英検が優遇・利用できる大学一覧【2026年最新】|級別の目安と志望校の調べ方|コラム|ウィリーズ英語塾

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2026.08.08

英検対策

高校生

テーマ

英検が優遇・利用できる大学一覧【2026年最新】|級別の目安と志望校の調べ方

英検が優遇される大学一覧を保護者と一緒に調べる日本人の女子高校生

「英検を持っていると大学受験で優遇されるらしい。でも、どの大学が、何級で、どう優遇してくれるのかが分からない」——志望校選びを始めた高校生と保護者の方から、もっともよく寄せられる質問です。

ネット上には「英検が使える大学一覧」がいくつも並んでいます。しかし、そこに載っている情報は年度が古かったり、大学名だけで肝心の条件が書かれていなかったりすることも少なくありません。結局、一覧を眺めただけでは「うちの子の志望校はどうなのか」が分からないまま終わってしまいます。

実は、英検の活用状況には大学ごとの差が非常に大きく、どんなに詳しい一覧でも、最後は志望校の募集要項を自分で確認しなければ判断できません。逆に言えば、確認の手順さえ身につけてしまえば、一覧に載っていない大学でも自力で調べられるようになります。

そこで本記事では、英検の優遇にはどんなタイプがあるのかという基礎から、級別・国公立/私立別の代表的な活用例、そして志望校の優遇内容を自分で正しく調べる4ステップまでを整理しました。募集要項の紛らわしい表記の読み方や、入学後・卒業後に効いてくる英検の使い道にも触れています。

累計2万人以上を指導し、英検1級合格者を毎年50名以上輩出してきたウィリーズ英語塾の知見をもとにまとめています。

目次

  1. 英検の「優遇」とは?大学入試での5つの活用タイプ
  2. データで見る「英検が使える大学」の全体像|国公立16%・私立は半数超
  3. 【級別】英検が優遇される大学の目安一覧|準2級から1級まで
  4. 【国公立大学】英検が優遇・利用できる主な大学と活用例
  5. 【私立大学】英検が優遇・利用できる主な大学と活用例
  6. 志望校の優遇内容を自分で調べる4ステップ|公式ツールの使い方
  7. 募集要項でつまずきやすい4つの表記と、よくある誤解
  8. 入試だけじゃない|入学後・卒業後に効いてくる英検の活用
  9. いつ・どの級を目指すか|学年別のスタート時期
  10. 英検を「使える形」で取るなら|ウィリーズ英語塾の英検コース
  11. まとめ:一覧は出発点、決め手は「志望校の募集要項」

英検の「優遇」とは?大学入試での5つの活用タイプ

英検の優遇5タイプを大学の募集要項で整理する日本人の男子高校生

大学一覧を見る前に、まず「優遇」という言葉が何を指しているのかを整理しておきましょう。ここを押さえておくと、一覧を見たときの解像度が一気に上がります。

出願資格・得点換算・加点・試験免除・判定優遇の5タイプ

日本英語検定協会が運営する英検・TEAP・IELTS 活用校検索では、入試での活用方法が「出願資格」「得点換算」「試験免除」「加点」「判定優遇」「合否参考」といった区分で整理されています。これを受験生の視点でまとめ直すと、次の5タイプになります。

活用タイプ 内容 持っていない場合の扱い
出願資格型 一定の級・CSEスコア以上が出願の条件になる その方式には出願できない
得点換算型(みなし得点型) 級・スコアを英語の得点に置き換える。共通テストの英語を満点とみなす方式もある 方式による。独立した方式の場合は出願できず、別方式で英語を受験することになる
加点型 当日の得点や総合点に一定の点数を加算する 任意提出であれば、加点なしで判定される
試験免除型 英語の個別試験そのものが免除される 方式による。出願資格を兼ねている場合は、その方式には出願できない
判定優遇・合否参考型 同点の場合の判定や、書類審査の参考資料として扱われる 他の要素で判定される

