英検S-CBTと従来型の違いを徹底比較|社会人・高校生はどっちを選ぶべき?対策も解説|コラム|ウィリーズ英語塾
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2026.07.22
英検対策
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英検S-CBTと従来型の違いを徹底比較|社会人・高校生はどっちを選ぶべき?対策も解説

英検を申し込もうとして、「英検S-CBT」と「従来型」という2つの受験方式が出てきて手が止まった――そんな方は多いのではないでしょうか。
名前は聞いたことがあっても、日程や解答のしかた、受けられる級、料金がどう違うのか、いざ選ぶとなると意外と分かりにくいものです。仕事や部活で忙しいなか、どちらを選べば損をしないのか迷ってしまいますよね。
結論から言えば、同じ級であれば両者で取得できる資格もCSEスコアも同じで、主に違うのは試験の「受け方」です。ただし、受けられる級・実施日程・受験回数・検定料には違いがあります。だからこそ、自分の生活スタイルや得意・不得意に合わせて選ぶことで、合格までの近道をつくれます。
そこで本記事では、英検S-CBTと従来型英検の違いを、日程・解答方式・受験級・検定料といった観点から比較表で整理し、社会人・高校生それぞれにとっての選び方と、方式に合わせた対策のコツまで解説します。
累計2万人以上を指導し、英検1級合格者を毎年50名以上輩出してきたウィリーズ英語塾の知見をもとにまとめました。
目次
- 英検S-CBTと従来型の違い|まず結論から
- そもそも英検S-CBTとは?基本情報と受験の流れ
- 英検S-CBTと従来型英検の違いを比較表で総まとめ
- 違い①:受験日程・受験回数(S-CBTは毎週土日・同回3回まで)
- 違い②:解答方式(PC操作・タイピング型 vs 手書き・対面面接)
- 違い③:受験できる級と検定料
- 英検S-CBTのメリット・デメリット
- 従来型英検のメリット・デメリット
- 社会人・高校生はどちらを選ぶべき?タイプ別の選び方
- 英検S-CBTで失敗しないための対策|PC操作・タイピングと4技能同時対策
- 従来型とS-CBTを組み合わせる「合格チャンス最大化」戦略
- 英検合格を担任制で目指すなら|WiLLies英語塾の英検コース
- 英検S-CBTと従来型に関するよくある質問
- まとめ:違いを理解して、自分に合う受験形式を選ぼう
英検S-CBTと従来型の違い|まず結論から

最初に、いちばん知りたい結論からお伝えします。細かい比較の前に全体像をつかんでおくと、後の章がぐっと理解しやすくなります。
英検S-CBTと従来型英検は、同じ級であれば、取得できる級の認定も英検CSEスコアも同じです。大学入試や高校入試、就職などで使うときの価値に差はありません。違うのは、あくまで「受け方」の部分と、受けられる級・日程・受験回数・検定料といった制度面です。
ざっくり言えば、両者はこう整理できます。
| 受験方式 | ひとことで言うと |
|---|---|
| 英検S-CBT | コンピュータで4技能を1日で受験。毎週土日中心で日程が柔軟 |
| 従来型英検 | 紙で一次試験、後日に対面面接。年3回で受験機会は限られる |
大きな分かれ目は「コンピュータで受けるか、紙と対面で受けるか」という点です。この違いから、受験できる日程や解答方法、対策の重点まですべてが枝分かれしていきます。
どちらが優れているというものではありません。忙しくて日程を選びたい人にはS-CBTが、紙と対面のほうが力を出しやすい人には従来型が向いています。本記事では、この判断ができるようになることをゴールに、違いを一つずつ見ていきます。
そもそも英検S-CBTとは?基本情報と受験の流れ

比較に入る前に、まだなじみの薄い英検S-CBTがどんな試験なのかを押さえておきましょう。従来型はイメージできても、S-CBTは初めてという方が多いはずです。
英検S-CBTは、コンピュータを使って4技能(リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング)を1日で受験する方式です。取得できるのは、同じ級であれば従来型と同じ英検の資格・CSEスコアです。
英検S-CBTの受験の流れ
当日は、コンピュータの前に座り、ヘッドセットを装着して受験します。技能ごとの解答方法は次のとおりです。
| 技能 | 解答方法 |
|---|---|
| スピーキング | ヘッドセットのマイクに向かって話し、解答を録音する吹込み式 |
| リスニング | ヘッドセットで音声を聞き、マウスで選択肢をクリック |
| リーディング | 画面上の問題を読み、マウスで選択肢をクリック |
| ライティング | キーボードで入力する「タイピング型」か、手書きの「筆記型」を申込時に選択 |
特徴的なのは、従来型では一次試験と二次試験(面接)に分かれる内容を、S-CBTでは同じ日にまとめて受験する点です。スピーキングも録音方式のため、面接官と対面する必要はありません。
試験は原則としてスピーキング→リスニング→リーディング→ライティングの順で進みます。詳しい仕様は英検S-CBTについて(日本英語検定協会)や試験内容(日本英語検定協会)で確認できます。
英検S-CBTと従来型英検の違いを比較表で総まとめ

