【あなたの英語に「影響力」を!】ネイティブの「使役動詞」を完全攻略!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.11.26

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👑【あなたの英語に「影響力」を!】ネイティブの「使役動詞」を完全攻略!

Hey everyone!あなたの専属英語コーチ、WiLL先生です!😎

「部下に、この資料を作成させる」「子供に、外で遊ばせてあげる」。私たちの日常は、自分自身が行動するだけでなく、他者に【働きかけ】、行動を促す場面で溢れています。そして、その「誰かに何かをさせる/してもらう」という【影響力】を、英語で最も巧みに表現するための文法が、今日の主役、使役動詞です。

make, let, have, get…これらは簡単な単語ですが、She made me clean the room. のように、動詞が2つ続く奇妙な形を見て、多くの学習者が混乱します。

make, let, have, get…全部「〜させる」でしょ?どう違うの!?

なんで get だけ to が付くの?

I had my hair cut. って、なんで cut が最後に来るの?

その疑問、素晴らしい!そこが、あなたの英語を「ただのお願い」から「相手との力関係を巧みに操る、高度なコミュニケーション」へと進化させる、超重要なポイントなのです。さあ、使役動詞の【コアイメージ】を脳にインストールし、あなたの言葉に「人を動かす力」を与えましょう!

【1】使役動詞の心臓部:「誰か」を動かす【4つのシナリオ】

まず、使役動詞の全てを貫く、たった一つのコアイメージを頭に叩き込んでください。それは【あなたが「監督」となって、登場人物である「誰か」に、特定の「演技(アクション)」をさせる】という感覚です。そして、その「させ方」には、4つの異なるシナリオ(力関係)が存在します。

動詞 シナリオ(監督の指示) 構文
make 「やれ!」(強制) make + 人 + 動詞原形
let 「やっていいぞ」(許可) let + 人 + 動詞原形
have 「やっておいて」(当然の指示) have + 人 + 動詞原形
get 「やってくれないかな?」(説得) get + 人 + to 不定詞

【2】4人の監督たち:make, let, have, getのキャラクター紹介

make → 鬼監督(強制)
相手の意思に関係なく、「絶対にやれ!」と強制する、最もパワフルな監督です。
My boss made me work on Sunday. (上司は私に日曜も働かせた。)

let → 優しい監督(許可)
「やりたいなら、やってもいいよ」と、相手の自由を尊重し、許可を与える、心優しい監督です。
My parents let me stay out late. (両親は私が遅くまで外出するのを許してくれた。)

have → プロの監督(当然の指示・依頼)
お金を払っていたり、上司と部下のような関係性があったりするときに、「やってもらって当然」というニュアンスで、仕事を依頼・指示する監督です。
I had my assistant book a hotel. (アシスタントにホテルを予約してもらった。)

get → 交渉上手な監督(説得・お願い)
「やってもらって当然」という関係性がない相手に対して、「なんとかお願いして〜してもらう」という、説得や努力のニュアンスを持つ監督です。
I got my brother to help me with my homework. (弟に頼んで宿題を手伝ってもらった。)
ポイント:get だけは、後ろに to が付きます。これは、「説得」というワンクッションを挟んで、相手の行動(to do)に繋げている、とイメージすると覚えやすいですよ!

【3】最重要!「モノ」を「〜してもらう」魔法の構文

さあ、今日の講義のクライマックスです!haveget は、「人」だけでなく「モノ」を目的語にすることで、全く新しい意味を生み出します。

【形】:have / get + モノ + 過去分詞

【意味】:(専門家などに)〜してもらう

I had my hair cut. (私は髪を切ってもらった。)
→ 自分で切ったのではなく、美容師さんという専門家に切ってもらったのです。

I got my phone fixed. (私は携帯を修理してもらった。)

ネイティブ感覚:この構文の心臓部は、「私は、自分の髪が、切られた状態を、手に入れた (have/get)」という感覚です。だから、髪 (my hair) が「切られる (cut)」という受け身の関係になり、過去分詞が使われるのです。

さらに、この構文は「〜される」という【被害】を表すときにも使われます。
He had his wallet stolen. (彼は財布を盗まれた。)

🎓 まとめ:使役動詞は、人間関係を映す「鏡」

いかがでしたか?使役動詞は、単に「〜させる」と訳すだけの文法ではありません。それは、あなたと相手との間の【力関係】や【心理的な距離感】を、言葉に乗せて表現するための、非常に高度で洗練されたコミュニケーションツールなのです。

動詞 シナリオ 構文
make 強制 make + 人 + 動詞原形
let 許可 let + 人 + 動詞原形
have 当然の指示 have + 人 + 動詞原形
get 説得・お願い get + 人 + to 不定詞
have/get 〜してもらう/される have/get + モノ + 過去分詞

あなたがどの使役動詞を選ぶかによって、あなたの人間性そのものが相手に伝わります。今日から、誰かに何かをお願いするとき、「この関係性なら、どの監督がふさわしいかな?」と考えてみてください。

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