同じ「英検が使える大学」でも、出願資格型と加点型ではまったく意味が違います。前者は持っていないと土俵に上がれず、後者は持っていれば上乗せがあるという構造だからです。

また、得点換算型・試験免除型は「英語外部試験利用方式」のような独立した入試方式として設けられていることが多く、その場合は基準スコアの提出が出願の前提になります。持っていない受験生は、同じ大学の別方式で英語を含めて受験する形になります。

「優遇」の中身は大学・学部・方式ごとに変わる

注意したいのは、活用タイプが大学単位で決まっているわけではないことです。同じ大学でも学部が違えば扱いが変わり、同じ学部でも入試方式が違えば必要な級が変わります。

たとえば、一般選抜では得点換算に使えるのに、学校推薦型選抜では出願資格として指定されている、というケースは珍しくありません。一覧を見るときは「大学名」ではなく「大学名+学部+方式」の単位で確認する、と覚えておいてください。

データで見る「英検が使える大学」の全体像|国公立16%・私立は半数超

英検が使える大学の全体像をタブレットで確認する日本人の女子高校生

個別の大学名を見ていく前に、全体像をつかんでおきましょう。数字を知っておくと、志望校が一覧に載っていなかったときにも慌てずに済みます。

国公立大は28校、私立大は320校(2026年度一般選抜)

河合塾の調査(Kei-Net公表)によると、2026年度入試の一般選抜で英語資格・検定試験を利用できる大学は、国公立大が28校で全体の約16%、私立大は320校で半数以上にのぼります。しかも、利用できる大学は増加傾向にあるとされています。

国公立大と私立大でここまで差がつくのには理由があります。国公立大の一般選抜は大半が1方式のため、導入すると受験者全員が対象になり影響が大きい一方、私立大は複数ある方式のうちの1つとして導入しやすいという構造の違いです。

私立大では半数以上が利用しているとはいえ、級やスコアを持っていなくても受験できる方式がほとんどという点も、あわせて押さえておきたいところです。英検はあくまで「選択肢を増やす道具」であって、なければ受験できないというものではありません。

英語資格を使う大学のうち、約9割が英検に対応している

英語外部検定にはGTEC、TOEFL iBT、TEAP、IELTS、ケンブリッジ英語検定などがあります。このうち英検は、英語資格・検定試験を一般選抜で利用する大学(前述の国公立大28校・私立大320校)のなかで、国公立大・私立大とも約9割が対応しているという位置づけです(河合塾調べ・2026年度入試)。

つまり「全国の大学の9割で英検が使える」という意味ではありません。英語資格を使う入試方式がある大学に限れば、そのほとんどで英検が選択肢に入る、という読み方が正確です。

受験機会の多さや、国内で対策教材が手に入りやすいことも、高校生にとって取り組みやすい理由でしょう。どの検定を受けるか迷っている段階であれば、まず英検から検討するのが現実的な選択になります。

求められるCEFRレベルの目安|国公立はB1、私立はA2が中心

「では何級を取ればいいのか」という問いの手がかりになるのが、CEFR(セファール)という国際指標です。母語以外の言語運用能力をA1からC2までの6段階で表すもので、各検定の級・スコアを共通のものさしで比較できます。

CEFRレベル 英検の目安 大学入試での位置づけ(河合塾調べ・2026年度)
C1 1級合格 最上位。指定する大学は限られる
B2 準1級合格 国公立大の25%が必要レベルとして指定
B1 2級合格 国公立大で最多の46%。私立大でも35%
A2 準2級合格 私立大では約半数がこのレベル
A1 3級合格 大学入試での指定は少数

国公立大ではB1(2級目安)が46%と最多で、その上のB2(準1級目安)が25%を占めます。私立大ではA2(準2級目安)が約半数、次いでB1が35%と、国公立大よりやや易しめの設定です。

つまり、準2級・2級の段階でも使える入試は確実に存在し、準1級まで届けば国公立大まで選択肢が広がるという構図になります。なお、この表の対応関係はあくまで目安で、級名だけでCEFRが一律に決まるわけではなく、実際は4技能総合のCSEスコアをもとに算出されます。

