ月前〜):自分の業務英語に絞り込む

2ヶ月目からは、汎用的な英語から自分専用の英語へ切り替えます。ここで作るのは「自分の業務辞書」です。

やり方はシンプルで、日本語で書いた業務説明・報告・依頼の文章を英語にし、講師や添削サービスで直してもらい、直した英文を音読して自分のストックにします。

作るもの 目安の量 使う場面
自己紹介(60秒版・15秒版) 2パターン 着任あいさつ、初対面の会議
担当業務の説明 5〜8文×3テーマ 現地スタッフへの説明、上司への報告
定例報告の型 進捗・課題・依頼の3ブロック 週次会議、本社へのメール
依頼・catchup表現 15フレーズ 日常業務のやり取り全般
業界用語リスト 50語 専門的な会話、資料読み

この作業の価値は、赴任後に使う英語をあらかじめ手元に置けることにあります。現地で必要になってから調べるのと、すでに口が覚えているのとでは、初月の負荷がまるで違います。

仕事で使う英語に絞って毎日練習し、3ヶ月で外資系企業の英語面接を突破した受講生の事例です。自分の業務内容をそのまま教材に変えていく進め方が具体的に分かります。成果には個人差があります(英語面接を突破した受講生の対談動画:)

フェーズ3(1ヶ月前〜):会議と面談を通しで練習する

残り1ヶ月になったら、パーツの練習から通し練習へ移行します。想定するのは、着任後2週間以内に発生する可能性が高い場面です。

  • 着任あいさつと自己紹介(1対多)
  • 現地スタッフとの1on1面談(相手の話を引き出す)
  • 定例会議での進捗報告と質疑応答
  • 上司・本社への状況報告
  • ランチや移動中の雑談

この時期の練習は、必ず相手がいる状態で行ってください。一人でシナリオを読むだけでは、想定外の質問に答える経験が積めません。オンライン英会話の講師に場面を伝えてロールプレイを依頼するのが、もっとも手軽で効果的です。

また、この段階で現地の同僚や上司に英語のメールを1本送っておくと、着任時の心理的な距離がぐっと縮まります。内容は「◯月◯日から着任します。よろしくお願いします」程度で十分です。

フェーズ4(2週間前〜):仕組みとメンタルを整える

渡航2週間前は、引っ越しと手続きで学習時間が激減します。ここで完全に学習が止まると、着任初日に感覚が鈍った状態で臨むことになります。

この時期は量を落としてでも、毎日英語に触れる習慣だけは切らさないよう設計しましょう。1日10分の音読でも構いません。

あわせて、生活で使う英語の準備をしておきます。銀行口座の開設、住居の契約、病院での症状説明、子どもの学校での面談。これらは業務英語とは別系統の語彙が必要で、着任直後にもっとも困るのは実は生活面です。緊急時に使うフレーズは1枚にまとめて印刷し、財布に入れておくと安心材料になります。

忙しい社会人向け:週10時間で回す1週間の学習スケジュール

海外赴任の準備として早朝に英語の音読をする社会人

ロードマップが決まっても、時間が確保できなければ意味がありません。引き継ぎで残業が続く時期に、まとまった学習時間を作るのは現実的ではないからです。ここでは週10時間を分割して確保するモデルを紹介します。

平日は「朝30分+通勤・隙間30分」に分ける

平日にまとまった1時間を取ろうとすると、忙しい日にゼロになります。最初から2つに割っておくほうが、結果的に継続できます。

時間帯 内容 週あたりの目安
朝(出勤前) 音読・瞬間英作文(口を動かす練習) 30分×5日=150分
通勤・隙間 リスニング、単語・フレーズの確認 30分×5日=150分
オンライン英会話レッスン 50分×週3回=150分
週末 通し練習・録音の聞き直し・振り返り 75分×2日=150分
合計 600分=週10時間

朝に口を動かす練習を置くのには理由があります。夜は会食や残業で予定が崩れやすく、疲労で発話練習の質も落ちるためです。

崩れにくい時間帯に、崩したくない練習を置くのが継続の基本設計です。レッスンを週4回に増やす、朝を20分に減らすなど、自分の生活に合わせて配分は調整してください。

意志の力に頼らず時間を確保する工夫は、やる気に頼らず英語を習慣化するシンプルな方法でも詳しく紹介しています。

週末は75分×2日のアウトプットに充てる

土日にそれぞれ75分を確保し、平日にできない通し練習を行います。業務説明の録音と聞き直し、英作文の添削依頼、模擬会議のロールプレイなどです。

このうち片方の75分に入れておきたいのが、1週間の振り返りです。今週言えなかった表現を3つ書き出し、来週の音読素材に組み込む。この小さなループがあるだけで、同じ失敗を繰り返さなくなります。