基本が分かったところで、両者の違いを一覧で見比べてみましょう。ここを押さえれば、あとは各項目を深掘りするだけです。
主な違いを表にまとめました。まずは全体を俯瞰してみてください。
| 項目 | 英検S-CBT | 従来型英検(本会場) |
|---|---|---|
| 試験の方式 | コンピュータで受験 | 紙(マークシート・記述)+対面面接 |
| 実施日 | 原則、毎週土日(一部エリアでは平日も実施) | 年3回(一次・二次で日程が分かれる) |
| 4技能の受験 | 1日ですべて完結 | 一次(筆記・リスニング)と二次(面接)が別日 |
| 同一検定回の受験回数 | 同じ級を最大3回まで | 1回 |
| 受験できる級 | 準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級 | 1級~5級(全級) |
| スピーキング | マイクに吹き込む録音式 | 面接官との対面(3級以上) |
| ライティング | タイピング型/筆記型を選択 | 手書き |
| 資格・CSEスコア | 従来型と同じ | S-CBTと同じ |
こうして並べると、「日程の柔軟さ・1日完結・受験回数の多さ」がS-CBTの持ち味で、「全級に対応・紙と対面のなじみやすさ」が従来型の持ち味だと分かります。
両方式で共通するCSEスコアの仕組みを詳しく知りたい方は、英検CSEスコアの仕組みと自分の課題の把握もあわせてご覧ください。
次の章からは、特に迷いやすい「日程」「解答方式」「級と検定料」の3つを、それぞれ詳しく見ていきます。
違い①:受験日程・受験回数(S-CBTは毎週土日・同回3回まで)

まずは、多くの人が最初に気にする「いつ受けられるか」の違いです。ここはS-CBTと従来型で大きく差が出るポイントです。
従来型英検は、例年、年3回の実施です。決められた試験日に一次試験を受け、合格した人が後日の二次試験(面接)に進みます。一方の英検S-CBTは、原則として毎週土日に実施され、1日で4技能すべてを受験できます(級・地域により実施日は異なり、一部エリアでは平日にも実施されます)。
受験機会の多さが違う
もっとも大きな差は、受験機会の多さです。従来型が年3回なのに対し、S-CBTは同一の検定回のなかで、同じ級を最大3回まで受験できます。ここでいう検定回とは、第1回(4~7月)・第2回(8~11月)・第3回(12~翌3月)の各期間を指し、その期間内であれば、1回目の手ごたえを踏まえて同じ級にもう一度挑戦する、といった戦略が取れます。
仕事の繁忙期や、部活の大会・定期テストと重なる時期を避けて日程を選べるのは、忙しい社会人・高校生にとって大きな利点です。年3回の日程に生活を合わせなければならない従来型と比べ、S-CBTは「自分の都合に試験を合わせる」感覚に近くなります。
結果が出るまでの流れも異なる
従来型は一次試験の合格発表を待ってから二次試験に進むため、最終結果が出るまでに一定の期間がかかります。S-CBTは4技能を同日に受験するため、一次・二次を別々に準備してスケジュールを組む必要がありません。
「短期間で結果を確定させたい」「何度も挑戦できる環境で臨みたい」という方には、S-CBTの日程の柔軟さが向いています。試験日程や申込期間は、必ず日本英語検定協会の公式サイトで最新情報を確認してください。
違い②:解答方式(PC操作・タイピング型 vs 手書き・対面面接)