CSEスコアの仕組みをもう少し詳しく知りたい方は、英検スコア(CSE)を理解して自分の学力・課題を把握する方法もあわせてご覧ください。

【級別】英検が優遇される大学の目安一覧|準2級から1級まで

英検の級別に広がる大学の選択肢を確認する日本人の男子高校生

ここからは級別に、どの程度まで選択肢が広がるのかを見ていきます。「今の級でも使えるのか」「あと1つ上を目指す価値があるか」を判断する材料にしてください。

英検準2級(CEFR A2目安)|私立大の一部で出願資格・加点に

準2級は高校中級程度の級で、CEFRではA2が目安です。前述のとおり私立大ではA2レベルを指定する大学が約半数を占めるため、準2級でも使える入試は思っている以上に存在します。

たとえば学習院大学の一般選抜(プラス試験)では、理学部物理学科の出願要件として、英検は準2級以上に合格し、かつCSEスコア1800以上であることが求められます(2026年度入試時点)。理系学部でも英語資格が使えるという一例です。

同大学の募集要項には「取得した級の合格に加えて、スコアが基準点以上の場合のみ対象となる」と明記されています。準2級レベルが基準の入試でも、「級の合格」と「CSEスコア」の両方が条件になることがあるということです。

級だけを見て判断せず、スコアの条件まで必ずセットで確認してください。

準2級レベルでも利用できる大学・学部・方式は存在しますが、利用方法や優遇の内容は大学ごとに大きく異なります。準2級を取得済みなら、次は2級を視野に入れる段階と考えるとよいでしょう。

なお、英検では2025年度から準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されています。大学入試での扱いは大学ごとに異なるため、出願時は募集要項の級指定・CSEスコア指定をそのまま確認するのが確実です。

英検2級(CEFR B1目安)|使える入試が一気に増えるボリュームゾーン

2級は高校卒業程度、CEFRではB1が目安です。国公立大で最多の46%、私立大でも35%がこのレベルを指定しており、大学入試における英検活用の中心的なラインが2級だと言えます。

私立大では、英語外部検定利用方式の出願資格として2級相当のCSEスコアを設定する例が多く見られます。明治大学の商学部(英語4技能試験利用方式)や、法政大学の英語外部試験利用入試における多くの学部が、2級相当を基準としています(いずれも2026年度入試時点)。

また、東洋大学のように任意提出で2級以上の受検者のスコアを英語の得点に換算する方式や、近畿大学の文芸学部英語英米文学専攻・国際学部のように換算に利用する方式もあります。「まず2級」が、高校生にとって最も費用対効果の高い目標になりやすい理由です。

実際に英検2級に合格した受講生の対談です。どのように学習を組み立てて合格まで到達したかが具体的に分かります。成果には個人差があります(英検2級に合格した受講生の対談動画:)

英検準1級(CEFR B2目安)|国公立大まで選択肢が広がる

準1級は大学中級程度、CEFRではB2が目安です。ここまで到達すると、国公立大の一般選抜での活用が現実的になります。

広島大学は一般選抜の全学部で、英検準1級以上の合格者について共通テストの「英語」を満点とみなす制度を設けています(2026年度入試)。立命館大学も共通テスト方式で、準1級以上を共通テスト英語の満点に換算する扱いです(2027年度入試)。

私立大でも、法政大学の文学部英文学科・国際文化学部・法学部などは準1級相当を出願資格とし、条件を満たせばT日程入試の英語が免除されます。準1級は「英語を受験科目から外せる」レベルに届く級だと理解しておくとよいでしょう。

高校生が準1級を武器にするための考え方と行動は、高校生で英検準1級・英語を武器にするための7つの秘訣で詳しく解説しています。

中学2年で準1級に合格した受講生の対談です。予習・レッスン・復習のサイクルをどう回したかが具体的に語られています。成果には個人差があります(中2で英検準1級に合格した受講生の対談動画:)