GCCメソッドで「知っている英語」を「口から出る英語」に変える

ウィリーズ英語塾では、Grammar(文法)→Composition(作文)→Conversation(会話)を循環させるGCCメソッドを軸に学習を設計しています。

文法で型を確認し、その型で自分の業務について英作文し、作った文をレッスンで実際に話す。この3段階を1週間のなかで回すことで、読めば分かるだけの知識が発話に変換されていきます。赴任準備のように期間が限られている場合ほど、この循環の効果は大きくなります。

逆に、単語アプリと参考書だけで3ヶ月を過ごすと、知識は増えても口が動かないまま渡航日を迎えることになります。準備の設計に迷ったら、代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムのように、学習計画から発話練習までを一本の線でつなぐ方法を検討してみてください。

受講前に無料の説明講習と田中代表との面談があり、赴任までの残り期間に何をどう配分すべきかを相談できます。

駐在直後の1ヶ月を乗り切るサバイバル英語と家族帯同の準備

海外赴任に帯同する家族と一緒に生活英語を準備する日本人家族

3ヶ月の準備のゴールは、英語が完成することではありません。着任後の最初の1ヶ月を、大きな事故なく走り切れる状態を作ることです。ここでは現地で実際に必要になる場面に絞って準備の中身を整理します。

最初の1ヶ月で使う可能性が高い5つの場面

着任直後に発生する英語の場面は、驚くほど限られています。まずは次の5場面を中心に準備しておくと、初月の負荷を下げやすくなります。

  • 着任あいさつ(部署全体への自己紹介)
  • 現地スタッフの名前と役割を確認する会話
  • 定例会議での短い報告と質疑
  • 分からないことを聞き返す・確認する場面
  • 生活インフラの手続き(銀行・住居・通信・病院)

この5場面のスクリプトを渡航前に作り、声に出して練習しておくだけで、「何を言うか」ではなく「相手の話を聞くこと」に集中できるようになります。

会議で使う「割り込み」と「聞き返し」の型を持っておく

会議で日本人赴任者がもっとも困るのは、発言できないまま時間が過ぎることです。原因は英語力そのものより、話に入るタイミングをつかめないことにあります。

割り込みと聞き返しは、決まった型を数個持っておけば対応できます。完璧な文を作ろうとせず、短いフレーズで会話の流れに乗ることを優先しましょう。

場面 型の例 使うタイミング
話に入る Can I add one point on that? 議論が一区切りついた瞬間
確認する Just to make sure, you mean [確認したい内容], right? 指示や決定事項が出たとき
聞き返す Sorry, could you say that part again? 聞き取れなかった直後
時間を稼ぐ Let me think about that for a second. 即答できない質問を受けたとき
持ち帰る I’ll check and get back to you by [期限]. その場で答えを出せないとき

これらは覚えるだけでは使えません。オンライン英会話のレッスンで、講師にわざと早口で話してもらい、聞き返しを実際に使う練習をしておくと定着します。

会議で使えるフレーズをもっと増やしたい方は、英語の会議やミーティングで役立つフレーズと実践事例を参考にしてください。

国際会議で聞き取れないという課題を抱えていた方が、自分のレベルに合った音読を続け、4ヶ月でVERSANTのスコアを12点伸ばした事例です。成果には個人差があります(60代・国際プロジェクトリーダーの対談動画:)

家族帯同なら、生活英語と学校対応も準備リストに入れる

帯同する家族がいる場合、準備の対象は本人だけではありません。むしろ日中に現地社会と接する時間が長いのは配偶者や子どもで、生活面の英語で困る場面はそちらのほうが多くなります。

次の項目は、渡航前に家族で共有しておくと着任後の負担が軽くなります。

  • 住居の契約・修繕依頼で使う表現(雨漏り、故障、鍵の交換など)
  • 病院での症状説明と、常用薬・アレルギーの英語表記
  • 学校とのやり取り(欠席連絡、面談、提出物の確認)
  • 買い物・宅配・銀行窓口での定型表現
  • 緊急時の連絡先と、状況を伝える短い言い回し

あわせて渡航前に確認しておきたいのが、赴任先で業務や行政手続きが英語で通じるかどうかです。非英語圏では、役所・銀行・学校の窓口が現地語のみというケースもあります。会社の担当部署や現地スタッフに事前に聞いておくと、必要な備えが具体的になります。

