ディクテーション教材のおすすめと選び方|無料サイト・本・アプリをレベル別に紹介|コラム|ウィリーズ英語塾

COLUMNウィリーズ英語塾コラム

2026.11.04

リスニング

学習方法

ディクテーション教材のおすすめと選び方|無料サイト・本・アプリをレベル別に紹介

イヤホンで英語の音声を聞きながらノートに書き取る女性。自分に合うディクテーション教材で練習する様子

リスニング力を上げたくてディクテーションを始めようとしたものの、どの教材を使えばいいのか分からない。とりあえず手元の音声で書き取ってみたけれど、難しすぎて手が止まった。

そんな経験はありませんか。

ディクテーションは、聞き取れなかった箇所をスクリプトと照らし合わせて、自分の弱点を見つける練習です。そのため、どの教材を選ぶかで、練習のしやすさと続けやすさが大きく変わります。

無料サイト・本・アプリ・YouTubeと選択肢は多いものの、ディクテーションに向いているかどうかは、見るべき点を知っていれば短時間で判断できます。

そこで本記事では、ディクテーション教材の選び方を5つの条件に整理し、無料サイト・試験の公式素材・市販の本・アプリをレベル別、目的別に紹介します。

なお、ディクテーションの意味や基本のやり方は、ディクテーションとは?効果ややり方を解説した記事で詳しく扱っています。本記事は「どの教材を使うか」に絞って解説します。

目次

  1. ディクテーション教材の選び方|失敗しない5つの条件
  2. 自分に合う難易度の見極め方|1分の試し書きでレベルを確かめる
  3. 無料で使えるディクテーション向けサイト|特徴と使い分け
  4. 英検・TOEICの公式素材をディクテーション教材にする
  5. 市販の本で選ぶディクテーション教材|レベル別のおすすめ
  6. アプリ・YouTubeをディクテーション教材にするときの選び方
  7. 目的別・レベル別のディクテーション教材の組み合わせ例
  8. ディクテーション教材選びのよくある質問
  9. 聞き取る量と学習設計をプロと整える|ILSコースと代表伴走型コーチング
  10. まとめ|ディクテーション教材は「答え合わせできる短い音声」から選ぶ

ディクテーション教材の選び方|失敗しない5つの条件

英文スクリプトと書き取ったノートを蛍光ペンで見比べる男性。ディクテーション教材はスクリプトの正確さで選ぶ

ディクテーションに向く教材かどうかは、音声の上手さや人気よりも、「書き取って、答え合わせをして、聞き直す」流れを回しやすいかで決まります。

まずは、教材を選ぶときに確認したい5つの条件を一覧で整理します。

条件 確認すること 満たさないと起きやすいこと
1. 正確なスクリプト 音声と一字一句同じ英文があるか 答え合わせができず、弱点が分からない
2. 1文ずつ聞き直せる 一時停止・区間リピート・巻き戻しがしやすいか 聞き直す操作に時間を取られる
3. 短い音声 1本1〜3分程度に区切れるか 書き取りに時間がかかり、続かない
4. レベルに合う 語彙・速さ・内容が今の自分に合うか ほとんど書けず、ただの苦行になる
5. 目的に合う題材 試験・仕事・日常など、使いたい場面の英語か 練習の成果を使う場面が見えにくい

条件1:音声と一字一句同じスクリプトがある

ディクテーションで最も大切なのは、答え合わせの正確さです。スクリプトが音声と完全に一致していない教材は、ディクテーションには向きません。

要約版のトランスクリプトや、自動生成の字幕しかない素材では、書き取りの誤りが自分のミスなのか、文字のほうのズレなのかを判断できないためです。

条件2:1文ずつ止めて聞き直せる

ディクテーションでは、同じ文を何度も聞き直します。1文ごとに区切って再生できる機能や、区間リピート、数秒戻しのボタンがあると、練習の手間が大きく減ります。

スマートフォンの通常の音楽プレーヤーでも練習はできますが、細かい巻き戻しがしにくい場合は、専用サイトや学習アプリを選ぶと続けやすくなります。

条件3:1本1〜3分程度の短い音声

全文を書き取るディクテーションは、1分の音声でも、書き取りと答え合わせを合わせると思った以上に時間がかかります。5分を超える音声を1本丸ごと使うと、1回の練習が長くなりすぎます。

長い音声しかない場合は、最初の1〜2分だけを使うなど、自分で区切って使いましょう。

条件4・5:レベルと目的に合っている

語彙や話す速さが今の自分より大きく上だと、書き取れる部分がほとんどなく、どこが弱点なのかも見えません。レベルの見極め方は、次の章で詳しく解説します。

あわせて、英検・TOEICなどの試験を受ける方は試験形式の音声、仕事で英語を使う方はビジネスやニュースの音声というように、使いたい場面に近い題材を選ぶと、練習の手応えを感じやすくなります。