次は、当日の「解答のしかた」の違いです。ここは慣れ・不慣れが結果に影響しやすいため、方式選びで特に重要なポイントになります。
従来型は紙にマークシートや記述で解答し、スピーキングは面接官と対面で行います。対してS-CBTは、リーディング・リスニングはマウス操作、スピーキングは録音式、ライティングはタイピングか手書きを選択という方式です。
「話す」場面の違い
スピーキングの受け方は、両者で大きく異なります。従来型は面接官と向き合い、その場でやり取りをします。表情や反応を見ながら話せる一方、対面が苦手な人は緊張しやすい面もあります。
S-CBTはマイクに向かって解答を録音する方式です。面接官はいないため、対面のプレッシャーは小さくなります。ただし、目の前に相手がいないなかで一人で話し続ける独特の雰囲気に、事前に慣れておく必要があります。
また、周囲の受験者も同時にスピーキングを録音するため、周りの声が気になる場合がある点はS-CBT特有の注意点です。集中して自分の解答に向かう練習をしておくと安心です。
対面・録音のどちらの形式でも、スピーキングは早めの練習が効きます。英検二次試験の面接(スピーキング)を乗り切る戦略も参考になります。
「書く」場面の違い
ライティングでは、S-CBTはタイピング型と筆記型を申込時に選べます。タイピングに慣れている人なら、手書きより速く、修正もしやすいというメリットがあります。パソコンでの文章作成が日常的な社会人には、相性が良い方式です。
一方、キーボード入力に不安がある人は、無理にタイピング型を選ぶ必要はありません。筆記型を選べば、従来型と同じ手書きで解答できます。自分がどちらで力を出しやすいかを基準に選ぶとよいでしょう。
リーディング・リスニングは画面上でマウス操作を行うため、紙のように書き込みながら解く従来型とは、問題への向き合い方が変わります。S-CBTでも試験中はメモ用紙が配布されます(試験後に回収され、持ち帰りはできません)が、問題画面そのものに線を引いたり書き込んだりはできません。長文に線を引きながら解いてきた人は、画面上で読み解く感覚に事前に慣れておきたいところです。
違い③:受験できる級と検定料

3つ目の違いは、受けられる級と料金です。ここは「そもそも自分の受けたい級がS-CBTにあるか」を左右する、実務的に大切なポイントです。
従来型英検は1級から5級まですべての級を実施しています。一方、英検S-CBTで受験できるのは準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級です。1級・4級・5級はS-CBTでは受けられないため、この級を目指す場合は従来型を選ぶことになります。なお、S-CBTの実施級は年度や運営状況によって変更される場合があるため、最新の実施級は公式サイトで確認してください。
受けたい級の学習イメージをつかみたい社会人の方は、社会人向けの英検準1級の勉強法と合格対策も参考になります。
検定料を比較する
検定料も方式によって異なります。2026年度の個人受験(税込)の検定料は次のとおりです(2026年度は全級一律で100円引き下げられています)。
| 級 | 英検S-CBT | 従来型(本会場) |
|---|---|---|
| 準1級 | 10,500円 | 10,400円 |
| 2級 | 9,600円 | 9,000円 |
| 準2級プラス | 9,200円 | 8,600円 |
| 準2級 | 9,000円 | 8,400円 |
| 3級 | 7,700円 | 6,800円 |
※上記は2026年度の金額です。検定料は改定されることがあるため、申込時には英検S-CBTの検定料(日本英語検定協会)で最新の金額を必ず確認してください。
表のとおり、同じ級ならS-CBTのほうが本会場よりやや高めの設定になっています。受験機会の多さや1日完結の利便性と、料金のバランスをどう見るかも、方式選びの判断材料になります。
なお、学校などの団体を通して受験する「準会場」では、従来型の検定料がさらに抑えられる場合があります。所属先の学校・塾が準会場になっているかどうかも、確認しておくとよいでしょう。
英検S-CBTのメリット・デメリット

ここまでの違いを踏まえて、英検S-CBTのメリットとデメリットを整理します。良い面だけでなく、注意点も正直に押さえておきましょう。
S-CBTの魅力は、なんといっても日程の柔軟さと1日完結の効率のよさにあります。まずはメリットから見ていきます。
英検S-CBTのメリット
第一に、受験機会が多いことです。原則毎週土日に実施され、同一検定回で同じ級を最大3回まで受けられるため、忙しい社会人や部活で予定が読みにくい高校生でも、都合に合わせて挑戦できます。
第二に、1日で4技能が完結することです。一次・二次と日程を分けて準備する必要がなく、スケジュールを立てやすくなります。第三に、リスニングはヘッドセットで音声を聞く方式です。タイピングに慣れた人なら、ライティングを速く処理できる点も利点です。
英検S-CBTのデメリット・注意点
一方で、注意点もあります。まず、受験する級が準1級~3級に限られ、1級は受けられません。また、1つの会場で受験できる人数が限られるため、希望の日程・会場が埋まることもあります。早めの申し込みが安心です。
さらに、4技能を1日でまとめて受験するため、すべての技能を同時に仕上げておく必要がある点も見落とせません。加えて、スピーキングで周囲の声が気になる、パソコン操作やマウス・タイピングに慣れが必要、といったS-CBTならではのハードルもあります。これらは事前の対策で十分にカバーできますので、後の章で具体策を紹介します。
従来型英検のメリット・デメリット

