【もう使い分けに迷わない!】最強の助動詞 must を完全攻略!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.11.13

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👑【もう使い分けに迷わない!】最強の助動詞「must」を完全攻略!

Hey everyone!あなたの専属英語コーチ、WiLL先生です!😎

「このプロジェクトは、絶対に成功させなければならない」
「このデータを見る限り、彼らの戦略は間違いない」

ビジネスや人生において、私たちは時に、強い【覚悟】や【確信】を言葉にする必要があります。そんなとき、あなたの発言に「絶対」という揺るぎない力を与えてくれるのが、今日の主役、最強の助動詞 must です。

しかし、この must はあまりにもパワフルなため、使い方を間違えると、ただの「偉そうな人」になってしまう危険性も秘めています。

musthave to って、結局どう違うの?

must notdon't have to の意味が、全然違うって本当?

その疑問、素晴らしい!その違いを理解することこそが、must を「危険な刃」から「信頼を勝ち取る最強の武器」へと変える鍵なのです。今日の講義は、皆さんが抱える must への誤解を解き、この力強い助動詞を自在に操るための【ネイティブ感覚】をインストールするものです。

【1】mustの心臓部:話し手の【内なる声】に従う感覚

まず、must の全てを貫く、たった一つのコアイメージを頭に叩き込んでください。それは【ルールや他人から言われたからではなく、話し手自身の心の中から湧き上がる、強い信念や確信に従う】という感覚です。

この【内なる声】というイメージさえあれば、must の持つ二つの大きな顔が、面白いほどクリアに理解できます。

【2】強い意志の顔:「絶対に〜する!」【義務・必要】のmust

これが must の最も有名な顔、「〜しなければならない」という強い義務です。コアイメージは【「絶対にこうあるべきだ」という、自分の内なる信念や強い決意】です。

I must attend the meeting. は、誰かに言われたからではなく、「私が出席することが、このプロジェクトにとって絶対に必要なのだ」という【自分の強い意志】を表しています。

ここで、英語学習永遠のテーマ【must vs have to問題】に、今日、完璧に終-止符を打ちましょう。

must →【内的・主観的】な義務。「私がそうすべきだと強く思う!」
I must finish this tonight. (今夜これを終わらせるぞ!という【自分の決意】)

have to →【外的・客観的】な義務。「ルールや状況が、私にそうさせる」
I have to finish this tonight. (締め切りだから、終わらせないとマズいな…という【外部の事情】)

【3】揺るぎない確信の顔:「〜に違いない!」【推量】のmust

must のもう一つの顔が、「きっと〜に違いない」という【非常に確信度の高い推量】です。コアイメージは、先ほどと同じく【状況証拠から考えて、こうであるとしか思えない、という自分の内なる確信】です。

He must be tired. (彼は疲れているに違いない。)
→ 朝から働きっぱなしの彼を見て、「疲れていないはずがない」という【論理的な確信】です。

You must be joking! (冗談でしょう!)
→ あまりに信じられない話を聞いて、「それが冗談でないはずがない」という【強い確信】です。

【4】最大の罠!【must not】と【don’t have to】の絶望的な違い

さあ、今日の講義で最も重要なポイントです。これを間違えると、コミュニケーションに致命的な誤解を生みます。

must not (mustn’t) →【〜してはいけない】という『強い禁止』
You must not smoke here. (ここでタバコを吸ってはいけません。)
→ 強い命令です。吸ったら罰せられるレベルの禁止。

don't have to →【〜する必要はない】という『不必要』
You don't have to come tomorrow. (明日は来る必要はありませんよ。)
→ 来てもいいし、来なくてもいい。義務がない、ということです。

You must not go. は「行ったらダメだ!」、You don't have to go. は「行かなくてもいいよ」。意味が全く違いますよね?これは英語学習における最大の落とし穴の一つです。今日、ここで完全にマスターしてください。

【5】過去と未来への旅:mustの分身たち

must は現在形しか持たないため、過去や未来の話をするときは、相棒の have to に助けを求めます。

過去の義務 → had to
I had to attend the meeting yesterday. (昨日、会議に出席しなければならなかった。)

未来の義務 → will have to
You will have to submit the report tomorrow. (明日、レポートを提出しなければならないでしょう。)

では、「〜だったに違いない」という過去への強い推量はどう言うのか?ここで登場するのが、この形です。
【形】:must have + 過去分詞
He must have been tired. (彼は疲れていたに違いない。)

🎓 まとめ:mustは、あなたの「内なる声」を代弁する最強の助動詞

いかがでしたか? must のコアイメージは、常に【話し手の心の中から湧き出る、強い信念や確信】です。この感覚を掴めば、have to との使い分けにも、否定形の意味の違いにも、もう迷うことはありません。

用法 役割 例文
義務・必要 〜しなければならない We must act now.
推量・確信 〜に違いない It must be true.
禁止 〜してはいけない You must not enter.
過去の義務 〜しなければならなかった I had to leave.
過去の推量 〜だったに違いない He must have known.

must は、あなたの言葉に「重み」と「説得力」を与え、リーダーシップを発揮するための強力なツールです。ただし、多用は禁物。ここぞという場面で使うからこそ、その言葉は相手の心に強く響くのです。

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