【オンライン英会話を活用方法】中学生からスピーキング力を高めるには

１）英語は中学校で習える将来への投資である

中学生の皆さんにとって「英語」は学校の定期テストで必須科目であり、高校入試、大学入試でも最重要科目であり逃れることはできない＝胃の痛くなる科目というのが多くの方の印象ではないでしょうか？

WiLLiesを立ち上げた私も、中学生の頃は初めての外国語ということで心躍りましたがそれは最初だけ。文法がだんだんと難しくなり、覚える単語数も多くなり、いつのまにか憂鬱な教科になっていったのを覚えています。

ただ社会に出て、実際に英語を使って仕事をする機会が増えてくるにつれて、英語は憂鬱な教科ではなく「人生のチャンスを広げてくれる素晴らしい武器」という認識を持つようになりました。今の日本では英語が話せなくても豊かに暮らすことができます。

残念ながら「今の日本では」という限定付きです。世界中の英語教育は刻一刻と変化をしており、中学生の皆さんが社会に出る頃には、英語を操り、海外を相手に仕事ができる人とそうでない人とでは、自分が出会える仕事のチャンスに大きな差が生まれます。わかりやすい”給与”という面でも大きな差が生まれます。実際に英語と給与には強い相関関係があります。

世界の中での英語格差

「英語格差」という言葉を聞いたことはありますか？もともとはかつて英語圏に統治されていた国で深刻な問題になっていました。フィリピンを例にすると、英語ができる人とできない人で社会が分断されてしまうような現象が起こりました。

最近では、世界中の非英語圏の国でも、この「英語格差」の問題が起こりつつあります。世界を相手にしたビジネスや学問・研究などは基本的に英語を通じて行われるケースがほとんどなため、優れたビジネスモデルや学問研究の結果も英語ができないと十分に発信することができません。

日本の中でもこの英語格差が起こる？

残念ながらこれはすでに起きつつあります。かつて国内経済がどんどん伸びている頃であれば英語が話せなくてもそれほど気にすることはありませんでした。しかし国内経済が伸び悩む中で、企業が成長するには海外に目を向けるしかありません。そしてその成長機会を個人が獲得するには英語が必須なのです。残念ながら、同じアジアでも香港やインド、フィリピンなどは生活の中で英語を使いますが、日本はそうではありません。そのため中学生の頃から自ら進んで英語を話すための機会を作る人と、そうでない人とでは、将来社会に出た時に英語による格差が生じてしまうのです。

中学生の皆さんは「これを習って将来なんの役に立つのか？」ということが多くあると思います。ただ英語は学校で習える将来かならず役に立つスキルを身につけていると信じてください。これは事実なのですから。

２）音読音読音読・・習ったことを実際に声に出しましょう

海外で暮らすための必要最低限の英語知識は中学英語で十分と言われます。これは中学生の皆さんにはGood Newsです。つまり今皆さんが習っている英語をテスト対策で終わらせず、使いこなせるレベル（スピーキングができるレベル）になれば海外で暮らすことができる英語力が身に付くということです。

では、どうすればいいのか？

これはウィリーズ英語塾が提唱する「音読」に大きなヒントがあります。学校で習ったことを、つまり教科書を毎日10分音読しましょう。そして慣れてきたら「聞いたものを音読する」という「聞く」と「音読」をセットで学習してください。これにはウィリーズのシャドーイングアプリが最適です。脳科学の観点からこの学習方法は大変効果があることが認められいます（が、難しい話は割愛します 笑）

もしかすると皆さんの英語の先生や予備校の先生も「音読」を推奨されているかもしれません。これは信じて間違いありません。毎日１０分の音読は、高校受験・大学受験はもとより、将来へのとても有効な投資なのです。ぜひやりましょう！

３）オンライン英会話で音読した内容を使ってみる

英語はコミュニケーションするためのスキルです。当たり前ですがスキルは使い続けることで磨かれます。スポーツや楽器演奏と同じですよね。新しく習ったことを使って練習しないと上達はしません。

今では中学生の皆さんも「オンライン英会話」を使って英語を使う練習を簡単にすることができるようになりました。ただ１つだけ注意点があります。漠然とオンライン英会話をやってもいつまで経っても上達はしません。上達を感じるのは最初の数ヶ月でしょう。オンライン英会話という作られた環境では、講師は生徒を理解しようと努めます。生徒の皆さんもこれで”自分の英語が通じた”と錯覚をしてしまう。”通じたからまぁいいや”となってしまいがちです。

スピーキング力を伸ばすには、毎回新しい知識を習いそれを使わないといけません。それには漠然とオンライン英会話レッスンを受講するのではなく、毎回新しい宿題=音読をこなし、次のレッスンでその宿題の内容をチャレンジしてみるという繰り返しが重要になります。
ウィリーズ英語塾のレッスンでは、音読による宿題とそれを試す場としてレッスンを位置付けています。それはこのためなのです。

仮にオンライン英会話を受講する機会がなくとも、まずは学校の教科書を使った音読は誰にでもできますし、シャドーイングアプリは無料でもご利用いただけます。ぜひ将来への投資として、英語の音読をスタートしてみてください。今は必要ないかもしれませんが、将来必ず必要になる英語スピーキング力を身につけることができます。