子どもの学習面については、赴任先に日本人学校があるか、現地校やインターナショナルスクールに通うのかで準備が大きく変わります。学校が決まり次第、必要な英語力の水準を学校側に確認しておくと、渡航前の3ヶ月で何をやるべきかが具体化します。

また、家族で一緒に英語に触れる時間を週1回でも設けておくと、着任後に「自分だけが困っている」という孤立感を避けやすくなります。夕食時に英語で1分だけ話す、といった軽い習慣で十分です。

単身赴任でも「生活の英語」は侮れない

単身赴任だから業務英語だけでよい、とはなりません。着任直後は住居の契約、携帯電話の開設、口座開設、光熱費の手続きが一気に押し寄せます。

これらは相手が専門用語を使ってくるうえ、書類にサインを求められる場面も多く、聞き返しをためらうと後々のトラブルにつながります。分からないときに堂々と止められることが、生活英語でもっとも重要なスキルです。

3ヶ月の英語準備でよくある失敗と立て直し方

通勤中にリスニングで英語学習を立て直す海外赴任前のビジネスパーソン

ここまでの手順どおりに進めても、実際には途中でつまずくものです。大切なのは、失敗そのものを避けることより、つまずいたときに早く立て直せることです。よくあるパターンを4つ挙げ、それぞれの対処法を示します。

失敗1:インプットだけで3ヶ月が終わる

もっとも多いのがこのパターンです。参考書、単語アプリ、リスニング教材と教材は増えるのに、英語を話した時間が合計で数時間しかない、という状態で渡航日を迎えます。

立て直し方は明快で、学習時間の配分を強制的に変えることです。本記事では、学習時間の半分程度を発話に配分するモデルを提案しています。オンライン英会話の予約を先に埋めてしまえば、自然とその配分に近づきます。

「まだ話せるレベルじゃないから」と発話を後回しにする方は多いのですが、話しながら足りない知識を補うほうが、限られた期間では効率的です。

失敗2:完璧な英文を作ろうとして黙ってしまう

日本人学習者に非常に多いのが、頭のなかで文を完成させてから話そうとして、会話のテンポに乗れないパターンです。

対処法は、話す前に文の骨格だけを決める練習をすることです。主語と動詞を先に決め、詳細は後から足す。「We had a problem. It was about the delivery schedule.」のように、短い文を2つ並べるほうが、複雑な1文より確実に伝わります。

レッスンでは、講師に「文法の細かい間違いは指摘しなくてよいので、止まらずに話す練習をしたい」と目的を伝えておくと、フィードバックの内容が実践寄りに変わります。

失敗3:渡航直前に学習が完全に止まる

引っ越し、送別会、手続き。渡航2週間前は物理的に時間がありません。ここで学習をゼロにしてしまうと、着任初日に口が動かない状態に戻ります。

この時期は目標を「維持」に切り替えましょう。1日10分の音読、通勤中のリスニングだけでも構いません。短時間でも続けることで、身につけた感覚を維持しやすくなります

失敗4:「現地に行けば慣れる」に期待しすぎる

現地に住めば自然に話せるようになる、という期待は根強くあります。しかし駐在員の多くは、日本人同士で完結する業務が一定量あり、住むだけで英語力が伸びるとは限りません。

実際に伸びる人は、赴任後も学習を続けています。渡航前に、現地でも継続できる学習環境を確保しておくことが重要です。

オンラインで受けられる形式であれば、時差を考慮したうえで赴任後もそのまま継続できます。外部のサービスを検討する際の判断軸は、英語コーチング比較と失敗しない5つの基準で整理できます。

3ヶ月の準備を一人で設計し、走り切り、赴任後も続けるのは簡単ではありません。学習計画の作成と日々の伴走を専門家に任せることで、あなたは業務の引き継ぎに集中できます。

代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムは、赴任前の3ヶ月と赴任後の3ヶ月をひと続きで設計したい方にも向いています。

一人で走り切れない方へ——WiLLiesの代表伴走型コーチング

海外赴任前の英語準備をオンラインレッスンで伴走してもらう社会人

ここまで見てきたとおり、赴任前の3ヶ月で成果を出す鍵は、正しい優先順位と、それを毎日実行し続ける仕組みにあります。この2つをまるごと引き受けるのが、ウィリーズ英語塾の代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムです。

担任制オンライン英会話・英語コーチングとして、GCCメソッドで文法・作文・会話を循環させ、あなたの業務内容に合わせた英語を「口から出る」状態まで持っていく学習を設計します。