英検1級(CEFR C1目安)|指定は限定的だが「上限なし」の証明に

1級はCEFR C1が目安の最上位級です。1級を必須条件として指定する大学は限られますが、得点換算型・加点型の入試では上限に達する扱いになることが一般的です。

ここで押さえておきたいのが、CSEスコアの仕組みです。CSEは級をまたいだ共通の尺度で、同じCSEスコアであれば、どの級で取得しても基本的に同等の英語力を示します英検CSEスコアとは(日本英語検定協会))。「上位級を受けたほうがスコアが高く出る」という性質のものではありません。

一方で、級ごとに技能別の満点(スコアの上限)とCEFRの算出範囲が定められています。目標スコアが受検級の上限に近い場合や、大学が受検級そのものを指定している場合は、どの級で受検するかを募集要項に合わせて選ぶ必要があります。

【国公立大学】英検が優遇・利用できる主な大学と活用例

国公立大学の英検優遇を進路資料で調べる日本人の女子高校生

ここからは具体的な大学名を挙げていきます。ただし入試制度は毎年見直されるため、以下はあくまで「こういう使われ方がある」という例として読み、必ず最新の募集要項でご確認ください

一般選抜で英検が使える国公立大学の例

大学・学部 活用タイプ 目安となる級
広島大学/全学部(2026年度) 得点換算(共通テスト英語をみなし満点) 準1級以上の合格
九州大学 共創学部(2026年度) 得点換算(共通テスト英語のみなし得点) 準1級
千葉大学/多くの学部(2026年度) 加点(学部によりみなし満点・個別試験免除) 2級〜準1級相当のCSEスコア

広島大学の制度は、広島大学の入試情報で公表されており、級の合格のみで判断しCSEスコアは用いない点が特徴です。共通テストの「英語」自体は受験が必要という条件も付いています。

千葉大学は学部によって加点幅が異なり、国際教養学部ではより高いスコアで満点換算または個別試験の免除が認められる設計です。同じ大学でも学部ごとに扱いが違う典型例と言えます。

学校推薦型・総合型選抜で英検が求められる国公立大学の例

国公立大では、一般選抜より学校推薦型選抜・総合型選抜のほうが英検の出番が多くなります。年内入試では、英語力の証明として資格を求めやすいためです。

東京外国語大学は学校推薦型選抜において、全3学部でCEFR B2以上(英検なら準1級以上)を出願要件としています(2027年度入試)。国際社会学部では、独・仏・西・中・韓のいずれかでB2以上を証明できれば英語要件がB1に緩和される仕組みもあります。

大阪大学の外国語学部は総合型選抜で、英検の合格証明書またはCSEスコア証明書などの提出を要件としています(2027年度入試)。志望校が国公立大でも、年内入試を視野に入れるなら英検の準備は早めにという判断材料になるでしょう。

【私立大学】英検が優遇・利用できる主な大学と活用例

私立大学の英検利用方式を保護者と比較検討する日本人の男子高校生

私立大は方式が多く、活用の仕方も多彩です。代表的な大学群ごとに、扱われ方の傾向を見ていきましょう。

早慶上理|出願資格型と加点型が中心

早稲田大学の文学部・文化構想学部には英語4技能テスト利用方式があり、基準を満たすCSEスコアを出願資格として提出すると、当日は国語と地歴の2教科で判定されます。実質的に英語の試験が免除される設計です(2026年度入試)。

国際教養学部では任意提出の加点型で、2級相当以上のスコアに応じて総点に加点されます。同じ大学のなかでも、学部により出願資格型と加点型が使い分けられているわけです。

上智大学は学部学科試験・共通テスト併用方式でCEFR A2以上を加点対象とし、共通テスト利用方式では高スコアを外国語の得点に換算します。

さらに上智大学の公式発表によれば、2028年度入試からはTEAPスコア利用方式でも英検CSEスコア(準1級・1級の受検分に限り、級の合格は不要)が提出可能になる予定です。