自分に合う難易度の見極め方|1分の試し書きでレベルを確かめる

図書館でスマホのタイマーを見ながら英語を1分だけ書き取る大学生。ディクテーション教材の難易度を確かめる様子

教材のレベル表示は、あくまで目安です。同じ「中級」でも、話す速さや語彙の幅は教材によって違います。

そこで、教材を決める前に、候補の音声を1分ほど書き取ってみる「試し書き」をおすすめします。

書き取れた割合で難易度を判断する

試し書きをしたら、スクリプトと照らし合わせて、書き取れた語の割合をざっくり数えます。次の表は、本記事で提案する判断の目安です。

書き取れた割合(目安) 判断 次の対応
9割以上 易しめ 速さや語彙が一段上の教材に替える
6〜8割程度 練習に向いている この教材で練習を続ける
半分前後 やや難しい 速度を落とす・短い文の教材を併用する
3割未満 難しすぎる レベルを下げた教材に替える

割合はあくまで目安で、厳密に数える必要はありません。「ところどころ書けない語があるが、文の流れは追える」くらいが、弱点を見つけやすい難易度です。

難しすぎるときの3つの調整方法

使いたい教材が難しすぎる場合は、すぐに諦めず、次の順で調整してみてください。

1つ目は、再生速度を0.75倍程度に落とすことです。2つ目は、1文ではなく、意味のまとまりごとに止めて書き取ることです。

3つ目は、全文ではなく、聞き取れなかった部分だけを書き取る「穴埋め」から始めることです。それでも3割程度しか書き取れない場合は、教材のレベルを下げましょう。

聞き取れない原因が、音のつながりや脱落にある場合も少なくありません。基本の音の変化は、リンキング・リダクション5大パターンのマスターガイドで確認できます。

実例:ディクテーションで弱点を分析し、3ヶ月でVERSANT +19点

ここで紹介する受講生は、「論文は読めるのに音が聞こえない」という状態からスタートしました。ディクテーションで聞き取れない理由を分析し、毎日の練習で弱点を一つずつ把握していったことで、3ヶ月でVERSANTのスコアを19点伸ばしています。

成果には個人差があり、開始時の英語力や学習期間・学習量によって結果は異なります。

3ヶ月でVERSANT +19点を達成した受講生との対談動画:

教材の難易度が合っているか、自分では判断しにくいこともあります。今の英語力に合う教材と練習量を一緒に決めたい方は、代表が学習計画を直接作成するコーチングもご検討ください。

無料で使えるディクテーション向けサイト|特徴と使い分け

リビングのテーブルでノートPCに英文を打ち込む男性。無料サイトでディクテーション教材を使う様子

ディクテーションは、無料のサイトでも十分に始められます。ただし、サイトによってスクリプトの正確さや音声の長さが違うため、特徴を知ったうえで使い分けることが大切です。

サイト スクリプト レベル表示 向いている人
Daily Dictation あり(全文) CEFRの目安あり 1文ずつ書き取りたい初級〜上級者
ELLLO ほとんどのレッスンにあり A1〜C1 自然な会話に慣れたい初級〜中級者
VOA Learning English あり(本文) 初級・中級・上級 ゆっくりした英語から始めたい人
BBC Learning English(6 Minute English) あり(一字一句ではない) 中級 イギリス英語の会話に慣れたい中級者
TED・TED-Ed あり(TEDは時刻付き、TED-Edはダウンロード可) なし スピーチや講義を聞きたい中上級者

サイトの内容や機能は変更される場合があります。上記は2026年11月時点の公式サイトの表示をもとにしています。

ディクテーション専用サイトなら「Daily Dictation」

Daily Dictationは、1文ずつ音声を聞いて英文を打ち込み、その場で答え合わせができるディクテーション専用の練習サイトです。教材ごとにCEFRの目安が示され、再生速度も細かく変えられます。

「止める・書く・確かめる」を1つの画面で進められるため、ディクテーションの習慣を作る最初の教材として使いやすいサイトです。英語表示のサイトなので、最初は短いストーリーの教材から試すとよいでしょう。

学習者向けの音声なら「ELLLO」と「VOA Learning English」

ELLLOは、さまざまな国の話し手による短い会話を、A1〜C1のレベル別に聞ける無料サイトです。ほとんどのレッスンにスクリプトがあり、いろいろな発音に慣れたい方に向いています。