  • 累計2万人以上を指導してきた代表・田中が、一人ひとりの学習計画を直接作成します
  • 開始から3ヶ月は代表が個別に学習日報へフィードバックし、4〜6ヶ月は他の受講生と学習状況を共有するグループ伴走へ移行して、自走できる状態を目指します
  • 代表・担任講師・生徒の「3人チーム」体制で、日々のレッスン内容まで代表が直接連携します
  • 卒業生も参加するコミュニティがあり、学習の工夫や悩みが日々共有されるため、一人で抱え込まずに続けられます
  • プログラムで使用するオリジナルWeb教材は終了後も継続して利用でき、担任講師とのレッスンもプログラム終了後6ヶ月(合計1年間)続きます

ウィリーズ英語塾は、大手航空会社・製造業・銀行・証券といった企業の法人英語研修を毎年リピートで受注しており、ビジネスの現場で必要とされる英語を熟知しています。

田中代表自身、日本IBMで15年にわたりパートナー(役員)・事業戦略コンサルティング部門リーダーを務め、グローバルな環境で英語を使って成果を出してきた経験を持ちます。

受講生の事例とプログラム説明

3ヶ月でVERSANTのスコアが19点上昇した受講生の事例です。聞き取れない原因をディクテーションで洗い出し、音読で立て直していく過程が具体的に分かります。成果には個人差があります(3ヶ月でVERSANT +19点の対談動画:)

プログラムの考え方や進め方は、田中代表が直接解説する以下の動画をご覧ください(コーチング説明動画:)

受講前には無料の説明講習と田中代表との面談があり、赴任までの残り期間・現在の英語力・業務内容をふまえて、学習設計の方針や代表との相性を確認したうえで判断できます。無理な勧誘はありませんので、赴任準備の棚卸しの場としてもご活用ください。

まとめ:3ヶ月の準備が、赴任後の1年を決める

3ヶ月の英語準備を終えて海外赴任に出発する日本人ビジネスパーソン

海外赴任前の3ヶ月は、英語を完成させる期間ではありません。着任後の最初の1ヶ月を乗り切り、そこから伸び続けるための助走をつける期間です。本記事のポイントを振り返りましょう。

  • 準備の初日にやるのは教材選びではなく、自分の業務で使う英語の棚卸しと自己診断
  • 分厚い文法書の通読、発音の作り替え、現地語への拡張は3ヶ月では遠回りになりやすい
  • 3ヶ月を「土台づくり→業務英語への絞り込み→実戦シミュレーション→環境整備」の4フェーズで逆算する
  • 週10時間は、朝30分・通勤や隙間30分・オンライン英会話・週末75分×2日に分割して確保する
  • 着任直後に英語が必要になる場面はまず5つに絞って準備する。割り込みと聞き返しの型を先に持っておく
  • 家族帯同なら、生活英語と学校対応も準備リストに入れる
  • インプット偏重・完璧主義・直前の学習停止・現地任せの4つが典型的な失敗パターン

赴任は、キャリアにとって大きな転機です。最初の数ヶ月で信頼を得られるかどうかは、英語の完成度そのものよりも、伝えようとする姿勢と、伝わる型を持っているかで決まります。

まずは今日、自己紹介を60秒録音するところから始めてみてください。現在地が見えれば、残りの3ヶ月でやるべきことは驚くほどはっきりします。そして、一人で設計し切るのが難しいと感じたら、伴走者と一緒に走る選択肢もあります。

赴任までの3ヶ月を、無駄なく使いたい方へ

限られた期間で優先順位を決め、毎日実行し続ける仕組みを作るのは、一人ではとても負荷の高い作業です。累計2万人以上を指導してきたウィリーズ英語塾の代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムでは、田中代表があなたの業務内容と赴任スケジュールをふまえた学習計画を直接作成し、毎日の学習に伴走します。オンライン形式のため、赴任後もそのまま継続できます。

受講前には、無料の説明講習と田中代表との面談で、残り期間の使い方や学習設計の方針を確認できます。無理な勧誘はありませんので、赴任準備の相談の場としてお気軽にご参加ください。

この記事の監修者

WiLLies English代表 田中茂

田中 茂(WiLLies English代表)

英語ゼロから米国大学に編入・卒業。霞ヶ関官僚、ボストンでのMBA取得を経て日本IBMに15年勤務し、パートナー(役員)・事業戦略コンサルティング部門リーダーを歴任。ハーバード・ビジネススクール特別プログラム派遣。退職後、WiLLies Englishを創業し累計2万人以上を指導。大手航空会社・製造業・銀行・証券の法人英語研修を毎年リピートで受注し、現在も毎年100名以上を直接コーチングしている。

代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラム