英語学習におけるリーディング力の伸ばし方|WiLLiesメソッド
COLUMNウィリーズ英語塾コラム
2021.07.17
4技能
リーディング
テーマ:
【WiLLiesメソッド】リーディング力の伸ばし方
〜英語4技能上達に必要な6つのスキル〜
前回のリスニング力の伸ばし方につづいて、今回はもう一つの「インプット領域」であるリーディングについて見ていきます。(4技能全体についてはこちらもご確認ください)
リーディング力向上に必要な能力
リーディング力向上には6つのスキルのうち「2.文章認識力」と「3.意味理解力」の向上が重要です。「2.文章認識力」は、ある程度の長さの文章をスピードを保ちながら(意味はともかく・・)読み進めることができる力のこと。「3.意味理解力」は英語として認識した文字の意味を理解する力です。
そもそも英語の文章を読めない、時間がかかりすぎる原因は?
原因1)文章の構造が理解できておらず何度も読み返してしまう
原因2)わからない単語が多すぎて推測すらできない
原因3)集中力が切れる(目眩がする・・)
原因1:英語と日本語の構造は全く異なります。いくら単語を暗記し文法を学んでも、文章の中で日本語とは異なる構造を瞬時に理解できないと英語を文頭から読み進めることはできません。私も学生の頃は精読が大嫌いでしたが、これを避けていてはちょっとしたアカデミックな文章やビジネス文章などを理解することに多大な時間がかかります。
原因2や3は言わずもがなですよね。もちろん長文読解では分からない単語はいくつか出てきますし、速読ではそれらを推測して読み進めていく必要があります。しかし分からない単語が多すぎると推測はできません。また英文を毎日クセをつかないといけません。日本語でも同様ですが日頃から読書をしていない人にとって、文章を読むことが苦痛であることが多いようです・・
どんなトレーニングが必要?
「精読」と「音読」が最も重要なトレーニングになります。そしてこの2つのトレーニングを使って一つの文章を何度も繰り返し読み上げることがとても大切です。すぐに新しい文章に取り組んではいけません。
おすすめは英検の長文問題から1〜2つの文章を1週間かけてトレーニングをすることです。WiLLies Englishの生徒であればRLCの宿題をぜひこのやり方で取り組んでください。
例えば・・
月曜日:新しい文章に取り組みます。最初は精読してください。センテンスにSVOCといった文型の記号を入れていきましょう。難しければ主語(S)と動詞(V)の識別だけでもかまいません。長い文章になればなるほど、SとVの識別が重要です。そして分からない単語もきちんと調べておきましょう。
火曜日:精読した文章を使って音読をします。ここでも文型を意識しながら音読を10回はしてください。
水曜日:さらに音読です。もちろん同じ文章を使って毎日10回以上はやりましょう。
木曜日:新しい文章にとりかかりましょう。まずは精読からです。 (以上、繰り返し) これを毎日20分でもいいのでやってみてください。試験ではリーディングが得点源になり、ビジネスでは英語でのインプットも苦にならなくなります。もちろん語彙も自然と増えています。分からない文法があれば都度確認してください。文法は精読の中で学ぶのが応用力もついておすすめです。
またWiLLies Englishでは音読の効用を事あるたびにお伝えしています。音読により英語を英語のまま、頭から理解するクセがつくからです。いわゆる”英語脳”は音読で作り上げていきます。この繰り返しである程度長文にも慣れてきた。初見の文章でも構造を意識せず自然と読めるようになってきたら多読にチャレンジしてみてください。
WiLLies Englishではどうするの?
WiLLies Englishのメソッドは「音読」を大切にしています。「リスニング力の伸ばし方」でも説明したRLCトレーニングではシャドーイングと音読をセットで行います。一つの文章を最低50回は音読/シャドーイングする。すると不思議に英語が身についていく感覚になります。このレッスンで行うRLCトレーニングに加えて、自学習では精読にも取り組んでください。
またRLCと双璧をなすGCCは、使える文法力、例文ストックを身につけるトレーニングです。 文法書や文法問題集を使って、重要センテンスを「日本語」⇨「英語」に口頭英作文を行います。これにより知っている文法から、使える文法にしていくのと同時に、使える例文ストックを作っていきます。レッスンの中では詳しい文法解説はしませんので、文法理解は教材を使って理解いただきます。また単語力向上のために特に中高生 / 英検コースの生徒には「英検レベル別単語プリント」を配布し、毎回テストすることをおすすめさせていただいております。もちろん社会人、子供向けコースでも使えますのでお気軽に講師にリクエストください。
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