VOA Learning Englishは、学習者向けの語彙を使い、通常より3分の1ほどゆっくり読まれた音声と本文を公開しています。ただし、2026年11月時点では、2025年春以降、新しい記事の追加が確認できません。

公開済みの記事の音声と本文は利用できるため、ゆっくりした英語で書き取りに慣れる段階の教材として活用できます。

中上級者は「BBC 6 Minute English」と「TED」を補助に

BBC Learning Englishの6 Minute Englishは、約6分の会話形式の番組で、トランスクリプトもダウンロードできます。ただし、トランスクリプトは一字一句の書き起こしではないと明記されています。

そのため、全文の答え合わせには向きません。聞き取れなかった部分を確認する「補助の教材」として使うのが現実的です。

TEDのトークには、時刻付きのトランスクリプトが用意されています。1本が長いものも多いため、冒頭の1〜2分だけを区切って使いましょう。

アニメーション形式のTED-Edは、1本数分程度の短い動画が中心です。レッスンページからトランスクリプトをダウンロードできます。

ニュース英語で練習したい方は、レベル別の素材選びを英語ニュースが聞き取れない原因と突破法の記事でまとめています。

英検・TOEICの公式素材をディクテーション教材にする

試験の問題冊子を前にイヤホンで音声を聞いて書き込む女子高校生。英検の過去問をディクテーション教材に使う様子

試験を受ける予定がある方は、試験の公式素材をディクテーション教材にすると、試験に出る話し方や語彙にそのまま慣れることができます。

英検の過去問は公式サイトで無料公開されている

日本英語検定協会の公式サイトでは、過去1年分(3回分)の過去問が級別に公開されています。問題冊子・解答に加え、リスニングの音源と原稿(スクリプト)も確認できます。

公開されているのは本会場などで実施された従来型の回の問題で、S-CBTの問題は含まれません。

英検のリスニング音源は、級ごとに語彙や話す速さが調整されています。受験する級、またはその1つ下の級の音声から書き取ると、レベル選びで迷いにくくなります。

市販の過去問題集は「音声の入手方法」を確認する

公開分より多く練習したい場合は、市販の過去問題集を使う方法もあります。例えば旺文社の『英検 過去6回全問題集』の2026年度版は、6回分を収録し、音声はアプリやダウンロードで聞く形式です。

同シリーズの2026年度版はCDが出ていないため、スマートフォンやパソコンで再生できる環境を確認してから選びましょう。

TOEICは公式問題集の音声を使う

TOEIC L&Rの対策なら、IIBCが発行する公式問題集が基本の教材になります。本番と同じ形式の音声を、ダウンロードや公式アプリでくり返し聞くことができます。

IIBCの公式サイトにはサンプル問題も掲載されていますが、各パート数問のため、まとまった練習量を確保するなら問題集を用意したほうが進めやすいでしょう。

試験素材を使うときの注意点

試験の音声をディクテーションに使うときは、先に問題を解いて実力を測り、その後で同じ音声を書き取る順番がおすすめです。先に書き取ってしまうと、本番形式の演習として使えなくなるためです。

VERSANTの対策を考えている方は、教材の選び方をVERSANT対策の参考書・問題集の選び方の記事で解説しています。

市販の本で選ぶディクテーション教材|レベル別のおすすめ

書店の棚の前で2冊の本を見比べる女性。レベル別のディクテーション教材を本で選ぶ様子

本の教材は、レベルごとに英文の長さや速さが段階的に設計されていることが多く、何から手をつければいいか迷いにくいのが利点です。主な選択肢をレベル別に整理します。

レベル 教材の例(出版社) 特徴
初級 『ゼロからスタート 英語を聞きとるトレーニングBOOK』(Jリサーチ出版) ディクテーションの入門書として作られた1冊。短い英文から始められる
初級〜上級 『改訂版 究極の英語リスニング』Vol.1〜4(アルク) Vol.1は1000語、Vol.4は6000語レベルと、語彙レベル別に分かれている
初級 『究極の英語ディクテーション』Vol.1・2(アルク) Vol.1は「最初の1000語」を土台に、聞き取りの基礎を固める構成。2015年刊で、書店によっては品切れのため在庫の確認が必要
初級〜上級 『速読速聴・英単語』シリーズ(Z会) レベル別に複数の冊があり、英文の音声で単語と聞き取りを同時に練習できる

