【英語の視点が180度変わる!】ネイティブの「受け身 (受動態)」を完全攻略!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.11.26

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👑【英語の視点が180度変わる!】ネイティブの「受け身 (受動態)」を完全攻略!

Hey everyone!あなたの専属英語コーチ、WiLL先生です!😎

「このレポートは、トムによって書かれた」「私の財布が盗まれた!」。私たちの会話は、常に「誰が」を主役にするわけではありません。時には、「何が」どうなったのか、という【モノ】や【コト】にスポットライトを当てたい場面が数多くあります。そして、その【視点の切り替え】を可能にする、英語の超重要文法が、今日の主役、受け身(受動態)です。

なんでわざわざ、そんな回りくどい言い方をするの?

by を付けたり付けなかったり…ルールがよく分からない!

I was born. って、なんで受け身なの?自分で生まれるんじゃないの?

その疑問、素晴らしい!そこが、あなたの英語を「子供の作文」から「大人の客観的なレポート」へと進化させる、超重要なポイントなのです。さあ、受け身の【コアイメージ】を脳にインストールし、あなたの言葉に「客観性」と「プロフェッショナルな響き」を与えましょう!

【1】受け身の心臓部:スポットライトの【当て方】を変える感覚

まず、受け身の全てを貫く、たった一つのコアイメージを頭に叩き込んでください。それは【文の主役(主語)を、「する側」から「される側」に入れ替えて、スポットライトの当て方を変える】という感覚です。

  • 能動態(する側が主役):Tom cleaned the room.
    → スポットライトは トム に当たっています。「トムが何をしたか」が重要です。
  • 受動態(される側が主役):The room was cleaned by Tom.
    → スポットライトは 部屋 に当たっています。「部屋がどうなったか」が重要です。

この【スポットライト理論】さえあれば、「なぜ受け身を使うのか?」という最大の謎が、面白いほどクリアに理解できます。

【2】受け身を使う、ネイティブの4つの「ホンネ」

では、ネイティブはどんな時に、わざわざスポットライトを「される側」に当てるのでしょうか?そこには、4つの明確な意図があります。

① 犯人が分からない、言いたくないとき
My wallet was stolen. (私の財布が盗まれた。)

②「誰が」やったかより、「何が」起きたかの方が100倍重要なとき
The building was built in 1920. (その建物は1920年に建てられた。)

③ 客観的な事実を、冷静に伝えたいとき(ニュースやレポート)
A new law was passed last month. (新しい法律が先月可決された。)

④ 手順や製品説明で、モノを主役にしたいとき
The product is made in Japan. (その製品は日本で作られています。)

【3】byの謎に終止符!付けるとき、付けないとき

by(〜によって)を付けるか付けないか」の問題も、【スポットライト理論】で一撃です。結論は、その情報に、スポットライトを当てる価値があるか?です。

付ける場合 → by以下の情報が【重要・特別】
This song was sung by Adele. (この曲はアデルによって歌われた。)
→ 他の誰でもない、【アデルが】歌ったことに価値があります。

付けない場合 → by以下の情報が【不要・不明・当たり前】
My bag was stolen. (誰か分からないので言えない)
English is spoken in many countries. (by people は当たり前すぎて不要)

【4】受け身の特殊部隊!もはや「感情」を表す慣用表現

これから紹介するのは、形は受け身ですが、もはや「〜される」とは訳さない、感情や状態を表す特殊部隊です。これらは一つの単語のように覚えてしまいましょう!

I am interested in history. (私は歴史に興味があります。)

She was surprised at the news. (彼女はそのニュースに驚いた。)

そして、最大の謎 I was born in Hiroshima. (私は広島で生まれました。)。なぜ受け身なのか?それは、赤ちゃんは自分の意志で生まれるのではなく、母親によって「産み出される」存在だからです。英語の「命」に対する視点が垣間見えて、面白いですよね。

【5】応用編:様々な時制と助動詞とのコンビネーション

受け身は、be動詞の形を変えるだけで、あらゆる時制に対応できます。

現在進行形:My car is being repaired now. (私の車は【今】修理中です。)

現在完了形:The work has been done. (その仕事は【すでに】終わった。)

助動詞:The report must be finished. (レポートは仕上げ【なければならない】。)

そして、makesee といった使役・知覚動詞の受け身では、消えていた to が復活する、という不思議なルールもあります。
I was made to clean the room. (私は部屋を掃除させられた。)

🎓 まとめ:受け身は、あなたの「視点」を操る魔法

いかがでしたか?受け身は、単に主語を入れ替えるだけの、退屈な文法ではありません。それは、聞き手の注意を引きつけ、話の焦点を自在に操り、客観的な事実を冷静に伝えるための、非常に高度な【コミュニケーション戦略】なのです。

用法 役割 例文
基本形 〜される、〜された The window was broken.
by句 動作主を示す(重要な場合) written by a famous author
使う場面 犯人不明、結果が重要、客観性 It was built in 1920.
慣用表現 感情・状態を表す I am interested in...
応用形 様々な時制・助動詞と結合 It is being built.

今日から、ニュース記事や製品マニュアルを読むときに、どれだけ受け身が使われているかを探してみてください。あなたがこれまで「主役」だと思っていた人物が消え、代わりに「モノ」や「コト」が生き生きと語られていることに気づくはずです。

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