【もう使い分けに迷わない!】ネイティブの can / could を完全攻略!

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2025.11.12

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👑【もう使い分けに迷わない!】ネイティブのcan / couldを完全攻略!

Hey everyone!あなたの専属英語コーチ、WiLL先生です!😎

「これ、手伝ってくれる?」と「これ、手伝っていただけますか?」。日本語のこの微妙なニュアンスの違い、私たちは無意識に使い分けていますよね。実は、英語にも、この「丁寧さ」や「可能性の度合い」を自在にコントロールする魔法のペアが存在します。それが、今日の主役 cancould です。

couldcan の過去形でしょ?」

そう思っているあなた、半分正解、でも半分は非常にもったいない勘違いをしています!実は、could は単なる過去形ではなく、会話の雰囲気をガラッと変える【魔法のクッション言葉】としての役割を持っているのです。

今日の講義は、皆さんが抱える cancould への誤解を解き、この最強ペアを自在に操るための【ネイティブ感覚】をインストールするものです。この講義が終わる頃には、あなたの英語はもっと丁寧で、もっと洗練された響きを持つようになっているはずです!

【1】基本の顔:「できる!」【能力】を表すcanとcould

まずは基本から。自分の「能力」について語るときの使い方です。

① 現在の能力 → can
今、自分に「できる」能力を表します。
I can speak English fluently. (私は英語を流暢に話せます。)

② 過去の能力 → could
過去に「できた」能力を表します。
When I was in high school, I could play the piano. (高校のとき、ピアノを弾くことができました。)

【上級者への一歩】
過去の「一回きりの成功」を語るとき、could ではなく was able to を使うのが自然です。
I could finish the task on time.
I was able to finish the task on time. (その仕事を時間内に終えることができた。)
could は過去の「一般的な能力」に、was able to は「特定の場面で、実際にできた」ことに使う、と覚えておくと、あなたの英語はぐっと正確になります。

【2】丁寧さの魔法:「〜してもいい?」【許可】を求めるcanとcould

次に、相手に「許可」を求めるときの使い方です。ここから could の魔法が始まります。

① カジュアルな許可 → can
友達や同僚との、日常的な許可のやり取りで使います。
Can I use your pen? (ペン、使っていい?)

② 丁寧な許可 → could
could を使うと、一気に「〜してもよろしいでしょうか?」という【控えめで丁寧】な響きに変わります。
Could I leave a bit early today? (今日は少し早く帰ってもよろしいでしょうか?)

ビジネスシーンで上司に許可を求めるとき、Can I...? よりも Could I...? と言えた方が、相手への敬意が伝わります。could は【距離感】を表すクッションなのです。

【3】人間関係の鍵:「〜してくれませんか?」【依頼】するcanとcould

許可と同様に、「依頼」の場面でも could は絶大な効果を発揮します。

① カジュアルな依頼 → can
家族や親しい友人への、気軽なお願いで使います。
Can you help me with this? (これ手伝ってくれる?)

② 非常に丁寧な依頼 → could
ビジネスメールや、初対面の人、目上の人へのお願いに最適です。
Could you please lend me your notes? (ノートを貸していただけますでしょうか?)

Could you...? は、英語で最も丁寧で、最もよく使われる依頼表現の一つです。これをマスターするだけで、あなたのコミュニケーション能力は飛躍的に向上します。

【4】可能性のニュアンス:「ありえる」canと「ひょっとしたら」のcould

物事の「可能性」を語るとき、cancould では【確信度】が大きく異なります。

① 一般的な可能性 → can
「〜ということもあり得る」という、一般的な事実やルールを述べるときに使います。
It can be dangerous to drive at night. (夜の運転は危険なことがあります。)

② 不確かな可能性 → could
「(確信はないけど)〜かもしれない」という、話し手の【主観的で控えめ】な推測を表します。
It could rain later. (後で雨が降るかもしれません。)

It will rain. (100%雨が降る) > It can rain. (雨が降ることもある) > It could rain. (ひょっとしたら雨が降るかも)。この確信度のグラデーションを使いこなせると、あなたの発言はもっと繊細で、思慮深いものになります。

【5】過去への後悔:「〜できたのに…」【仮定法】のcould

最後に、could が過去の出来事と結びついた、少し特別な使い方です。

【形】:could have + 過去分詞

これは、「(実際にはしなかった/できなかったけど)〜できた可能性があったのに」という、過去への【後悔】や【実現しなかった可能性】を表します。

I could have passed the test if I had studied harder.
(もっと勉強していれば、試験に合格できたのに…。)

映画のセリフや、深い議論で頻出する表現です。これが聞き取れるようになると、会話の裏にある登場人物の「気持ち」まで読み取れるようになりますよ。

🎓 まとめ:couldは「距離感」と「丁寧さ」を生む魔法の杖

いかがでしたか? could が単なる過去形ではない、ということがハッキリと分かったのではないでしょうか。

用法 can (直接的・カジュアル) could (控えめ・丁寧・過去)
能力 〜できる I can swim. 〜できた I could swim.
許可 〜していい? Can I go? 〜してよろしいですか? Could I go?
依頼 〜してくれる? Can you help? 〜していただけますか? Could you help?
可能性 〜もあり得る (客観的) 〜かもしれない (主観的)
仮定法 (使わない) 〜できたのに… I could have done...

can が【現実】の世界でストレートに物事を語るのに対し、could は一歩引いた【仮定】の世界から、物事を控えめに、丁寧に、そして可能性として語る動詞なのです。この「距離感」の感覚を掴むことが、ネイティブスピーカーの心遣いを理解する鍵となります。

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