2025年度 英検要約問題の変更点と攻略法|書き方の鉄則&実例で高得点を狙う!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.08.06

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【緊急】2025年度から英検の要約問題が変わりました…英検対策の最適解を教えます【最新情報】

2024年度から英検2級以上で導入された「要約問題」で苦労されている方がほんと多いです、、

皆さんも苦労されていませんか?

 

要約問題って、時間もないし

「とりあえず重要なところ抜き出しておけばいいんでしょ」

って思いがちなんですが、
実はこれ、好き勝手に書いていい問題じゃないんです。

ちゃんとしたルールがあるんですが、
残念ながらそれを知らずに頑張っている人がとっても多いんですね。

これはもう、初めての道を、カーナビなしで運転してるようなもので、
ほんと頑張っても、どの角を曲がればいいか分からないし、
不安になるし、間違えるし、時間ばっかりかかっちゃうし、
いいことなんてないですよね。

でもこれ、みなさんが悪いわけじゃなくて、単に、要約問題に使える “ナビ” がなかっただけなんです。

なので、
今回は、要約問題で超重要なルール変更があったので、その変更点の説明と、
その要約問題を効率的に解くための”ナビ”の使い方、要約問題5つの鉄則
まるっとわかりやすく解説していきます。

さらに鉄則の一つである「言い換え」ワークも作成したので最後まで確認ください。

 

2025年度から語数制限がさらに厳しくなりました

まず2025年度からの変更点ですが、これは字数制限に関しての変更になります。

要約問題はこれまでも字数制限がありましたが、それがより厳格になりました。

気づいていない方も多いんですが、

例えば英検2級の場合、これまで「語数の目安は45語 ~ 55 語」とありましたが、この”目安”という説明がなくなって「45語 ~ 55語で要約しなさい」とより厳格になりました。

 

英検準1級では

「Suggested length: 60 – 70 words」が、「Summarize it between 60 and 70 words.」になり、

 

英検1級では同様に、

「Suggested length: 90 – 110 words」が、同じように「Summarize it between 90 and 110 words.」に変更されました。

 

もちろんこれまでも語数は気にされていたと思いますが、

どうしても要約しきれず語数制限を守れなかった方けっこう多かったと思います。

でも今回制限がより厳格になったことで、この語数を超えてしまうと減点幅が大きくなると思いますので、皆さん本当に気をつけていきましょう!

 

鉄則1:段落ごとにまとめる

それでは鉄則その1です。

要約問題で一番大切なのが、段落ごとにまとめて一つの要約文を作るという鉄則です。

 

初心者がやりがちなのが、いきなり全体を要約しちゃうんです。

ただこれだと間違いなく減点されます。

鉄則は1段落目の要約はこう、2段落目の要約はこう

って感じでまとめていかないといけません。

 

英検準1級を例にすると、1段落目は必ず導入、つまりテーマ解説になっていて、

2段落目がそのテーマについてのサポート側の意見、

3段落目が批判側の意見、という構成になっています。

 

なので段落ごとに要約をするっていうのは、

  1. 「導入、テーマ解説」の要約
  2. 「サポート側意見」の要約
  3. 「批判側意見」の要約

を作成していくことになります。

 

でここからが重要なポイントですが、

実は準1級でいうと見た目は3つの段落に別れてますが、

要約の観点からは実は4つの段落に別れているんですね。

これを見落とすと、内容不足ということで減点になってしまいます。

 

見た目は3段落だけど、実は4段落ってどういうこと?と思いますよね。

こちらをみてもらうとわかりやすいと思うんですけど、

この左の文章、2段落目のサポート側の意見が分量的に多いですよね。

一方で、右の文章は3段落目の批判側の意見の分量が多いんです。

 

実は、この分量が多い方は要約する上で、2つの段落に分けることができるんです。

つまり皆さんの要約文はこんな構成になります。

 

<サポート側の意見が長い場合>

  1. 「導入、テーマ解説」の要約
  2. 「サポート側意見(その1)」の要約
  3. 「サポート側意見(その2)」の要約
  4. 「批判側意見」の要約

 

<批判側の意見が長い場合>

  1. 「導入、テーマ解説」の要約
  2. 「サポート側意見」の要約
  3. 「批判側意見(その1)」の要約
  4. 「批判側意見(その2)」の要約

 

これだけでかなり要約する際のポイントが明確になって

効率的に要約文を作成することができます!

