英検1級を目指す方へ【学習方法と対策】
COLUMNウィリーズ英語塾コラム
2021.01.09
英検
英検1級を目指す方へ【2024年変更点含む:学習方法と対策】
英検1級は大学上級程度のレベルと位置付けられ、日常英会話だけでなくビジネスの場も含む「社会生活で求められる英語を理解し使用できる」レベルとなります。大学受験で有利になることはもちろん、就職にも有利になることは間違いありません。ここでは英検1級合格に向けた学習プランやおすすめの教材、ウィリーズ英語塾の活用方法について解説します。
目次
英検1級の合格率
英検1級のレベル(他の試験との比較)
英検1級の合格点
大学入試で有利になる
就職で有利になる
一次試験の概要
二次試験の概要
語彙パートの内容と対策
リーディング・パートの内容と対策
ライティング・パートの内容と対策
リスニング・パートの内容と対策
二次試験の内容と対策
英検1級に合格するための具体的な学習プラン・おすすめ教材とウィリーズ英語塾活用方法
英検1級一次試験は合格したけど、二次試験は不合格だった方
英検準1級に余裕を持って合格した方
英検準1級に合格したけどまだ自信がない方
まだ英検準1級に合格していない方
英検1級の難易度・合格率
英検1級の合格率
過去 日本英語検定協会が公表していたデータでは、英検1級の合格率は一次試験は10%前後、二次試験は60%前後となっています。一次試験は10人に1人しか合格しないレベルです。ほぼすべての受験者が英検準1級保有者であることを考えると、かなりの難易度と言えます。
英検1級のレベル
TOEICとの比較
英検は4技能の試験ですが、TOEICは、一般的な試験であるLR(リスニング&リーディング)とSW(スピーキング&ライティング)の2つに分かれているため単純比較はできません。そのためCEFR基準で比較すると、英検1級はTOEIC LRの900前後、TOEIC SWの360前後のレベルにあると言えます。ただ実際は、英検は各級ごとに問題のレベルが異なるため、体感的には英検1級の方が難しく感じる場合が多いようです。
TOEFLとの比較
英検、TOEFLともに4技能試験ですが、TOEFLはよりアカデミックな内容の試験となり単純な比較は困難ですが、これもCEFR基準で比較すると、英検1級はTOEFLスコア90から100のレベルにあると言えます。アメリカ大学院のうち、一部トップスクールの入学基準はTOEFL100以上が求められますが、多くがTOEFL90から100となっています。英検1級合格者はアメリカ大学院の入学基準レベルにあると言えます。
IELTSとの比較
IELTSもTOEFLと同様に、4技能試験ですがアカデミックな内容の試験となります。これもCEFR基準で比較すると、英検1級はIELTSスコア6.5から8.0のレベルにあると言えます。イギリス大学院の最低基準の目安はIELTS6.0と言われていますので、英検1級合格者はイギリス大学院留学のレベルにあると言えます。
このように英検1級合格者は、海外の大学院入学レベルの英語力を保有していると言っても過言ではありません。
英検1級の合格点
英検は1級から5級まで「英検CSEスコア」で合格判定を行なっています。このCSEスコアは国際標準規格のCEFRにも対応しています。
参照)https://www.eiken.or.jp/cse/
英検1級はCEFR B2〜C1のレベルに相当し、合格点は CSEスコア 2630で合格となります。およそ7割程度のスコアで合格となります。
英検1級を持つことのメリット
大学入試で有利になる
全国の大学・短大・専門学校530校以上の学校で、大学入試優遇制度が導入されており、難関大学では準1級から優遇措置を設けていることが多いようです。英検CSEスコアを要求する大学も多いため、英検1級合格者は有利になること間違いありません。
大学受験だけを考えると英検2級〜準1級が優遇の目安になりますが、以下の大学では英検1級合格者に優遇措置を設けています。
・一橋大学(小学、法学、経済、社会)
・早稲田大学(国際教養)
・法政大学(グローバル教養)
・学習院大学(英語キャリア、外国語、英語国際)
上記は一部のみです。変更することもあるため詳しくは個別大学をご確認ください。
またこちらの 「英語を活用した大学入試優遇制度」の記事も参考にしてみてください。
就職で有利になる
外資系企業だけでなく、日系企業でも英語力はもはや必須といっても良いスキルになっています。これまでは海外展開が進む製造業を中心に高い英語力が求められてきましたが、昨今の経済環境、グローバル化の進展から、これまでは国内市場のみを相手にしていたサービス業も海外展開を進めています。この傾向は大企業だけでなく、中小企業にも広がっています。
残念ながら英検は日本独自の試験のため海外では通用しませんが、外資系企業、日系企業問わず、日本で採用活動をしている採用担当者で英検を知らない方はいないといっても良いほど知名度がありますので、英検1級は就職に断然有利に働きます。
英検1級試験の概要
一次試験の概要
英検1級一次試験は、筆記 100分、リスニング 約35分のテストになります。筆記はリーディング・パートとライティング・パートに別れます。
また2024年から英検1級のライティング問題が1題から2題に増え、従来の「意見論述」に加え「要約」が追加されました。
参照)英検HP(https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html)
二次試験の概要
英検HP(https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html)
英検1級パート別の内容とおすすめ対策法
語彙パートの内容と対策
語彙パートの内容
英検1級のリーディングパートの「短文空所補充問題」では以下のような語彙力を問う問題が22問出題されます。
語彙パートの対策方法
この語彙パートはもちろんですが、全てのパートにおいて英検1級合格には単語力強化は必須です。特に1級は必要語彙数が約12,000~15,000語とも言われており十分な対策が必要になります。問題を解く中できちんと単語を復習することはもちろんですが、効率よく単語力強化をするために「旺文社 出る順パス単」シリーズを使うのもオススメです。単語学習は“忘れてしまうこと”を前提に、繰り返し音読してみて下さい。人間は忘れるもの。忘れることが自然ですので気にせず繰り返し音読しましょう。1日30–50個音読にチャレンジ。無理して覚える必要はありません(そう考えると気が楽ですよね!)。音読したほうが記憶に定着します。覚えていない単語をまた繰り返し音読する。それだけです。 「旺文社 出る順パス単1級」には単語と熟語合わせて2400の単語・熟語が収録されています。1日50個やると48日間で1周します。2回目以降は間違ったところを重点的にやるので、3ヶ月で少なくとも3回、音読の回数で言うと一つの単語につき20回は行なってください。全部覚えなくても大丈夫です。音読をすればいいという気楽な気持ちで取り組みましょう。
WiLLies Englishではβ版ですが単語プリントを用意しています。この単語プリントには単語と例文、音声がついています。希望者には毎回レッスン終了時に担任講師が宿題としてプリントを配布し、次回レッスン時に小テストを行なっています。一人で単語学習をするのが辛い…そんな場合はぜひご利用ください。
リーディング・パートの内容と対策
リーディング・パートの内容
以下のような大問が3つ、合計35の問題が出題されます。
・大問1:短文の語句空所補充(問題数:22)
・大問2:長文の語句空所補充(問題数:6)
・大問3:長文の内容一致選択(問題数:7)
大問1は先述した語彙問題になりますので、大問2と3がリーディング問題です。合計5つの長文があります。雑誌や新聞の記事が多いため日頃から海外時事問題に関する英語ニュースに触れておくと良いでしょう。例えば以下のような長文が出題されます。 特に1級のリーディングパートは難解・専門的な内容・語句が多く難易度はかなり高くなります。また必要語彙数が約12,000~15,000語となり、最初の頃は制限時間内に全て読むことはできない方がほとんどです。
(https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_1/solutions.html)
リーディング・パートの対策方法
英検1級のリーディング問題は、目標WPM 150で読み進める必要があります。WPMとは Words Per Minutesの略で、1分間あたりに読める単語数のことです。よく長文読解に時間がかかりすぎて時間内に試験が終わらないという方がいらっしゃいます。そのような方にぜひお勧めしたいのが音読です。同じ文章を何度も繰り返し音読することで、英語を文頭から一発で読み進める力が養われます。音読は英語学習の王道です。英語を英語のまま理解する「英語脳」を鍛えます。詳しくは後半で説明します。
リーディング・パートの解答テクニックにはいくつかのポイントがあります。大量の英文を限られた時間内で効率よく解答するために、以下のポイントに従って解答するクセを身につけましょう。
<リーディング・パート 解答テクニック>
1:読む順序がとても重要です。タイトルとパラグラフごとに読み進めると良いでしょう
2:パラグラフの最初のセンテンスがとても重要。アンダーラインを引きましょう
3:接続詞は○で囲みましょう!
4:意見を支える根拠は要注意。アンダーラインを引きましょう
5:対立する意見や事実も要注意。アンダーラインを引きましょう
6:選択肢は紛らわしいものが必ずあります
リーディング・パートが苦手な方は、必ずこちらの【英検リーディングパート対策】解答のコツと勉強方法 をご確認ください。解答テクニックを詳しく説明しています。
ライティング・パートの内容と対策
ライティング・パートの内容
英検1級のライティングは以下のような問題が出題されます。エッセイ形式のライティングが求められ、語彙数は200-240ともちろん各級の中で最大です。
また2024年から以下のような「要約」問題も追加されました。
ライティング・パートの対策方法
英検1級のライティングパートは、他のパートと比べると対策がしやすく効率的に点数を稼げるパートです。きちんとした対策をしておきましょう。
確実に点数を稼ぐために、以下5つのポイントをおさえておきましょう。
<ライティング・パート解答テクニック>
1: エッセイの構成を理解する
2: 時間配分に気を付ける
3:いきなり書かない!必ず事前準備をすること
4: エッセイに役立つフレーズを身につける
5:間違いやすい文法に気を付ける
具体的な対策方法をこちら「英検の英作文攻略のポイント」にまとめました。ライティングに苦手意識のある方はぜひご確認ください。
また2024年から新しく追加された要約問題の対策方法も「英文要約のコツ」にまとめましたので併せてご確認ください。
ライティングに慣れておくためにも当校の「英作文道場」もおすすめです。毎週1回〜2回、皆さんのメールに英作問題が出題されます。英作にチャレンジすると講師が添削に加え、解答例を返信いたします。もちろん新しい要約問題にも対応しています。詳しくはこちら「WiLLies English 英作文道場」をご確認ください。
リスニング・パートの内容と対策
リスニング・パートの内容
英検1級のリスニングは、4つのパート、合計27の問題が出題されます。
Part 1. 会話内容一致(10問)
Part 2. 文の内容一致(10問)
Part 3.リアルライフ形式の内容一致(5問)
Part 4.インタビューの内容一致(2問)
Part 1. 会話内容一致
男性・女性複数人の会話が5から6センテンス流れます。その後、この会話の内容について質問する問題です。
Part 2. 文の内容一致
文章を英語で読み上げ、その文章の内容について質問する問題です。1つの文章に2問出題され、合計5つの文章10問出題されます。
Part 3. リアルライフ形式の内容一致
最初の10秒間で、問題文に記載のある situationとquestionを読みどのような場面か理解します。次いで、 situationに沿った英語が流れます。例えば職場での会話や、交通機関での会話、友人同士の会話など様々あり、その内容について質問する問題です。
Part 4. インタビューの内容一致
さまざまなシーンでのインタビューが流れます。その内容について質問する問題です。インタビューは一種類、合計2問出題されます。
リスニング・パートの対策方法
リスニングの苦手な方は、日々の学習の中で「音声を聞いて問題をとき、聞き逃した点を確認して終わり」という方が多いようです。これではリスニング力はいつまで経っても向上しません。リスニングを伸ばすには音声認識力と意味理解力の向上が必要になります。この2つを強化するには、音読とシャドーイングというトレーニングが欠かせません。
そもそも日本人にとって英語が聞き取れない大きな原因は(1)英語の発音を知らない (2)英語特有の音の変化やリズム変化を知らないことにあります。後者は、単語だと聞き取れるけど文章になった途端に聞き取れなくなる場合がこれに当たります。英語は横に並ぶ単語によって音の変化が起こります。リエゾン(音と音がつながること)、リダクション(発音されない音)がその代表です。ネイティブの早い英語になるとこの変化を聞き取ることはとても難しくなります。
先述した、英語を聞き流しするだけのトレーニングはやってはいけない最たるものです。重要なのは「発音できる言葉は聞き取れる」という原則です。一つの文章を徹底的に繰り返しシャドーイングします。シャドーイングとは、流れる音声に対して1〜2単語遅れて発話していくトレーニングです。一つの文章を3−4回シャドーイングしてやった気になってはいけません。一つの文章について1日最低でも10分のシャドーイングを4〜5日は繰り返し行ってください。
<おすすめのシャドーイング方法>
1:スクリプトを見ずにシャドーイングにチャレンジ
