なぜ英語5文型は重要なのか? 基本動詞 Get(第1~第5文型)

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2024.09.17

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なぜ英語5文型は重要なのか? 基本動詞 Get(第1~第5文型)

こちらの記事で実践においてなぜ英語5文型が重要なのかを説明しました。

今回は基本動詞の「get」について解説します。
動詞 getは第1文型から第5文型まで全ての文型で使われます。意味も異なってくるのでそれぞれ学習しましょう。

get(第1文型):「SがVする」→「達する」「至る」「到着する」

解説

第1文型は「SがVする」という意味になる文型です。
この第1文型「SV」の get は自動詞で 「達する」「至る」「到着する」といった意味を持ちます。
 
例えば、以下の例文はどちらも「達する」「到着する」といった意味になりますよね。
・ He gets to the hotel early. (彼は早くホテルに着く。)
・They get to the conference room late.(彼らは会議室に遅れて着きます。)
 
※ S:主語
※ V:動詞(自動詞)
※ 自動詞:目的語を必要としない動詞です。
※ なお、第1,2文型は自動詞を、第3,4,5文型は他動詞を用います。
 

口頭英作文・練習問題

ウィリーズ英語塾の社会人向けWebBookで取り扱っている「get(第1文型)」の口頭英作文問題をいくつかまとめましたので、日本語の音声を聞いて、すぐに英語に変換できるか練習してみてください!
 

get(第2文型):「S = Cという状態」→「〜の状態になる」

解説

※ 第2文型:「S = Cという状態」という意味になる文型です。
この第2文型「SVC」の get は自動詞で 「〜の状態になる」といった意味を持ちます。

 
例えば、以下の例文はどちらも「〜の状態になる」といった意味になりますよね。
・She got robbed.(彼女は強盗にあったんだ。)
・He got promoted to team leader.(彼はチームリーダーに昇進した。)

※ S:主語
※ V:動詞(自動詞)
※ C:補語(S=Cの関係が成り立ちます)
※ 自動詞:目的語を必要としない動詞です。
※ なお、第1、2文型は自動詞を、第3,4,5文型は他動詞を用います
 

ウィリーズ英語塾の社会人向けWebBookで取り扱っている「get(第2文型)」の口頭英作文問題より

 

get(第3文型):「SがOにVする→「〜を手に入れる」「〜を受け取る」

解説

※ 第3文型:「SがOにVする」という意味になる文型です。
この第3文型「SVO」の get は他動詞で 「〜を手に入れる」「〜を受け取る」といった意味を持ちます。

例えば、以下の例文はどちらも「〜を手に入れる」といった意味になります。
・ I have just got the ticket. (私はチケットをちょうど手に入れた)
・My friend got an email from the admission office. (私の友達は事務局からメールを受け取った)

※ S:主語
※ V:動詞(他動詞)
※ O:目的語(動詞の動作が及ぶ対象を示します)
※ 他動詞:目的語を必要とする動詞です。
※ なお、第1、2文型は自動詞を、第3,4,5文型は他動詞を用います

 

get(第4文型):「SがOにOをあげる」→「SがOにOをあげる」

解説

※ 第4文型:「SがOにOをあげる」という意味になる文型です。
また「O≠O」という関係になります。

この第4文型「SVOO」の get は他動詞で 「SがOにOをあげる」といった意味を持ちます。
例えば、以下の例文はどちらも「SがOにOをあげる」といった意味になります。
・He got me flowers for my birthday. (彼は私の誕生日に花をくれた)
・My mother got me some milk. (私の母は私に牛乳を買ってきてくれた)

※ S:主語
※ V:動詞(他動詞)
※ O:目的語(動詞の動作が及ぶ対象を示します)
※ C:補語 ※ 他動詞:目的語を必要とする動詞です。
※ なお、第1、2文型は自動詞を、第3,4,5文型は他動詞を用います

give と第4文型のgetの違い

「あげる」というと多くの方は 「give」を連想するのではないでしょうか?
この「あげる」という文脈で、giveとgetの使い分けは以下になります。

・give:既に持っている物を人にあげる
・get:新たに入手する物を人にあげる

例)He gave a bottle of water. 「彼は水を1本くれた」 (=彼が既に持っている水をあげた)
例)He got me a bottle of water. 「彼が私に水を1本くれた。」 (=彼が新たにあなたのために水を1本入手しあげた)

give と getを文脈にあわせて使い分けましょう!

 

get(第5文型):「SがOをCの状態にする」→「SがOをCの状態にする/させる」

解説

※ 第5文型:「SがOをCの状態にする」という意味になる文型です。
また「O=C」という関係になります。

この第5文型「SVOC」の get は他動詞で 「SがOをCの状態にする/させる」といった意味を持ちます。
例えば、以下の例文はどちらも「SがOをCの状態にする/させる」といった意味になりますよね。

・He got me happy. (彼は私を幸せにした)
・Don’t get me angry. (私を怒らせるな)

※ S:主語
※ V:動詞(他動詞)
※ O:目的語(動詞の動作が及ぶ対象を示します)
※ 他動詞:目的語を必要とする動詞です。
※ なお、第1、2文型は自動詞を、第3,4,5文型は他動詞を用います

 

【使役動詞について】

使役動詞は、人(物)に何かをしてもらう、させる、という意味を表すことができる動詞で、make, have, get, letがあり、それぞれニュアンスが異なります。

make:強いて~させる
let:~することを許す・許可する
have:義務や仕事として~させる
get:強制的に~させる

・My mother made me study overnight yesterday.(昨日は母に夜通し勉強させられた。)
・My teacher let us go home early because of the typhoon.(先生は台風のために私たちを早く帰らせた。)
・My father had me go to the grocery store for the dinner.(父は私に夕食の買い物に行かせた。)
・My mother gets me to clean the room occasionally.(母は時々私に部屋の掃除をさせる。)

「してもらう」「させる」と言ったときに、間違った使役動詞を使ってしまうとトラブルになりかねないので気をつけましょう!


他の基本動詞については こちらからご確認ください!