制度は毎年動いており、今の中学生・高校1年生が受験する年度には条件が変わっている可能性があることを示す好例でしょう。

東京理科大学は一般選抜A方式(2教科+英語資格・検定試験)で、2級相当のCSEスコアを出願資格としています(2026年度入試・理学部第二部を除く全学部)。

GMARCH|方式ごとに基準が細かく分かれる

大学 主な活用タイプ 目安となる級
学習院大学 英語筆記試験免除・得点換算/出願要件 2級以上合格+CSEスコア基準(国際社会科学部)・準2級以上合格+CSE1800(理学部物理)
明治大学 出願資格+英語試験免除・基礎得点付与 2級〜準1級(学部・方式による)
青山学院大学 出願資格/加点 学科により指定。下限を設けない方式もある
立教大学 得点換算(英語試験の代替) 原則、級の合否は問わない・最低スコア基準なし(一部学科に例外あり)
中央大学 出願資格(学部により加点併用) 2級〜準1級相当(学部により異なる)
法政大学 出願資格+英語試験免除 2級(多くの学部)・準1級(英文・国際文化・法など)

※すべて2026年度入試時点の情報をもとにした概要です。学部・方式ごとに条件が異なります。

特徴的なのが立教大学です。立教大学の入試Q&Aによれば、一般入試では原則として大学独自の英語試験を課さず、英検などの4技能スコアか共通テストの英語で判定します。級の合否は問われず、最低スコア基準も設けられていません。

ただし、これは「例外がない」という意味ではありません。法学部国際ビジネス法学科グローバルコースのように、英語資格・検定試験のスコア基準を出願条件とする学科もあります。

「不合格でもCSEスコアが使える入試がある」というのは、この立教大学のような方式を指しています。一次試験で不合格になっても、スコア自体は成績表に記載されるため、活用の道が残るわけです。

もっとも、大学によっては「2級以上を受検した場合のスコアに限る」というように受検級そのものを指定することもあります。合否を問わない方式であっても、どの級で受検するかは事前に確認が必要です。

関関同立・その他の私立大学

関西学院大学は共通テストを利用する入試(英語資格・検定試験利用)で、全学部において2級以上の受検分に限りCSEスコアを出願資格としています(2026年度入試)。受検した級によって必要スコアが変わる点が特徴です。

立命館大学は共通テスト方式の全学部で、準1級以上を共通テスト英語のみなし満点として扱います(2027年度入試・一部方式を除く)。国際関係学部のIR方式では2級相当を出願資格とし、あわせて加点する設計です。

このほか、日東駒専・産近甲龍などの大学群でも英語外部検定利用方式は広く採用されています。志望校が有名大学でなくても、英検が使える方式がある可能性は十分にあるため、必ず個別に確認してください。

私立大でこれほど英検が重視されるようになった背景は、私立大学の年内入試で英検2級・準1級が重視される理由で詳しく解説しています。

志望校の優遇内容を自分で調べる4ステップ|公式ツールの使い方

志望校の英検優遇を公式サイトで調べる日本人の女子高校生

ここが本記事でもっともお伝えしたい部分です。一覧記事に頼りきりにならず、自分で正確な情報にたどり着く手順を身につけてしまいましょう。所要時間は志望校1校あたり15分ほどです。

ステップ1|英検協会の「活用校検索」で候補を洗い出す

まず使いたいのが、日本英語検定協会が運営する英検・TEAP・IELTS 活用校検索です。大学・短大・専門学校・私立中高を対象に、都道府県、国公私立、学部系統で絞り込めます。

さらに「活用詳細条件」を開くと、入試区分(一般選抜/学校推薦型選抜/総合型選抜)、英検の級やCSEスコア、活用方法(出願資格・得点換算・試験免除・加点・判定優遇・合否参考)まで指定できます。「今持っている級で、どの入試区分の、どの活用方法が使えるか」から逆引きできるのが、この検索の強みです。