できれば録音しておきましょう。全くできなくても心配はいりませんが、ちょっと難しすぎるようでしたら教材のレベルを落としたり、音声の再生スピードを遅くしたりしましょう
2:スクリプトを見ながらシャドーイングにチャレンジ
このとき自分がついていけない箇所をスクリプトにマークしてみましょう
3:音声と全く同時に発話するオーバーラッピングや音声抜きの音読もしてみてください
この時重要なのは可能な限り音源の発音を真似ること。また文章を暗記しようとはしないことです。
4:あとはひたすらシャドーイングにチャレンジ。これを4−5日繰り返します
このトレーニングを続けることで、英語の発音、また独特な音の変化のパターンを身につけていくことができます。最低半年は続けてください。そうすれば効果を感じることができます。とても地道なトレーニングですが、必ずリスニング力が身につきます。長い道のりですので、上記の順序はあくまでも参考に、ぜひ自分の関心ある音源で、無理なく進めてください。
リスニング・パートが苦手な方は、WiLLies Englishのシャドーイングアプリが有効です。無料で使えるコンテンツも多数用意しています。こちらから WiLLies English シャドーイングアプリについてご確認ください。
二次試験の内容と対策
二次試験の内容
英検1級の二次試験は約10分です。以下の流れで進みます。
・自由会話
・スピーチ
・質疑応答
自由会話
面接官と簡単な日常会話を行います。採点には直接影響しませんが、自信をもった態度と適切な英語で好印象を与える必要があります。
スピーチ
与えられた5つのトピックの中から1つを選びスピーチを行います。解答を考える時間1分、スピーチ時間2分が目安です。例えば、以下のようなトピックが与えられます。
1.What role should the United Nations play in international politics?
2.Do the rich have a responsibility to help the poor in society?
3.Is tradition always worth preserving?
4.Should students be asked to evaluate their teachers?
5.Agree or disagree: The Olympics have become too commercialized
(参照)英検HP
質疑応答
スピーチの内容やトピックに関連した質問に答えます。約4分で3〜5問の質問があります。
二次試験の評価項目と配点は以下です。
・スピーチの内容(10点)
・質疑への応答(10点)
・語彙と文法(10点)
・発音(10点)
二次試験の対策方法
自由会話
試験官が自分たちの名前を述べた後、自分の名前を尋ねてきます。その後に、試験会場までの交通、住まいや職業・趣味などについて簡単な質問がありますので、自己紹介含めてスムーズに英語で応えられるようにしておく必要があります。自由会話は採点には含まれませんが、ここで詰まってしまうと極度に緊張してスピーチに影響を及ぼしてしまいます。きちんと準備しておきましょう
スピーチ
①トピックを選ぶ
5つのトピックから一つを選び、実際にスピーチするまで1分しかありません。10秒以内にトピックを選んで準備にとりかかりましょう。トピックに対して自分の意見をはっきり言えるものを選ぶと良いでしょう。
② 準備する
トピックを選んだら、まず自分のポジション(賛成/ 反対、Yes/ No)を明確にし、その理由を2〜3個考えます。あとは各理由について3〜4つのセンテンスで説明できるように準備します。
③スピーチをする
まずどのトピックを選んだのか面接官に説明しましょう。そして英語では鉄則である結論をまず述べます(I agree ~/ I disagree ~)。その上でそう思う理由を述べ、具体例も添えると説得力が増します。ライティング・パートと同様に、「結論→理由→具体例→結論」の順でスピーチを行います。
質疑応答
スピーチの内容について面接官から3〜5問ほどの質問があります。自分の意見に対して根拠が弱い部分や逆説的なものなど質問がありますが、あくまでも英語の試験ですので慌てず応えていきましょう。
英検1級に合格するための具体的な学習プラン・おすすめ教材と
ウィリーズ英語塾活用方法
ここでは、英検1級合格に向けた具体的な学習プランやおすすめの教材、ウィリーズ英語塾の活用方法について説明します。
皆さんの現在の英語力別に4つの学習プランを用意しました。該当する箇所をご確認ください。
1)英検1級一次試験は合格したけど、二次試験は不合格だった方
英検1級一次試験は合格したけど、二次試験は不合格だった方
目標