版や在庫状況は変わることがあります。購入前に出版社の公式ページや書店で、最新の版と音声の入手方法を確認してください。

初級:「入門書」と「語彙レベル別」の教材から始める

英語の音声を書き取ること自体に慣れていない方は、ディクテーションの入門書として作られた教材から始めると、1回の練習量が少なく、つまずきにくくなります。

アルクの『究極の英語リスニング』シリーズは、語彙レベルの低いVol.1から始めて、Vol.2、Vol.3と段階的に上げていけます。英文の長さや速さもシリーズ内で少しずつ上がる構成です。

中級:単語学習と兼ねられる教材も選択肢に

中級者は、ディクテーションと単語学習を兼ねられる教材を選ぶと、限られた時間を有効に使えます。Z会の『速読速聴・英単語』シリーズは、英文の音声で単語を覚える構成です。

例えば同シリーズの『Core 1900 ver.6』は、CEFR B1〜B2レベルの重要語を中心にした英文95本を収録し、音声は無料の音声サイトやアプリで再生できます。1本の英文を書き取ってから、単語を確認すると、音と意味が結びつきやすくなります。

上級:教材は「速さ」と「題材」で選ぶ

上級者は、語彙レベルの高い巻や、ニュース・講義など自然な速さの音声を含む教材を選びます。学習用の本だけでは物足りない場合は、TEDのトークや試験の公式素材と組み合わせるとよいでしょう。

単語帳の音声もディクテーション教材になる

手持ちの単語帳に例文の音声が付いていれば、それもディクテーション教材として使えます。例えば例文で単語を覚える『DUO 3.0』(アイシーピー)のように、1文が短い教材は、初めてのディクテーションにも取り入れやすい形です。

ただし『DUO 3.0』の音声は別売のCDです。単語帳を選ぶときは、音声が付いているか、別途入手が必要かを確かめておきましょう。

新しい本を何冊も買う前に、まずは手元の教材の音声とスクリプトを確かめてみてください。

アプリ・YouTubeをディクテーション教材にするときの選び方

朝の通勤電車でスマホとイヤホンを使い英語を聞き直す男性。アプリをディクテーション教材に使う様子

スマートフォンで練習したい方は、アプリやYouTubeも選択肢になります。ただし、手軽な分、スクリプトの正確さや操作のしやすさに差があるため、選ぶときの視点を押さえておきましょう。

学習アプリは「区間リピート・速度調整・スクリプト」で比べる

ディクテーションに使うアプリを選ぶときは、区間リピート、再生速度の調整、スクリプトの表示の3つがそろっているかを確認します。

アプリ(運営) 確認できた主な特徴 料金の形
スタディサプリENGLISH(リクルート) 公式サイトでディクテーション機能を紹介している 有料(初回の無料期間あり)
abceed(Globee) 書籍の音声を倍速・区間リピートで再生できる。ストアの説明にディクテーションの記載あり 無料プランと有料プラン

料金や機能は変更されることがあるため、利用前に公式サイトやアプリストアで最新の情報を確認してください。

手持ちの本の音声をアプリで聞けるかどうかも、選ぶときの大事な視点です。本とアプリを組み合わせると、通勤中に聞き直し、家で書き取るといった使い分けができます。

YouTubeは「字幕の正確さ」を確認してから使う

YouTubeには英語の動画が豊富にあり、再生速度も変えられます。ただし、自動生成の字幕は誤りを含むことがあるため、答え合わせには向きません。

YouTubeを教材にする場合は、投稿者が用意した字幕や、公式に公開されているスクリプトがある動画を選びましょう。

洋画・海外ドラマは中上級になってから

洋画や海外ドラマは、楽しみながら続けやすい一方で、話す速さが一定でなく、効果音や口語表現も多く含まれます。書き取れない部分が多すぎると、何が弱点なのか見えにくくなります。

学習用の教材で、本記事の目安の6〜8割程度を書き取れるようになってから、好きな作品の短い場面で試すと、無理なく取り入れられます。

生の英語を教材に変える「YouTubeコントローラー」

WiLLies Englishのコーチングでは、中上級者向けに、自社で開発した「YouTubeコントローラー」を使ってリスニングトレーニングを行っています。YouTubeの生の英語を、スクリプト付きのリスニング教材として使えるツールです。

0.25〜2倍の8段階の速度切り替えや、回数を指定したリピート再生に対応しており、スクリプトを確認しながら、聞き取れなかった箇所の書き取りと照合を進められます。このコントローラーは、コーチングのプログラム終了後も使えます。

実際の画面は、YouTubeコントローラーのサンプル教材で確認できます。

また、ネイティブの自然な速さの英語を短く区切って聞き、内容について講師と質疑応答を重ねたい方には、Intensive Listening & Speakingコースもあります。レッスンで使った音源は、レッスン後に復習で聞き直すことができます。