ちなみに1級の場合は「背景→問題→対策→課題」といった構成になることが多いのでみなさん参考にしてみてください!

 

鉄則2 :重要語句をまんべんなくハイライトする

要約すべき単位がわかったところで、

今度は実際に要約するためのステップについて解説していきます。

最初にまずやること、各段落の重要語句をまんべんなくハイライトする。

これが2つめの鉄則になります。

 

これどういうことかというと、

どうしても要約というと各段落の重要なセンテンスをそのまま抜き出しちゃう人が多いんですね。

仮に一部単語を言い換えたとしても、一部のセンテンスだけ使っていると内容点は減点されてしまいます。

やっぱり要約なので、その段落の要点をなるべくカバーしないとだめなんです。

この図をみてください。左側が悪い例です。

段落の重要なセンテンスにはハイライトしてますが、ほかのセンテンスにはハイライト当たってないですよね。

そしてこの右側が良い例になります。各段落、重要なワードを満遍なくハイライトしています。これが重要なんです。こうすることで、皆さんの要約文に網羅性がでてきます。

 

鉄則3 :キーワードは動詞と目的語・ディスコースマーカーに注目

各段落まんべんなくキーワードをハイライトしていくということは皆さん理解できたと思うんですけど、じゃあ次の疑問は、どうやって重要語句、キーワードを見つけるのかってことですよね。

それが3つめの鉄則になります。

鉄則3。重要語句は動詞と目的語・ディスコースマーカーに注目。です

 

まずディスコースマーカーですが、 これは、会話や文章の流れを整理して、話の展開、関係性を示すための言葉です。例えば、Howeverや For example、In additionといったものがあります。

重要語句はこのディスコースマーカーの前後に現れることが多いんですね。

 

<ディスコースマーカー ①例示>

例えば、要約文でよく見る「for example」など例示を述べる文章ですが、

よくあるのが この具体例をキーワードと間違えてしまうことです。

実は本当にいいたいことは、for exampleの前にあるんですね。

言いたいことを述べた後に、例えばといって例を示しているだけなので、

for exampleなどの例示がある場合は、その前に注目すればいいですね。

・文1 + for example,  文2 →文1に重要なものがくる

・文1 + such as 文2 →文1に重要なものきます。

 

「今日はとっても忙しい1日だった。例えば午前中は会議が3件あって、、」

といったら、私が言いたいこと、つまりキーワードは、、
そうです。午前中に会議があったことではなくて、忙しい1日だったということを言いたいわけです。

なので「例示」に関するディスコースマーカーがあれば、その前の文章に注目です。

 

<ディスコースマーカー ②逆説>

次のディスコースマーカーの例としては「逆説」があります。

however、nevertheless、althoughといったものです。

この「逆説」の場合は、本当にいいたいこと、つまり重要語句はどこにくると思いますか?

 

「ハンバーガーは美味しいです。でも体には良くありません」と言った場合、私が本当に言いたいポイントはなんでしょう?

「ハンバーガーはうまい」ではなくて、「ハンバーガーは体に良くない」という点を言いたかったわけです。なので「逆説」の場合はその後の文に注目するんです。

つまり

・文1 + However 文2 →文2に重要なものがくる

・Neverthless 文1, 文2 →文2が重要

・Although 文1, 文2 →文2が重要

・文1 + On the other hand 文2  →文2が重要

となります。

 

<ディスコースマーカー ③追加>

最後の例としては「追加」があります。

in additionとか、alsoとかですね。

この場合はどうでしょう?

「私の先生はスマートで、しかも優しい」と言ったら、

私が本当に言いたいことはなんでしょう?

正解は「先生はスマート」「先生は優しい」これ両方言いたいことなんですよね。

つまり「追加」の場合の重要語句は in additionの前後両方にきます。

文章の中から重要語句を見つける際に、ディスコースマーカーに注目するという点、分かってもらえたかなと思います。

 

<動詞と目的語に注目>

じゃあディスコースマーカーがない箇所はどうするの?

ってことなんですけど、

それは各センテンスの「動詞とその目的語」に注目するのがおすすめです!