3ヶ月のレッスンで英検1級二次試験合格を目指しましょう。
おすすめ学習プラン
英検コース | 週2〜3回50分レッスンプラン
おすすめレッスン教材
-英検1級 面接大特訓 or
-WiLLies オリジナル英検1級面接問題
ウィリーズ英語塾の活用方法
英検1級の二次試験はこれまでのものより難易度が格段に上がるので十分な対策が必要です。お薦めは「英検1級 面接大特訓」です。この中に収録されている重要フレーズ、短文を使いレッスンの中でGCCトレーニングを行います。これにより英検1級で求められている語彙や表現力を身につけます。その上で、本番さながらの模擬テストを毎回実施します(50分レッスンの場合)。模擬テスト実施後は書籍に収録された模範解答を使ってRLC(音読, シャドーイング)トレーニングを繰り返し行います。暗記が目的ではありませんが、繰り返し音読する中で自然と語彙量が増えていき、また模範解答で使われている新しい言い回しも自分のものにしていきます。
もし本番まで時間が限られている場合は「WiLLiesオリジナル英検1級面接問題」もおすすめです。模擬テストに特化しレッスンで場数を踏んでいただきます。もちろんよりよい言い回しや文法ミスなどのアドバイスもします。
英検準1級に余裕を持って合格した方
目標
5〜6ヶ月のレッスンで英検1級一次試験合格を目指しましょう。二次試験は一次合格後1ヶ月間で準備しましょう。(二次試験が不安な方は2~3ヶ月くらいを目安にレッスンを受講してください)
おすすめ学習プラン
- 英検コース|週2〜3回50分レッスンプラン
- 英作文道場 | 週1〜2回添削プラン
おすすめレッスン教材
【最初5ヶ月】WiLLiesオリジナル英検1級(一次)Web教材
【後半1ヶ月】旺文社 7日間完成 英検1級予想問題ドリル or 旺文社 英検1級 過去6回全問題集
【一次試験後】英検1級 面接大特訓 or WiLLies オリジナル英検1級面接問題
【補助教材(自習用)】旺文社 出る順パス単
ウィリーズ英語塾の活用方法
【最初の5ヶ月】
「WiLLies Englishオリジナル英検1級(一次)Web教材」で効率的に知識のインプットと反復トレーニングを
WiLLies Englishオリジナル英検1級(一次)Web教材を推薦します。この英検Web教材は以下3つのステップで進んでいきます。
① 合計50回分*の英検ミニテストを毎日PCやスマホで受講します
(*まだ作成中のミニテスもありますが、随時アップデートしています)
週2回のレッスンプランだと約6ヶ月で完了/ 週3回だと約4ヶ月で完了する計算になります。試験まで時間がない場合、途中で終了してしまっても構いません。英検形式にそった問題を数多く解くことで、必要な知識を得るだけでなく、試験に慣れていただきます。またこの英検ミニテストはスマホでも取り組めるため、通勤・通学など隙間時間を使って学習することができます。
② 英検ミニテストの内容を徹底的に反復トレーニングします
このWeb教材には、ミニテストの後にトレーニングパートがあります。ミニテストを受け・答え合わせをした後は、このトレーニングパートを使って徹底的に繰り返し音読とシャドーイングをしていきます。
どんな教材にも共通することですが、問題を解いただけでは英検1級に合格することはできません。例えば以下のような学習サイクルをお勧めしています。
・1日目:英検ミニテストを受け解答を確認する
・2日目:トレーニングパートを使い語彙・リーディング・リスニングの問題を2〜3回音読
・3日目:2日目と同様 各パートを5回以上音読
・4日目:3日目と同様 各パートを5回以上音読
・5日目:新しい英検ミニテストを受ける
上記のように英検ミニテストを受講後、すぐに新しいミニテストを解くのではなく、数日間かけて繰り返し音読することが重要です。同じ文章を最低でも30回は音読してみてください。最初は読むスピード(WPM)が遅いものですが、同じ文章を何度も音読することでWPMが上がってきます。この繰り返しにより初見の文章でも、文頭から英語を英語のまま理解することができるようになります。
音読は英語学習の王道です。音読をすることでスピーキング、リーディングだけでなく、リスニング力、ライティング力も同時に鍛えることができます。みなさんは同時通訳の神様と呼ばれた國弘先生をご存知でしょうか?英語学習において最初に音読の効用を説いた方です。國弘先生がおすすめする「只管朗読」もとても興味深かいものです。ぜひ一度ご確認ください。
音読のやり方はシンプルです。自分が主人公になったつもりで感情を込めて読んでみてください。特に主語と動詞に着目し、英語の文型にも意識することでより高い効果が期待できます。 WiLLIes Englishでは毎年50名以上の英検1級合格者を輩出しています。このやり方を信じて学習に取り組んでください。