お気に入り登録して複数校を比較する機能もあるため、志望校リストの下書きづくりに向いています。

ステップ2|大学公式の入試情報ページで制度の全体像をつかむ

候補が絞れたら、次は大学の公式サイトです。受験生向けの「入試情報」「入学試験要項」といったページに、英語外部検定の扱いをまとめた専用ページを設けている大学が増えています。

このとき見るべきは、対象となる学部・方式、必要な級またはCSEスコア、加点や換算の具体的な仕組みの3点です。予備校や情報サイトのまとめは便利ですが、更新のタイミングにずれが生じることがあるため、必ず公式で裏を取ってください。

ステップ3|募集要項(入学者選抜要項)で最終確認する

最終的な判断材料は、大学が公表する募集要項です。多くの大学では、翌年度入試の選抜要項が夏頃、募集要項が11月頃に公表されます。

ここで確認すべきなのは、取得時期の条件、技能別の下限スコアの有無、提出すべき証明書の種類(合格証明書・英検CSEスコア証明書・個人成績表など)、提出期限です。級とスコアだけ見て安心し、証明書の種類や提出期限で慌てるケースは実際によくあります

入試での成績利用時の注意点は、英検成績を入試で利用される方へ(日本英語検定協会)にも整理されています。

ステップ4|不明点は大学の入試課に直接問い合わせる

要項を読んでも判断がつかない場合は、大学の入試課に問い合わせるのが最短です。「S-CBTで取得したスコアは使えるか」「一次試験のみ合格の場合はどうか」といった質問は、実際に多く寄せられています。

問い合わせは受験生本人が行っても失礼にはあたりません。むしろ、募集要項を読んだうえで具体的に質問できることは、受験準備が進んでいる証拠です。

募集要項でつまずきやすい4つの表記と、よくある誤解

募集要項の英検の条件を保護者と丁寧に読み解く日本人の男子高校生

実際に募集要項を読み始めると、似て非なる表現に戸惑うことがあります。ここでは特に間違えやすい4点を整理します。

「英検2級以上」と「CSE1980以上」は同じではない

級で条件を示す大学と、CSEスコアで示す大学があります。級指定の場合は合格が必要ですが、スコア指定の場合は合否ではなくスコアそのものが基準です。

さらに「2級以上を受検した者のCSEスコアに限る」というように、受検級とスコアの両方を条件にする大学もあります。この場合、準2級を高得点で合格してもスコアは使えません。

一方、学習院大学のように「取得した級の合格に加えて、スコアが基準点以上」を求める大学もあります。「その級を受検していればよいのか」「合格まで必要なのか」は、要項の文言そのもので見分けるしかありません。

「合否は問わない」の意味を正しく理解する

「合否は問わない」と書かれていれば、不合格でも成績表に記載されたCSEスコアを利用できます。立教大学のように、一般入試で原則としてこの考え方を採用している大学もあります(一部学科には出願条件の例外があります)。

一方で「合格していること」が条件の場合、スコアがいくら高くても不合格なら使えません。募集要項では、この一文の有無が結果を左右します。

「2年以内」は英検のルールではなく、大学が定める条件

「英検のスコアには2年の有効期限がある」と説明されることがありますが、これは正確ではありません。英検の合格資格やCSEスコアそのものに一律の有効期限はなく、「取得から◯年以内」と定めているのは提出先である大学側です。

大学によって「出願日から遡って2年以内」「令和◯年4月1日以降に取得したもの」など、起算方法も表現も異なります。「2年以内が全国共通のルール」と思い込まず、志望校ごとに確認してください。

「優遇される=有利になる」とは限らない

最後に、もっとも見落とされがちな点です。加点型や任意提出型の方式では、その入試を受ける多くの受験生が同程度のスコアを提出していることがあります。

その場合、基準を満たしているだけでは差がつきにくくなります。大切なのは「使えるかどうか」ではなく「志望校の合格ラインに対して、どれだけ余裕のある水準か」という視点です。制度は年度によって見直されることもあるため、古い情報を鵜呑みにしないことも忘れないでください。