たとえば、
「Renewable energy sources, such as solar and wind power, offer several advantages.

というセンテンスがあったら、「いくつかの利点をもたらす」という部分、
offer several advantages にハイライトします。

動詞だけだと意味がわからないので目的語が結構重要になってきます。

あと重要なのは、先ほどのディスコースマーカーの「例示」でもあったように「such as…」の部分は重要語句ではないのでハイライトしないようにしましょう!

 

鉄則4 :重要語句を繋げて要約を作成する

こうやって重要語句をハイライトできたら、いよいよ要約文を作成するんですが、

要約文は重要語句を繋げて作成する。っていうのが鉄則その4になります。

 

要約なのでいくつかの要素をまとめないといけないですよね。

なので、複数の重要語句を繋げるんですが、

こうすることで要約問題で一番の減点ポイントである

「文章をそのまま抜き出してしまう」点を自然と避けることができちゃうんです。

 

もしいきなり英語で重要語句を繋げることが難しいようであれば、

日本語でサッと重要語句を繋げてもOKです。

目安としては、一段落から2つのセンテンスにまとめていくイメージです。

これはあとで一緒にやってみましょう。

 

あとどうしても要約が長くなってしまいがちな人は、

ハイライトした重要語句、キーワードを俯瞰してみてください。

すると同じような意味をもつキーワードが複数あることがあります。

その場合は取捨選択してOKです。

 

鉄則5:言い換え

ただ、ここまで頭では理解できたんだけど、

やっぱり要約の仕方、重要語句の繋げ方が分からないという方も多いと思います。

その場合は 「言い換えルール」を使って重要語句を繋げる。というのが最後の鉄則その5になります!

 

言い換えにはいくつか方法がありますが、

まず最初に覚えていただきたい言い換えは、「要は….」というやつです。

 

「要は…」が口癖の人いますよね。

実際 要は… になっていない人がいるんですけど💦

あれは物事を一般化したり抽象化しているんですよね。

 

一般化とは

例えば「私の子供は、野球やラグビー、サッカー、テニスが大好きです」という文があったときに、これを一般化すると、「私の子供はスポーツが大好きです」となります。

つまり一般化とは一つ上のカテゴリーでまとめ直してるんですね。

こうすることで要約文ができるんです。

 

もう一つの抽象化は、ちょっと難しいですが、要約問題では特によく使うテクニックになります。例えば「生徒は職業体験をすることで良い経験をしたり、友人や仲間を作ったり、将来のキャリアについて深く考えるきっかけを作ることができます」という文があったすると、この文を抽象化すると「生徒は職業体験を通じて成長することができる」となります。要約もできてますよね。

あまりにも抽象化しすぎると何を言っているのかわからなくなるので注意が必要ですが、

字数制限上許す限り具体的に記載しつつ、抽象化を取り入れるようにしていきましょう。

 

あとは、単純な言い換えです。

皆さんが一番使うのは同義語を使って言い換えるというものですよね。

 

ここではよく使う同義語の練習も一緒にやってみましょう!

◆動詞の言い換え練習(15問)

指示:以下の文中の太字の動詞を、意味が変わらないように言い換えてください。

  1. The teacher helped the student understand the problem.

  2. She got useful advice from her senior.

  3. He said that he would join the team.

  4. Many people think that exercise is important.

  5. They made a plan for the event.

  6. Students often use their smartphones to study.

  7. She found a better way to save money.

  8. The report shows the company’s success.

  9. The number of users grew last year.

  10. The new rule stops students from using phones in class.

  11. He talked with his boss about the schedule.

  12. Many students joined the volunteer project.

  13. The movie changed the way I think.

  14. The new program improved their communication.

  15. The government supports environmental protection.

 

◆解答と日本語訳

  1. helped → assisted(助けた → 支援した)

  2. got → obtained(得た → 獲得した)

  3. said → stated(言った → 述べた)

  4. think → believe(思った → 信じた)

  5. made → created(作った → 創り出した)

  6. use → utilize(使った → 活用した)

  7. found → discovered(見つけた → 発見した)

  8. shows → demonstrates(示した → 明らかにした)

  9. grew → increased(増えた → 増加した)

  10. stops → prevents(止めた → 防いだ)