③レッスンで講師と一緒に応用問題とアウトプットトレーニングを行います
レッスンでは、ミニテストの内容を踏まえた応用問題・アウトプット重視のトレーニングを講師と進めていくので、必ずミニテストを事前に解き・答え合わせをしておいてください。
例えば、語彙パートでは、ミニテストで出た単語を別の応用問題で解き、講師に英語で意味説明をします。リーディングパートは、ミニテストで扱った文章を英語で要約したり、Q&Aディスカッションを行います。これはリーディングパートを効率的に解く上で非常に効果のあるトレーニングであり、また英作文対策、スピーキング対策にもなります。リスニングも同様にミニテストで扱ったパッセージを使いQ&Aディスカッションを行います。
【注意】事前にミニテストを解くことができなかった場合も、レッスンをお休みするのではなく講師にお伝えください。レッスンの中で、講師と一緒にアウトプットトレーニングをしながら応用問題を解いていきます。
繰り返しになりますが、単にテスト形式の問題を解いただけでは、決して英検1級に合格することはできません。英検ミニテストを解き、反復トレーニングをし、講師と応用問題・アウトプットをしていくことで、英検合格に必要な知識とそれを使うための「英語脳」が自然と身につきます。
※ ライティング対策は「英作文道場」で対策
ライティング対策は英作文道場がおすすめです。英検1級のライティング・パートで出題されるトピックを週1回 or 2回メールでお知らせします。ご自身のPCやスマホで英作をし送付すると担当講師が1行1行添削し回答いたします。もちろん2024年度から変更のあった要約問題にも対応しています。
英検ではライティングが一次試験の3分の1と大きな割合を占める重要なパートになっており、ライティングの出来が英検合格を左右します。本番で慌てないためにもしっかり対策をしておきましょう。
英作文道場について詳しくはこちらをご確認ください。
【最後の1ヶ月】 試験前は過去問で総仕上げ
受験まであと1〜2ヶ月になったら仕上げとして「旺文社 7日間完成 英検1級 予想問題ドリル」や「旺文社 英検1級 過去6回全問題集」に取り組みましょう。この場合も問題を解いて終わりではなく、きちんとリスニングパートのスクリプトを使ってRLCトレーニング(音読やシャドーイング)を繰り返すことが大切です。もちろんこれら教材をレッスンで利用することも可能です。
英検準1級に合格したけどまだ自信がない方
目標
8〜10ヶ月のレッスンで英検1級一次試験合格を目指しましょう。二次試験は一次合格後1ヶ月間で準備しましょう。(二次試験が不安な方は2~3ヶ月くらいを目安にレッスンを受講してください)
おすすめ学習プラン
- 英検コース|週2〜3回50分レッスンプラン
- 英作文道場 | 週1〜2回添削プラン
おすすめレッスン教材
【最初6ヶ月】WiLLiesオリジナル英検1級(一次)Web教材
【後半2ヶ月】旺文社 7日間完成 英検1級予想問題ドリル or 旺文社 英検1級 過去6回全問題集
【一次試験後】英検1級 面接大特訓 or WiLLies オリジナル英検1級面接問題
【補助教材(自習用)】旺文社 出る順パス単、速読速聴・英単語 Advanced 1100
ウィリーズ英語塾の活用方法
※先述した「英検準1級に余裕を持って合格した方」の内容をご確認ください。学習期間は異なりますが、学習内容、おすすめの教材は同様になります。
英検準1級に合格していない方
目標
5〜6ヶ月でまずは英検準1級合格を目指しましょう
おすすめ学習プラン
- 英検コース|週2〜3回50分レッスンプラン
- 英作文道場 | 週1〜2回添削プラン
おすすめレッスン教材
【最初5ヶ月】WiLLiesオリジナル英検準1級(一次)Web教材
【後半1ヶ月】旺文社 7日間完成 英検準1級予想問題ドリル or 旺文社 英検準1級 過去6回全問題集
【一次試験後】英検準1級 面接大特訓 or WiLLies オリジナル英検準1級面接問題
【補助教材(自習用)】旺文社 出る順パス単
ウィリーズ英語塾の活用方法
※ 「英検準1級を目指す方の学習プランとウィリーズ英語塾活用方法」をご確認ください。英検1級を目指されている方は、必ずしも準1級を受験しないといけないわけではありません。しかし、急がば回れ。英検準1級の力が身についているか5〜6ヶ月で確認し、それから上記の学習方法を参考にしてみてください。
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