英検受験する中学生が急増！ オンライン英会話を活用した英語学習が効果的

2020年度の中高生の英検志願者数はコロナ禍にもかかわらず2019年度とほぼ変わらず約29万人となっています。これは中学生の生徒数が減少を続けていることを考えると中高生の英検熱は非常に高いと言えます。
（参考：中学生生徒数は 1962年が最多の約733万人を記録。それから毎年減少を続け2019年は最低の約322万人となっています）

中高生の英検熱の理由は、英検が高校受験、さらにその先の大学受験で優遇されるという事実の他に、４技能をきちんと評価する英検が見直されているからだと考えています。
以下５つは中学生の皆さんに確認していただきたい内容です。

1. 英検は高校受験で有利になる
2. 英検は大学受験で有利になる
3. 英検は一般入試、また将来英語を使いこなすためにもおすすめ！
4. 中学生は英検3級、できれば準２級を目指そう
5. オンライン英会話を使った英検対策

1.英検は高校受験で有利になる

中学生のうちに英検を取得していると「内申点」、学力試験の点数に「加点」されるといった優遇措置が図られる場合があります。これは地域、学校によって異なりますので確認が必要です。

例えば都立高校では英検取得に関して特別の優遇措置はありませんが、都内私立高校では優遇措置がある高校も多く存在します。また埼玉県の公立高校では準2級以上は内申点に20点加算といった高校もあります。また大阪府立高校では、英検2級を取得している場合は、受験当日の点数の80%を最低保証する制度があります。皆さんがお住まいの地域の高校では英検の優遇措置があるか事前に確認しておきましょう。

2. 英検は大学受験で有利になる

大学受験における英検取得者の優遇措置はさらに拡大しています。例えば東京六大学では概ね英検優遇措置があります。さらに公募推薦入試 / AO入試などでも英検取得者に対する優遇措置があります。詳しくはこちらのリンクから確認ください。大学受験では、どの学部であっても英語は必須です。中学生の頃から大学受験を想定し、英検に取り組んでいて損はありません。

3.英検は一般入試、また将来英語を使いこなすためにもおすすめ！

英検3級までのレベルは中学校学習指導要領を参考に試験が作成されています。そのため英検は中学英語の理解度を客観的に評価するために優れた試験と言えます。もちろん高校受験では皆さんの志望校に沿った対策は必要になりますが、中学１年から英語学習のペースメーカーとして英検を活用されることをおすすめします。

また英検は3級以上になるとリスニング、リーディング問題に加え、アウトプット系のスキル、つまりライティングやスピーキング能力も評価対象となります。いわゆる英語４技能をすべて試験することができる試験です。英語を使いこなせるようになるためには長い時間が必要です。将来英語を使って活躍するためにも、英検合格を毎年の短期目標にしてみてはいかがでしょうか。ウィリーズ英語塾では、中学生コース、高校生コースともに、英検受験をおすすめしているのはこのためです。

4. 中学生は英検3級、できれば準２級を目指そう

先に説明したように英検３級までは中学校の学習指導要領を参考にされているため、中学生の皆さんは中学３年生の10月頃には英検3級合格できるレベルを目指しましょう。高校受験での英検取得者優遇は3級以上の場合が多く、準２級からという高校も多いようです。ウィリーズ英語塾では中学在学中に準２級取得を目指しています。準２級合格の力があれば高校受験で英語科目は得点源にすることができます。

5. オンライン英会話を使った英検対策

残念ながら皆さんがイメージする一般的な英会話スクールでは英検対策は難しく、対策するとしても英検二次試験に特化したものがほとんどです。英検一次試験 / 二次試験をすべてオンライン英会話で対策するには、英検が求める”英語４技能“向上を目指したトレーニングが重要になります。つまりインプット（リスニングとリーディング）とアウトプット（スピーキングとライティング）を同時にトレーニングするレッスンが求められます。

当校のレッスンでは、この４技能向上のために６つの力を身につけるトレーニングを行います。詳しくはウィリーズ英語塾のメソッドをご確認ください。

当塾のメソッドを使い、中学生の皆さんには「英文法パターンドリル」で中学校で習う文法や基礎構文を理解するだけでなく、使えるレベルにしていきます。また「英会話・絶対音読シリーズ」や「速読速聴・英単語シリーズ」を使って、リーディング、リスニング力向上を図ります。英検対策といっても、いきなり英検教材を使うことはお勧めしません。特に中学英語は揺るぎない英語の土台を築くために大変重要な基礎になります。まずはこれらの教材を使って、基礎を身につけます。

その上で、英検受験３ヶ月前くらいになったタイミングで英検コースに切り替えていただき、旺文社の「英検予想問題ドリル」、「過去６回全問題集」を使ったトレーニングを行います。リーディングやリスニングのスクリプトを使いシャドーイングや音読を行う他、文法問題はGCCトレーニングとして使用します。英検問題に触れながら、テクニックに偏らないトレーニングを行なっていただきます。

当校の中学生コースの生徒様には「特別な英検対策をしなくとも3級合格、準２級合格をした」という方が多くいらっしゃいます。繰り返しになりますが、英語は基礎が重要な科目です。そのため英検対策といってもいきなり問題集を解くのではなく、中学英語の内容を理解し、使えるレベルにまで押し上げる。そんなオンライン英会話を使った英検対策をお奨めさせていただきます。