英語学習におけるリスニング力の伸ばし方|WiLLiesメソッド

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2021.07.11

4技能

リスニング

テーマ

【WiLLiesメソッド】リスニング力の伸ばし方

〜英語4技能上達に必要な6つのスキル〜

前回がむしゃらに学習するのではなく、英語4技能に必要な6つのスキルを意識しながらトレーニングをしましょう!とお話しをさせていただきました。 今回は4技能のうち、「リスニング力向上」について見ていきましょう!

リスニング力向上に必要な能力

リスニング力向上には6つのスキルのうち「1.音声認識力」と「3.意味理解力」の向上が重要です。「1.音声認識力」は、英語の音をひろう/ 聞き取る力がで、「3.意味理解力」はその意味を理解する力です。 ここでは特に日本人にとって苦手意識の強い「1.音声認識力」について解説します。「3.意味理解力」については、次の“リーディング力の伸ばし方”で解説します。

そもそも英語が聞こえない原因は?
原因1)英語の発音を知らない
原因2)音の変化やリズム変化を知らない

原因1:例えばこちらの単語は聞き取れますか?

見れば簡単な単語ですが聞くとちょっと迷いますよね。日本人にとって英語の発音はとても難しいものです。

原因2:単語だと聞き取れるけど文章になった途端に聞き取れなくなる場合がこれに当たります。英語は横に並ぶ単語によって音の変化が起こります。リエゾン(音と音がつながること)、リダクション(発音されない音)がその代表です。ネイティブの早い英語になるとこの変化を聞き取ることはとても難しくなります

どんなトレーニングが必要?
最もやってはいけないトレーニングはただただ英語を聞き流すということ。これではいつまでたっても英語は聞き取れません。 重要なのは「発音できる言葉は聞き取れる」という原則です。一つの文章を徹底的にシャドーイングします。シャドーイングとは、流れる音声に対して1〜2単語遅れて発話していくトレーニングです。ここで重要なのは一つの文章を徹底的に繰り返しシャドーイングすることです。3−4回シャドーイングしてやった気になってはいけません。一つの文章について1日最低でも10分のシャドーイングを4〜5日は繰り返し行ってください。

以下おすすめの順序です
1. スクリプトを見ずにシャドーイングにチャレンジ。
できれば録音しておきましょう。全くできなくても心配はいりませんが、ちょっと難しすぎるようでしたら教材のレベルを落としたり、音声の再生スピードを遅くしたりしましょう

2. スクリプトを見ながらシャドーイングにチャレンジ。
このとき自分がついていけない箇所をスクリプトにマークしてみましょう

3. 音声と全く同時に発話するオーバーラッピングや音声抜きの音読もしてみてください。
この時重要なのは可能な限り音源の発音を真似ること。また文章を暗記しようとはしないことです。

4. あとはひたすらシャドーイングにチャレンジ。これを4−5日繰り返します。
このトレーニングを続けることで、英語の発音、また独特な音の変化のパターンを身につけていくことができます。最低半年は続けてください(半年でも十分ではないですが)そうすれば効果を感じることができます。とても地道なトレーニングですが、必ずリスニング力が身につきます。長い道のりですので、上記の順序はあくまでも参考に、ぜひ自分の関心ある音源で、また無理なく進めてください。

WiLLies Englishではどうするの?
WiLLies Englishでは、開校当時からこのシャドーイングをいち早く取り入れてきました。50分レッスンのうち半分にあたるRLCトレーニングでこのシャドーイングを行います。ただ生徒の皆さんには常々お話ししておりますが、限られたレッスンだけでリスニング力を飛躍的に伸ばすことはできません。毎回担任講師が出題する宿題を通じて日々シャドーイングをしてください。レッスンは日頃の成果を発揮する場、課題を見つける場として位置付けてみてください! 

長く地道なトレーニングですが、お気に入りの担任講師と課題を明確にして一緒にチャレンジしていきましょう!