  11. talked → communicated(話した → 意思を伝え合った)

  12. joined → participated(参加した → 加わった)

  13. changed → transformed(変えた → 一変させた)

  14. improved → enhanced(改善した → 向上させた)

  15. supports → promotes(支持した → 推進した)


◆名詞の言い換え練習(15問)

指示:以下の文中の太字の名詞を、意味が変わらないように言い換えてください。

  1. He has a part-time job after school.

  2. The student asked a good question.

  3. That’s an interesting idea.

  4. This is a serious problem for society.

  5. His answer was correct.

  6. Nobody knows the reason for the change.

  7. The result was better than expected.

  8. I bought a useful thing online.

  9. We met at a quiet place.

  10. They live in a new house.

  11. I got important information from the website.

  12. She is my best friend.

  13. This school has a long history.

  14. That’s a good way to solve the issue.

  15. The new law had a big effect on the economy.

◆解答と日本語訳(名詞)

  1. job → occupation(仕事 → 職業)

  2. student → learner(学生 → 学習者)

  3. idea → concept(考え → 概念)

  4. problem → issue(問題 → 課題)

  5. answer → response(答え → 返答)

  6. reason → cause(理由 → 原因)

  7. result → outcome(結果 → 成果)

  8. thing → item(物 → 品)

  9. place → location(場所 → 場所・位置)

  10. house → home(家 → 住居)

  11. information → data(情報 → データ)

  12. friend → companion(友達 → 仲間)

  13. school → institution(学校 → 教育機関)

  14. way → method(方法 → 手段)

  15. effect → impact(影響 → インパクト)


◆形容詞の言い換え練習(15問)

指示:以下の文中の太字の形容詞を、意味が変わらないように言い換えてください。

  1. It is an important decision for your future.

  2. This book is written in easy English.

  3. That test was really hard for me.

  4. He gave a fast answer to the question.

  5. Soccer is a popular sport worldwide.

  6. This app is very useful for studying.

  7. Drinking water is good for your health.

  8. They built a big shopping mall.

  9. I found a small mistake in the report.

  10. Smoking is bad for your body.

  11. Your answer is right.

  12. His guess was wrong.

  13. The item is cheap but high quality.

  14. He is always busy with work.

  15. She looked very happy after the meeting.

◆解答と日本語訳(形容詞)

  1. important → significant(重要な → 意義のある)

  2. easy → simple(簡単な → 単純な)

  3. hard → difficult(難しい → 困難な)

  4. fast → quick(速い → 素早い)

  5. popular → common(人気のある → 一般的な)

  6. useful → helpful(役に立つ → 有用な)

  7. good → beneficial(良い → 有益な)

  8. big → large(大きい → 広い)

  9. small → tiny(小さい → 微細な)

  10. bad → harmful(悪い → 有害な)

  11. right → correct(正しい → 正確な)

  12. wrong → incorrect(間違った → 不正確な)

  13. cheap → affordable(安い → 手頃な)

  14. busy → active(忙しい → 活動的な)

  15. happy → satisfied(幸せな → 満足した)


◆副詞の言い換え練習(15問)

指示:以下の文中の太字の副詞を、意味が変わらないように言い換えてください。

  1. She answered the question quickly.

  2. The weather slowly became warmer.

  3. He often goes to the library.

  4. I usually eat dinner at 7 p.m.

  5. We sometimes play tennis together.

  6. It’s very cold today.

  7. I really enjoyed the movie.

  8. He almost missed the train.

  9. She is always kind to everyone.

  10. I never drink coffee at night.

  11. He explained the rule clearly.

  12. She drove carefully on the icy road.

  13. He passed the exam easily.

  14. I saw him recently at the station.

  15. Please try again if you fail once.

◆解答と日本語訳(副詞)

  1. quickly → rapidly(素早く → 急速に)

  2. slowly → gradually(ゆっくり → 徐々に)

  3. often → frequently(よく → 頻繁に)

  4. usually → generally(たいてい → 一般的に)

  5. sometimes → occasionally(時々 → ときおり)

  6. very → extremely(とても → 極めて)

  7. really → actually(本当に → 実際に)

  8. almost → nearly(ほとんど → ほぼ)

  9. always → constantly(いつも → 絶えず)