続いて、長く親しまれてきた従来型英検のメリット・デメリットです。S-CBTと比べることで、それぞれの持ち味がより鮮明になります。
従来型の強みは、全級に対応していることと、紙・対面という慣れた形式で受けられる点にあります。
従来型英検のメリット
第一に、1級から5級まですべての級を受験できます。1級を目指す人や、小さなお子さまが5級・4級から始める場合は、従来型が選択肢になります。
第二に、紙とペンで解答できることです。問題文に線を引いたり書き込んだりしながら解く、慣れ親しんだやり方をそのまま使えます。第三に、スピーキングが面接官との対面で行われるため、相手の反応を見ながら話せる安心感があります。学校や塾が準会場になっていれば、通い慣れた場所で受けられる場合もあります。
従来型英検のデメリット・注意点
デメリットとしては、まず受験機会が年3回に限られることです。日程が生活と合わないと、次の回まで待つことになります。また、一次試験と二次試験が別日になるため、二次のためにもう一度会場へ足を運ぶ必要があります。
さらに、大人数の会場ではリスニングが聞こえづらく感じる場合や、対面が苦手な人はスピーキングで緊張しやすい、といった声もあります。どちらの方式にも一長一短があり、大切なのは自分の状況に合うほうを選ぶことだと分かります。
社会人・高校生はどちらを選ぶべき?タイプ別の選び方

いよいよ、本記事の核心です。ここまでの違いを踏まえ、あなたがどちらを選べばよいのかを、タイプ別に整理します。迷ったときの判断基準にしてください。
結論として、どちらが正解ということはなく、生活スタイルと得意・不得意で選ぶのが基本です。まずは向き・不向きを表で確認しましょう。
| こんな人には | 向いている方式 |
|---|---|
| 日程を柔軟に選びたい・短期間で何度も挑戦したい | 英検S-CBT |
| パソコン・タイピング操作に慣れている | 英検S-CBT |
| 1日で受験を終わらせたい | 英検S-CBT |
| 1級を受けたい | 従来型英検 |
| 紙とペンで解くほうが集中できる | 従来型英検 |
| 対面のほうがスピーキングで力を出せる | 従来型英検 |
社会人の選び方
仕事で忙しい社会人には、日程の自由度が高いS-CBTが向いていることが多いです。平日は仕事、土日に受験、という生活リズムに合わせやすく、繁忙期を避けて日程を組めます。パソコン作業に慣れている方なら、タイピング型ライティングの恩恵も受けやすいでしょう。
キャリアアップやリスキリングで英語資格を取りたい方は、限られた時間をどう使うかが勝負です。受験機会が多く、短期集中で挑戦を重ねられるS-CBTは、忙しい社会人と相性の良い方式だと言えます。
高校生の選び方
高校生の場合は、志望校の入試で使う級や、部活・定期テストとの兼ね合いで選ぶのがおすすめです。大学入試の外部検定利用を見据えて準1級・2級を狙うなら、受験機会の多いS-CBTで挑戦回数を確保する戦略が有効です。
大学入試での英検の位置づけは、大学入試で英検2級・準1級が重視される理由で詳しく解説しています。
一方、1級に挑戦したい場合や、対面のほうが落ち着いて話せる場合は従来型が向きます。学校が準会場になっているなら、通い慣れた環境で受けられる従来型のメリットも大きいでしょう。どちらを選ぶにせよ、入試で使う級と提出期限を先に確認してから逆算するのが失敗しないコツです。入試での英検の扱い(対象となる級・スコア・有効期限・提出方法)は大学・高校ごとに異なり、年度によって見直されることもあるため、必ず志望校の最新の募集要項を確認してください。
英検S-CBTで失敗しないための対策|PC操作・タイピングと4技能同時対策