入試だけじゃない|入学後・卒業後に効いてくる英検の活用

英検で身につけた英語力を大学生活で活かす日本人の大学生

一覧記事ではあまり触れられませんが、英検の価値は合格した瞬間に終わるわけではありません。ここを知っておくと、学習のモチベーションの持ち方が変わります。

奨学金・授業料免除・単位認定という使い道

先ほど紹介した英検の活用校検索では、入試での活用に加えて「奨学金」「給付金」「費用免除」「単位認定」「授業内活用」という区分でも検索できます。つまり、入試とは別に、入学後の待遇で英検を評価する大学が存在するということです。

具体的には、一定の級以上の取得者に対する奨学金や入学金相当額の給付、英語科目の単位認定、習熟度別クラス分けでの上位クラス配置などが挙げられます。これらは大学案内の入試ページではなく、学生支援や教育課程のページに記載されていることも多いため、あわせて調べておくと発見があります。

留学・大学院・就職まで続く「英語力の証明」

大学に入ってからも、交換留学の学内選考や大学院入試で、英語力の証明を求められる場面は繰り返し訪れます。高校時代に4技能をバランスよく鍛えた経験は、そのまま次の挑戦の土台になります。

就職活動でも、英語力の客観的な指標として英検が評価される場面はあります。入試のためだけに詰め込んだ英語ではなく、使える形で身につけた英語こそが長く効いてくる——これは、社会人になってから英語をやり直す方を数多く見てきたウィリーズが、繰り返しお伝えしていることでもあります。

数ある英語資格のなかでなぜ英検なのかという点は、ウィリーズが英検をおすすめする理由でも詳しく述べています。

いつ・どの級を目指すか|学年別のスタート時期

学年別に英検取得のスケジュールを立てる日本人の男子高校生

制度が分かったら、次は「いつまでに、どの級を」という計画です。ここでは一般的なモデルを示します。あくまで一例なので、志望校の出願時期と学習の進度に応じて調整してください。

学年別モデルスケジュール

時期 目標の目安 やっておきたいこと
高1 準2級〜2級 語彙と文法の土台づくり。志望校候補の活用状況を一度調べておく
高2前半 2級合格 ライティング・スピーキングの型を身につける
高2後半 準1級に挑戦 志望校の要項で必要な級・スコア・取得時期の条件を確認
高3前半 準1級取得・スコア上積み 出願締切から逆算し、最終の受験機会を確保する
高3後半 証明書の準備 共通テスト・個別試験の対策に集中する

ポイントは、高3になってから英検に時間を取られない状態をつくることです。高2までに目標級を確保できれば、高3の1年間を志望校対策そのものに使えます。

まず2級を目標に据える場合の具体的な学習法は、英検2級を目指す方へ|学習方法と対策が参考になります。

なお、この表はあくまで高校生の一般的な目安で、より早い時期に上位級へ到達する受講生もいます。

小学6年で英検2級に一発合格した受講生の対談です。早い段階から計画的に積み上げた場合の一例として参考になります。成果には個人差があります(小6で英検2級に一発合格した受講生の対談動画:)

S-CBTを使って受験機会を増やす

従来型の英検は年3回の実施で、一次試験に合格した人だけが後日の二次試験に進みます。日程が合わなければ、次のチャンスまで数か月待つことになります。

一方、英検S-CBTは原則として毎週土日に実施され(級・地域により毎週実施でない場合や、一部エリアでは平日実施もあります)、4技能を1日で受験できます。同一の検定回のなかで同じ級を最大3回まで受験できる点も、スケジュール管理の面で大きな利点です。

ただし、会場や日程が満席になることもあり、申込締切や成績のウェブ公開日、志望校が指定する証明書の提出期限は従来型と同様に確認が必要です。「まだ間に合う」と考えるより、「もう一度受けられる余裕を残しておく」という発想で計画を立ててください。