  10. never → not at all(決して〜ない → 全く〜ない)

  11. clearly → obviously(はっきりと → 明らかに)

  12. carefully → cautiously(注意深く → 慎重に)

  13. easily → effortlessly(簡単に → 苦もなく)

  14. recently → lately(最近 → 近頃)

  15. again → once more(再び → もう一度)

 


もう一つの言い換えは名詞構文を使った言い換えです。

これどういうことかというと、

The team achieved impressive results in the competition. という文があったら、

名詞構文を使って「 The team’s achievement in the competition was impressive.」と言い換えることができます。

「The team achieved impressive results」を「The team’s achievement in the competition」に変換してるんですね。これ慣れるとむちゃくちゃ使えます。

この名詞構文も練習してみましょう!

◆名詞構文を使った言い換え練習(10問)

指示:以下の文を、意味を変えずに名詞構文を使って書き換えてください。

例:The team achieved impressive results in the competition.

→ The team’s achievement in the competition was impressive.


  1. She decided to study abroad after graduation.

  2. The company expanded its business last year.

  3. He explained the plan in detail at the meeting.

  4. They discussed the environmental issues seriously.

  5. The government announced a new policy yesterday.

  6. We need to improve customer service.

  7. The manager approved the new budget.

  8. The students participated in the event actively.

  9. The scientists discovered a new species.

  10. The teacher encouraged students to ask questions.

◆解答例(名詞構文への書き換え)

  1. Her decision to study abroad was made after graduation.

    (彼女の留学の決断は卒業後にされた。)

  2. The company’s expansion of its business happened last year.

    (その会社の事業拡大は昨年行われた。)

  3. His explanation of the plan was detailed at the meeting.

    (彼のその計画の説明は会議で詳しかった。)

  4. Their discussion of the environmental issues was serious.

    (彼らの環境問題に関する議論は真剣だった。)

  5. The government’s announcement of a new policy was made yesterday.

    (政府の新政策の発表は昨日行われた。)

  6. The improvement of customer service is necessary.

    (顧客サービスの改善が必要だ。)

  7. The manager’s approval of the new budget was given.

    (マネージャーの新予算の承認があった。)

  8. The students’ participation in the event was active.

    (生徒たちのイベントへの参加は活発だった。)

  9. The scientists’ discovery of a new species was surprising.

    (科学者たちの新種の発見は驚くべきことだった。)

  10. The teacher’s encouragement to ask questions helped the students.

    (先生の質問を促す励ましは生徒たちの助けになった。)

 

ということで、英検要約文における5つの鉄則を解説してきました。

もうこれだけで皆さんの要約文作成の精度・スピードはかなり上がっています。

最後に英検準1級の類似問題を作成したので一緒に要約をしていきたいと思います!

 

要約チャレンジ!

それではまずこちらの文章をみてみましょう。

読み上げはこちら:

The idea of using renewable energy sources instead of fossil fuels has become a major topic of discussion worldwide. As concerns about climate change grow, many believe that switching to renewable energy is essential for a sustainable future. However, there are differing opinions about how quickly and effectively this transition can be made.

Supporters argue that renewable energy sources, such as solar and wind power, offer several advantages. First, they help reduce greenhouse gas emissions, which is crucial for combating global warming. By replacing fossil fuels with renewable energy, we can significantly lower carbon footprints and slow the effects of climate change. Another advantage is that renewable energy is a more sustainable option in the long run. Unlike fossil fuels, which are finite resources, solar and wind power are abundant and can provide energy indefinitely. This could lead to more stable energy prices and reduce dependence on foreign sources of fuel.

However, critics raise concerns about the challenges of transitioning to renewable energy. One of the main issues is the significant infrastructure investment required. The current energy grid is primarily designed for fossil fuels, and it would be expensive and time-consuming to update it to accommodate renewable energy sources. This could offset some of the environmental benefits of switching to renewable energy.

 

ぱっとみて第2段落、サポート意見の段落が長いので、ここを2分割できそうかなと予測がた立ちます。鉄則その1ですよね。

その上で、重要語句、キーワードに印をつけていきます。

<第一段落>

それでは第一段落、まんべんなくハイライトしていきます。ディスコースマーカーや、動詞と目的語に注目でしたよね。

私はこんな感じになりました。

The idea of using renewable energy sources instead of fossil fuels has become a major topic of discussion worldwide. As concerns about climate change grow, many believe that switching to renewable energy is essential for a sustainable future. However, there are differing opinions about how quickly and effectively this transition can be made.