S-CBTを選ぶと決めたら、この方式ならではの準備が必要です。実力があっても、操作や環境に戸惑って力を出しきれないのはもったいないこと。ここで押さえておきましょう。
S-CBT対策の鍵は、英語力そのものに加えて「操作への慣れ」と「4技能を同時に仕上げる計画」の2つです。
パソコン操作・タイピングに慣れておく
S-CBTでは、リーディング・リスニングでマウス操作を行い、ライティングでタイピング型を選ぶ場合はキーボード入力をします。普段パソコンを使わない人は、本番前に操作の流れを体験しておくことが大切です。
英検S-CBTの公式サイトには、試験概要や操作イメージを確認できる案内(「英検S-CBTについて」「試験内容」「よくあるご質問」など)が用意されています。画面の見え方やマウスでの解答方法を事前に把握しておくと、当日あわてずに済みます。タイピング型でライティングに臨むなら、英文を一定の速さで正確に打つ練習も重ねておきましょう。公式では、1分間に30文字を入力できるタイプスピードがあれば解答に支障はないと案内されています。この目安を一つの基準に、入力に気を取られて内容が薄くならない程度まで、普段から英文をタイプする習慣をつけておくと安心です。
また、当日は試験中にメモ用紙が配布されます(試験後に回収)が、問題画面そのものには書き込めないため、画面上で長文を読み解く感覚に慣れておきたいところです。2026年4月実施分以降は筆記用具が会場で貸与され、持参した筆記用具は使えません。受験票に加えて協会が定める顔写真付きの本人確認書類が必須となるなど、当日の持ち物・ルールは変更されることもあるため、最新の受験案内で必ず確認しましょう。模擬的な環境で数回練習するだけでも、本番の戸惑いは大きく減ります。
4技能を「同時に」仕上げる計画を立てる
S-CBTは1日で4技能を受験するため、どれか1技能を後回しにする作戦が使えません。従来型のように「まず一次、合格したら二次対策」と段階を分けられないのです。
だからこそ、リーディング・リスニング・ライティング・スピーキングを並行して底上げする学習計画が求められます。特に、独学で対策しづらいライティングとスピーキングは、早めに練習の仕組みを整えておくことが合格への近道です。
ライティングの得点力を高めるコツは、英検合格に向けたライティング攻略のポイントにまとめています。
「4技能を同時に、しかも計画的に」進めるのは、一人ではなかなか難しいものです。試験本番までの限られた時間で効率よく仕上げたい方は、伴走してくれる指導を取り入れるのも現実的な選択肢です。
従来型とS-CBTを組み合わせる「合格チャンス最大化」戦略

ここで、意外と知られていない上級者向けの戦略を紹介します。実は、S-CBTと従来型は「どちらか一方」ではなく、組み合わせて使うことができます。
S-CBTと従来型は、それぞれ別の試験として申し込めます。つまり、同じ時期にS-CBTと従来型の両方に申し込んでおけば、合格のチャンスをさらに増やせるのです。
受験回数を戦略的に増やす
英検S-CBTと従来型は「併願申込」が可能です。たとえば、従来型の一次試験に申し込みつつ、その前後の週末にS-CBTでも同じ級に挑戦できます。S-CBTは同一検定回で同じ級を複数回(最大3回を上限に)受けられるため、従来型と併願すれば、短期間に複数回の本番に挑戦できるのが強みです。ただし、実際に申し込める回数は検定回や会場の空き状況によって異なり、欠席・棄権もS-CBTの受験回数に数えられるため、最新の受験案内・申込画面で確認しましょう。
本番の緊張感のなかでこそ見えてくる弱点もあります。回数を重ねるほど、時間配分や解答の感覚が磨かれ、次の受験に活かせます。「一発勝負」の重圧を分散できるのも、この戦略の心理的なメリットです。
一次試験免除もうまく使う
英検には、一次試験に合格して二次で不合格だった場合などに使える「一次試験免除」の仕組みがあります。免除資格は取得した検定回から翌年度の同一検定回まで有効で、その間は申込期間内に免除を申請すれば、スピーキング(二次)から受け直せます。対象となる検定回は年度や受験方式によって異なる場合があるため、詳しくは一次試験免除について(日本英語検定協会)で最新の内容を確認してください。
こうした制度も踏まえて受験計画を立てると、限られた期間でも合格の可能性を高められます。ただし、やみくもに回数を増やすだけでは効果は薄く、各回の反省を次に活かす振り返りがあってこそ戦略が生きます。ここでも、客観的に弱点を指摘してくれる存在がいると心強いでしょう。
英検合格を担任制で目指すなら|WiLLies英語塾の英検コース

