【警告】その聞き流しが英語耳を壊す!“発音デッサン法”でリスニング力を覚醒させよう

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.10.29

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【英語耳覚醒】嘘みたいに英語が聞こえるリスニング革命の秘密をを教えます【英会話】

(※ トレーニング用音源は記事中にまとめて設置しています)

こんにちは!

通勤中に英語ニュースをBGMのようにただ流して、「今日も勉強したなぁ」と無理やり自分を納得させていませんか?

実は、あなたが良かれと思って毎日続けてきた、その「聞き流し」「なんちゃってシャドーイング」。

それが、英語の音を無意識に遮断してしまう最悪のトレーニングだったとしたら、ゾッとしませんか?

「いやいや、聞き流しはリスニングの基本でしょ?」
「シャドーイングはリスニングの鉄板トレーニングって言いましたよね?」

その気持ち、痛いほどわかります。
毎日頑張っているのに一向に結果が出ない。それが一番辛いんですよね。

でも、頑張れば頑張るほど、英語が聞こえなくなるなんて信じたくないですよね。
でもこれが、多くの学習者がハマってしまう、残酷な真実なんです。

 

【なぜリスニングを鍛えるのに「口」を鍛えるのが正解なのか】

では早速質問です!
リスニング力を上げるには、一体どこを鍛えれば良いのかわかりますか?
3秒考えてみてください。(3,2,1)

そりゃ「英語耳」というぐらいだから「耳」だと答えますよね。
…でも残念ながら違うんです。

リスニング力を覚醒させるために本当に鍛えるべきは、あなたの「口」なんです。

え、、と思いますよね。

皆さん「英語は発音できれば聞き取れる」という原則をご存知ですか?

 

ちょっと試してみましょう。
いまから英語流すので、なんて言っているか聞き取ってみてください。

実は今の音声は「get it out」って言ってたんです。

ネイティブは「ゲットイットアウト」なんて絶対に発音しません。
ゲリラッウ と発音するんです。

それでは皆さん、私と一緒に ネイティブ発音で一緒にリピーティングしてみましょう

get it out
get it out
get it out

それではもう一回さっきの音源を流します。

 

どうですか?聞き取れましたよね!

これがリスニングを鍛えるには口を鍛える。
「英語は発音できれば聞き取れる」という原則の力なんです。

英語に限らず言語を聞き取る って、パズルのピースをはめていく作業と同じことが私たちの脳内で起きているんです。

例えば、What’s your name? と英語で聞かれると
「What’s your name? 」というパズルのピースが飛んでくるんですね。
そして、このピースが我々の脳内にある「What’s your name?」というパズルの穴にピタッとはまると聞き取れるってなるわけです。

でも先ほどの例だと
「get it out」(ゲリラウ)というピースが飛んできても
我々の脳内には「get it our」(ゲットイットアウト)という穴はあるけど、
ゲリラウの穴はないのでハマらない。つまり聞き取れないということなんです。

だからネイティブの正しい発音を繰り返し声に出すことで、
「get it out」(ゲリラウ)という穴を脳内に作るんです。
そうすれば聞き取れるというわけです。

【発音デッサン法の解説】

ここで、私が提唱している「発音デッサン法」を紹介します。
名前の通り、これは英語の音を“絵を描くように”なぞる練習法です。
つまり、耳で音の輪郭を捉え、口でその形を正確に再現していく。
感覚としては「音の模写」に近いです。

普通のシャドーイングが「走りながら真似る」とすれば、
発音デッサン法は「一時停止して、線一本一本を丁寧になぞる」イメージ。

手順は簡単です。

① まずはネイティブの音声を一文だけ聞きます。

② 次に、その音の中でどこがつながっているか、どこが弱くなっているかを耳で観察します。

③ その後、スクリプトを見ながら自分の口で“音の流れ”をデッサンするように再現します。

④ それを録音して、ネイティブと自分の音の差を確認します。

この練習を続けると、驚くほど早く、音の違いが聞こえてくるようになります。
なぜなら、自分の口で“その音の再現プロセス”を経験しているから。
つまり、あなたの脳が「音の3Dモデル」を作り始めるんです。

【一緒にトレーニングしよう】

Step 1: 全体の聞き取り  

それでは30秒ほどの音源を流しますが、最初は聞き取れない、意味が全く分からない、それで全然問題ありません。むしろそんな方ほど、最後のbefore-afterの違いを実感できると思います。
それではちょっと難しめ。30秒の音源を流すので、どういう意味かまずはリラックスして聞き取ってください。

はい、お疲れ様でした。

難しかった方。Step 2から 「発音デッサン」やっていくので安心してください。
だいたい聞き取れたという方も、実は完全には聞き取れていないものがあるはずです。
この「発音デッサン」をやると”なんとなく理解した”から、”自信をもって100%理解した”状態に変わっていくので最後まで集中してトレーニングをやっていきましょう。

 

Step 2: チャンク毎・発音デッサン 

それでは一つのセンテンスをチャンク単位で停止するので、
どこがつながって聞こえるか、どこが弱くなっているかを耳で観察してください。

合計で16のチャンクを用意しています。
チャンク毎に以下①〜⑤を実施していきます!

———————————————————————-

① ナチュラルスピード(x1.0)でリラックスして聴く

② スクリプトを見ながら(x0.7)で聴く
→聞き取れなかった箇所を確認します

③ (x0.5)で聴きながら丁寧に発音する

④(x0.7)で聴きながら丁寧に発音する

ナチュラルスピード(x1.0)でリラックスして聴く
→最初とは聞き取りの精度が全然違うことが分かる!

———————————————————————-

以下チャンク毎の音源をまとめたので、自分のペースで①〜⑤を実施していきましょう!
それでは早速スタートします!

<チャンク1>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク2>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク3>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク4>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク5>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク6>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク7>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク8>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク9>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク10>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク11>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク12>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク13>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク14>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク15>

x 1.0

x0.7

x0.5

<チャンク16>

x 1.0

x0.7

x0.5

 


さん、お疲れ様でした!

Step 3: 全体の聞き取り Before-After の確認

最後にもう一度ナチュラルスピードで音源を流すので、最初に聞き取った時と比べてどんな変化があったか皆さん体感してください。それでは行ってみます!

最初とは比較にならないぐらい一語一語クリアに英語を聞き取れたと思います。

シャドーイングや音読は、多くの方がやられてると思いますが、30秒あまりの音源をここまでゆっくり丁寧に聞いて、なぞるように発音するというのは初体験だった方も多かったんじゃないでしょうか。

実際に私のコーチングプログラムでは、初心者だけでなく、TOEIC 900以上ある方も今回のようにまずは一つ一つ丁寧に聞き、リピーティングしてもらっています。まさしく口の筋トレです。

この発音デッサントレーニングをすることで、今までなんとなくごまかしながら聞き取ってきた英語を、自信を持って聞き取れるレベルにしていくことができるんです。

それでは今日も最後までありがとうございました!