この重要語句を繋げる感じでまとめていきます。私は日本語も使ってこんな感じでまとめてみました。

「Climate changeがひどくなる中でrenewable energyの利用は重要だ」
「一方、renewable energyに効率的に移行できるかについてはいろいろな意見がある」

<第二段落>

はい、次は第二段落です。ここはAnother advantageの前後で2つに別れるかなと意識しながら、重要語句に印をつけてみました。

Supporters argue that renewable energy sources, such as solar and wind power, offer several advantages. First, they help reduce greenhouse gas emissions, which is crucial for combating global warming. By replacing fossil fuels with renewable energy, we can significantly lower carbon footprints and slow the effects of climate change. Another advantage is that renewable energy is a more sustainable option in the long run. Unlike fossil fuels, which are finite resources, solar and wind power are abundant and can provide energy indefinitely. This could lead to more stable energy prices and reduce dependence on foreign sources of fuel.

そして、こんな感じで重要語句を繋げてまとめることができました。

「Renewable energyは、CO2を削減し環境悪化を弱める」
「Renewable energyは、長期的にも豊富であり価格も安定してくるし自国でも生産可能」

 

<第三段落>

そして最後第三段落です。こんな感じでまんべんなく重要語句に印をしました。

However, critics raise concerns about the challenges of transitioning to renewable energy. One of the main issues is the significant infrastructure investment required. The current energy grid is primarily designed for fossil fuels, and it would be expensive and time-consuming to update it to accommodate renewable energy sources. This could offset some of the environmental benefits of switching to renewable energy.

これも、重要語句をみながら2つのセンテンスにまとめました。

「Renewable energyへのシフトはものすごくお金と時間がかかる」
「現状のインフラではRenewable energyは効率よく使えない」

 

そして各段落2つのセンテンスにまとめたものを、このような感じで要約文を作成しました。

<第一段落>
「Climate changeがひどくなる中でrenewable energyの利用は重要だ」
「一方、renewable energyに効率的に移行できるかどうかについてはいろいろな意見がある」

<第二段落>
「Renewable energyは、CO2を削減し環境悪化を弱める」
「Renewable energyは、長期的にも豊富であり価格も安定してくるし自国でも生産可能」

<第三段落>
「Renewable energyへのシフトはものすごくお金と時間がかかる」
「現状のインフラではRenewable energyは効率よく使えない」

↓↓↓↓↓↓

要約音声はこちら:

As climate change worsens, the adoption of renewable energy has become crucial. However, there are various opinions on how to transition effectively. Renewable energy helps reduce CO2 emissions, slowing environmental degradation. It is also abundant and could lead to more stable energy prices, allowing for domestic production. Nevertheless, the shift to renewable energy requires significant time and financial investment, and current infrastructure is not efficient enough to support it. (69単語)

69語でまとめることができました!
重要語句にハイライトしてから、
重要語句を繋げる感じで日本語も使ってサッと2文程度にまとめ、
最後それらを英訳して要約文が完成しました。
最終的にはスペルや文法、言い換えのチェックや、ディスコースマーカーも効果的に取り入れて調整をしましょう。

 

最後に

英検2級以上で出題される要約文は本当に難易度高くて、
更に文字数制限も厳しくなったので、平均点も下がるんじゃないかなと思います。

でも今回ご紹介した鉄則を守っていけば、
皆さんはかなり効率的に、かつ高品質の要約文を作成できるようになります!

もちろん今回の鉄則を理解したからといっても、
やっぱり自分で何度も書かないと英文はうまくならないので、
ぜひ手を動かしてほしいです。
そうすると重要語句、キーワードをハイライトする勘働きも鋭くなるし、
一般化や抽象化といった言い換えも素早くできるようになります。
そして語数もだいたい肌感覚でわかるようになってきます。

もうこれは何度も書くしかないです。
おすすめはリーディングのときも、ふと立ち止まって要約してみることです。
これはべつに英語じゃなくても良いので日本語で要約してみる癖をつけましょう。