ここまで、S-CBTと従来型の違いや選び方、方式別の対策を見てきました。とはいえ、4技能を同時に仕上げ、受験戦略まで一人で組み立てるのは簡単ではありません。
ウィリーズ英語塾の担任制の英検コースは、毎回同じ担任講師がGCCメソッド(Grammar 文法→Composition 作文→Communication 発話)で「知っている英語」を「口から出る英語」に変えながら、級別・技能別の対策を体系的に進めるコースです。S-CBT・従来型のどちらで受験する場合でも、目標に合わせて対策を設計します。
- 担任制だから、弱点や進捗を毎回共有した状態でレッスンが進み、独学では対策しづらいライティング添削・スピーキング練習まで一貫して伴走します
- 累計2万人以上の指導実績があり、英検1級合格者を毎年50名以上輩出しています
- オンライン形式で、仕事や部活と両立しながら、社会人・高校生それぞれの生活リズムに合わせて受講できます
実際にウィリーズには、社会人から中高生・小学生まで、幅広い受講生が上位級の合格を実現しています。英検1級に一発合格した受講生の対談動画を公開しています(英検1級に一発合格した受講生の対談動画:)
小6で英検準1級に合格した受講生の対談動画もあります(小6で英検準1級に合格した受講生の対談動画:)
「まず何から始めればいいか分からない」という段階でも、無料体験レッスン(50分×2回・クレジットカード登録不要)で担任講師とのレッスンを試してから判断できます。学習計画そのものから相談したい方には、代表の田中が学習設計から伴走する代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムという選択肢もあります。
英検S-CBTと従来型に関するよくある質問

最後に、受験形式で迷う方からよく寄せられる質問に、正直にお答えします。判断の参考にしてください。
Q. 英検S-CBTと従来型で、取得できる資格に違いはありますか?
いいえ、違いはありません。どちらで合格しても、同じ級の認定と英検CSEスコアが得られます。大学入試・高校入試・就職などでの扱いも同じです。安心して、自分に合った受験形式を選んでください。
Q. S-CBTと従来型は同時に申し込めますか?
はい、英検S-CBTと従来型は「併願申込」が可能で、それぞれ別の試験として申し込めます。同一検定回内で両方式を組み合わせて受験することもでき、受験機会を増やせます。合格のチャンスを広げたい方は、組み合わせて計画するのも一つの方法です。
Q. パソコンが苦手でもS-CBTは受けられますか?
受けられます。ライティングは手書きの「筆記型」も選べますし、リーディング・リスニングのマウス操作もシンプルです。ただし、事前に操作の流れを確認し、画面での解答に少し慣れておくと安心です。不安が大きい場合は、無理をせず従来型を選ぶ判断もあります。
Q. どちらのほうが合格しやすいですか?
出題内容・難易度・採点基準は共通で、方式自体に制度上の有利・不利はありません。ただし、PC操作への慣れや、対面・録音方式との相性によって、当日の力の出しやすさは変わることがあります。自分が力を出しやすい方式を選び、しっかり対策することが大切です。
Q. S-CBTで1級は受けられますか?
受けられません。S-CBTで受験できるのは準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級です。1級を目指す場合は従来型英検を選んでください。
まとめ:違いを理解して、自分に合う受験形式を選ぼう

本記事では、英検S-CBTと従来型英検の違いを、日程・解答方式・受験級・検定料といった観点から比較し、社会人・高校生それぞれの選び方と、方式に合わせた対策のコツまで解説しました。
両者は同じ級であれば取得できる資格もCSEスコアも同じで、主に違うのは試験の「受け方」と、受けられる級・日程・受験回数・検定料です。日程の柔軟さと1日完結を重視するならS-CBT、全級対応と紙・対面のなじみやすさを重視するなら従来型、というのが基本の選び方です。パソコン操作の得意・不得意や、受けたい級、生活リズムを基準に選べば、自分に合った方式が見えてきます。
そして、どちらの方式を選んでも、合否を分けるのは準備の質です。特に独学で対策しづらいライティングとスピーキングをどう仕上げるかが、合格の鍵を握ります。この記事が、あなたに合った受験形式を選び、合格への一歩を踏み出すきっかけになれば幸いです。
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