英検を「使える形」で取るなら|ウィリーズ英語塾の英検コース

担任制の英検コースでオンラインレッスンを受ける日本人の女子高校生

ここまで見てきたとおり、大学入試で英検を活かすには、志望校の条件に合わせて「どの級を、いつまでに、どの水準で」取るかを設計する必要があります。とはいえ、部活や学校の勉強と両立しながら4技能をバランスよく仕上げるのは、一人で進めるには負担の大きい作業です。

ウィリーズ英語塾の担任制の英検コースは、毎回同じ担任講師が指導にあたり、Grammar(文法)→Composition(作文)→Conversation(会話)を循環させるGCCメソッドで、「知っている英語」を「口から出る英語」に変えながら級別・技能別の対策を進めるコースです。

独学では対策しにくいライティングの添削やスピーキングの練習まで、一貫して伴走します

  • 担任制のため、弱点と進捗を把握したままレッスンが進み、目標級から逆算した計画を立てられます
  • 累計2万人以上の指導実績があり、英検1級合格者を毎年50名以上輩出しています
  • オンライン形式で、部活や学校行事と両立しながら受講できます

実際に、小学生から社会人まで幅広い受講生が上位級の合格を実現しています。小6で英検準1級に合格した受講生の対談動画を公開しています(小6で英検準1級に合格した受講生の対談動画:)

英検1級に一発合格した受講生の対談動画もあります(英検1級に一発合格した受講生の対談動画:)

「まず何から始めればいいか分からない」という段階でも、無料体験レッスン(50分×2回・クレジットカード登録不要)で担任講師とのレッスンを試してから判断できます。学習計画そのものから相談したい方には、代表の田中が学習設計から伴走する代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムという選択肢もあります。

まとめ:一覧は出発点、決め手は「志望校の募集要項」

英検を活かした大学受験に向けて前向きに踏み出す日本人の男子高校生

本記事では、英検の優遇にはどんなタイプがあるのかという基礎から、級別・国公立/私立別の代表的な活用例、志望校の優遇内容を自分で調べる4ステップ、募集要項の読み方までを整理しました。

ポイントを振り返ると、英検の活用は「出願資格・得点換算・加点・試験免除・判定優遇」の5タイプに分かれ、2026年度入試では私立大の半数以上、国公立大の約16%が一般選抜で英語資格・検定試験を利用しています。求められる水準は国公立大でB1(2級目安)が最多、私立大ではA2(準2級目安)が約半数です。

そして何より、どんな一覧も出発点にすぎず、最終的な判断は志望校の最新の募集要項でしか下せません。この記事の4ステップを使って、志望校1校からでも実際に調べてみてください。

そのうえで、必要な級が見えたら、あとは逆算して取りにいくだけです。高3の1年間を志望校対策に使いきるためにも、早めの着手が効いてきます。

志望校の基準に、確実に届かせたい方へ

必要な級が分かっても、そこに届くまでの道筋を一人で設計するのは簡単ではありません。英検1級合格者を毎年50名以上輩出するウィリーズ英語塾の担任制の英検コースなら、同じ担任講師が弱点と進捗を把握したまま、志望校の条件から逆算した対策に伴走します。

まずは無料体験レッスン(50分×2回・クレジットカード登録不要)で、担任講師とのレッスンを体験してみてください。無理な勧誘はありませんので、現在の英語力と目標級までの距離を確認する場としてもお気軽にご活用いただけます。

この記事の監修者

WiLLies English代表 田中茂

田中 茂(WiLLies English代表)

英語ゼロから米国大学に編入・卒業。霞ヶ関官僚、ボストンでのMBA取得を経て日本IBMに15年勤務し、パートナー(役員)・事業戦略コンサルティング部門リーダーを歴任。ハーバード・ビジネススクール特別プログラム派遣。退職後、WiLLies Englishを創業し累計2万人以上を指導。英検1級合格者を毎年50名以上輩出し、現在も毎年100名以上を直接コーチングしている。

担任制の英検コース

代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラム