【もう「できない理由」に迷わない!】ネイティブのtoo ... to do構文を完全攻略!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.11.14

英文法

英検対策

ビジネス・日常英会話

英検

テーマ

👑【もう「できない理由」に迷わない!】ネイティブのtoo … to do構文を完全攻略!

Hey everyone!あなたの専属英語コーチ、WiLL先生です!😎

「忙しすぎて、会議に出席できない」
「この説明は複雑すぎて、理解できない」

私たちの日常は、「〜したい」という気持ちとは裏腹に、何らかの【過剰な状態】が原因で、行動が【不可能】になってしまう場面で溢れています。そして、その「〜すぎて、〜できない」という、もどかしい状況を、英語で最もエレガントに、そして簡潔に表現するための魔法の構文が、今日の主役、too ... to do です。

notcan't もないのに、なんで「〜できない」って否定の意味になるの?

その疑問、素晴らしい!そこが、この構文の【本当の姿】を理解するための、最も重要な扉なのです。今日の講義は、皆さんが抱える too...to 構文への謎を完全に解き明かし、それを【「できない理由」をスマートに伝える最強の武器】へと変えるためのものです。

【1】too … to doの心臓部:「過剰」が「不可能」を生む感覚

まず、too...to do 構文の全てを貫く、たった一つのコアイメージを頭に叩き込んでください。それは【ある状態(形容詞・副詞)が、本来あるべき適正なラインを「超過(too)」してしまった結果、次に来る行動(to do)が「実行不可能」になる】という感覚です。

The coffee is too hot to drink. (そのコーヒーは熱すぎて飲めない。)

ネイティブの頭の中はこうです。

  1. コーヒーが hot(熱い)状態である。
  2. その熱さが、飲める限界ラインを too(超過して)いる。
  3. 【その結果として】to drink(飲む)という行動が、不可能になる。

そう、notcan't という言葉を使わなくても、too という単語自体が持つ【ネガティブな過剰さ】が、自然と「できない」という意味を生み出しているのです。

【2】基本の形と、絶対にやってはいけない間違い

【基本構文】:主語 + be動詞 + too + 形容詞/副詞 + to + 動詞の原形

She is too tired to walk. (彼女は疲れすぎて歩けない。)

【最大の注意点】
この構文には、すでに「できない」という否定のニュアンスが含まれているため、絶対に cannot などを入れてはいけません!
He is too young to cannot drive.
He is too young to drive. (彼は若すぎて運転できない。)

【3】主役が違う!【for + 人】で、意味上の主語を明確に

to do の行動をする人が、文の主語と違う場合があります。そんなときは、for + 人 を不定詞の直前に置いてあげましょう。

This book is too difficult for children to read.
(この本は【子供たちが】読むには難しすぎる。)

The box is too heavy for him to carry.
(その箱は【彼が】運ぶには重すぎる。)

この for + 人 を「意味上の主語」と呼びます。これを使えるようになると、誰にとって不可能なのかを明確に伝えることができ、あなたの英語はぐっと正確になります。

【4】「できない」の反対は?最強のライバル【enough to】

too ... to do が「〜すぎて【できない】」というネガティブな結果を表すのに対し、その正反対、「〜するのに【十分だ】」というポジティブな結果を表すのが、enough to 構文です。

ネガティブ:He is too young to vote. (彼は若すぎて投票【できない】。)

ポジティブ:He is old enough to vote. (彼は投票するのに【十分な】年齢だ。)

【語順の罠に注意!】
too は形容詞の【前】に置きますが (too young)、enough は形容詞の【後】に置きます (old enough)。この語順の違いは非常によくある間違いなので、old enough, strong enough のように、音のリズムで覚えてしまいましょう。

【5】ビジネスで使える!【so … that … can’t】への書き換え

too ... to do 構文は少し口語的な響きがあります。ビジネスの文書などで、よりフォーマルに、そして論理的に「〜なので、〜できない」と表現したい場合は、so ... that ... can't 構文に書き換えることができます。

He is too busy to attend the meeting.

He is so busy that he can't attend the meeting.
(彼は【とても忙しいので、その結果として】会議に出席できません。)

どちらも意味は同じですが、so...that を使うと、「原因」と「結果」の関係がより明確になります。

🎓 まとめ:too … to do構文は、「理想と現実のギャップ」を語るための言葉

いかがでしたか? too ... to do 構文は、「本当は〜したかったのに…」という【理想】と、「〜すぎてできない」という【現実】との間にある、もどかしい【ギャップ】を表現するための、非常に人間味あふれる構文なのです。

用法 役割 例文
基本形 〜すぎて〜できない He is too tired to work.
意味上の主語 (人)が〜するには〜すぎる This is too hard for me to read.
vs so…that 同じ意味の書き換え He is so tired that he can't work.
vs enough to 反対の意味 He is energetic enough to work.

ビジネスシーンで何かを断るとき、「できません (I can't do it)」と直接的に言う代わりに、「状況が難しすぎて、できません (The situation is too difficult to proceed)」と表現することで、あなたのせいではなく、客観的な状況が原因である、というニュアンスを伝えることができます。

WiLLies Englishでは、「続かない」「頑張っているのに結果が出ない」――そんな英語学習者を数多く成功へ導いてきました。
正しい学習方法とマインドセット、そして専属講師の伴走によって、あなたの英語は確実に変わります。
さらに、当校代表自らが専属コーチとしてサポートする特別プログラムもご用意。
まずは、あなたに合ったプログラムをこちらからご確認ください!

👉 WiLLies English公式サイトはこちら