目的別・レベル別のディクテーション教材の組み合わせ例

本とタブレットを並べて手帳に学習計画を書く女性。目的に合わせてディクテーション教材を組み合わせる様子

ここまで紹介した教材を、目的とレベルに合わせて組み合わせた例です。教材は1つに絞りすぎず、「メイン1つ+補助1つ」にすると、飽きにくく続けやすくなります。

目的・レベル メイン教材 補助の教材 1日の量の目安
英語の聞き取りの基礎を固めたい(初級) 入門書・『究極の英語リスニング』Vol.1 Daily Dictationの短いストーリー 1〜3文
英検を受験する(中高生・社会人) 英検の過去問(公式サイト・過去問題集) 『速読速聴・英単語』の該当レベル 過去問の会話1〜2本
TOEIC・VERSANTのスコアを上げたい 公式問題集・公式の練習素材 ELLLOの中級以上 1パートの数問分
仕事の会議やニュースを聞き取りたい(中上級) TEDのトーク(1〜2分を区切る) BBC 6 Minute English 1〜2分の音声

1日の量は、ディクテーションに15〜20分ほど使う場合の目安です。忙しい日は1文だけでも構いません。

英検対策の組み合わせ

英検対策では、公式サイトの過去問の音声と原稿を使い、まずは会話形式の問題から書き取るのがおすすめです。1つ1つの音声が短く、日常的な表現が多いため、書き取りやすい形式です。

慣れてきたら、説明文形式の問題にも広げていきます。単語に不安がある場合は、同じレベルの単語帳の音声を補助に使いましょう。

TOEIC・VERSANT対策の組み合わせ

TOEICやVERSANTを受ける方は、公式の問題集や練習素材で本番の形式に慣れたうえで、聞き取れなかった問題の音声だけを書き取る使い方が効率的です。

本番形式の問題を解く時間と、書き取りで弱点を探す時間を分けておくと、スコアの変化と弱点の変化の両方を確かめやすくなります。

ビジネス・ニュース英語の組み合わせ

仕事で英語を使う中上級者は、TEDのトークのように、話し手の意見や説明がまとまった音声を選ぶと、会議やプレゼンの聞き取りにつなげやすくなります。

聞き取れた英文は、そのまま音読の教材にも使えます。書き取った英文を音読する進め方は、英語の音読を毎日30分続ける効果とやり方の記事も参考にしてください。

教材を替えるタイミング

同じ教材で9割以上書き取れるようになったら、一段上のレベルに替えるタイミングです。逆に、2〜3週間続けても書き取れる割合が変わらない場合は、速さや語彙が合っていない可能性があります。

教材を替えるときは、いきなり難しい素材に飛ばず、同じシリーズの次の巻や、速さが少し上の素材を選ぶと、難易度の段差を小さくできます。

実例:シャドーイングを1年続けても伸び悩んだ60代受講生の変化

国際会議に出るためにシャドーイングを1年続けても効果を実感できなかった60代の受講生が、学習の進め方を見直し、4ヶ月でVERSANTのスコアを29点から41点に伸ばした事例です。教材と練習を自分の課題に合わせて選ぶことの大切さが分かります。

成果には個人差があり、開始時の英語力や学習期間・学習量によって結果は異なります。

60代で4ヶ月でVERSANT +12点を達成した受講生との対談動画:

どの教材をどの順番で使うかは、一人ひとりの課題によって変わります。学習計画そのものを相談したい方は、受講前に無料の説明講習と田中代表との面談を受けられる代表伴走型 英語コーチングもご検討ください。

ディクテーション教材選びのよくある質問

書斎の窓辺でコーヒーを手にノートを見ながら考える男性。ディクテーション教材選びの疑問を整理する様子

ディクテーション教材を選ぶときに、よく寄せられる疑問にお答えします。

Q. 無料の教材だけでも効果はありますか?

無料の教材でも、正確なスクリプトがあり、自分のレベルに合っていれば、ディクテーションの練習は十分にできます。英検の公式過去問やDaily Dictationなどは、無料でも答え合わせまで進められます。

有料の教材は、レベル別の段階づけや、音声とアプリの使いやすさに強みがあります。無料の教材で習慣を作り、物足りなくなったら有料の教材を検討する順番でも問題ありません。

Q. 1つの教材はどれくらいの期間使えばいいですか?

期間よりも、書き取れる割合を基準に判断するのがおすすめです。目安は、前の章で紹介した表のとおりです。

1本の音声は、書き取りと答え合わせのあと、聞き取れなかった部分を数日にわたって聞き直すと、弱点の確認に使いやすくなります。

Q. シャドーイングの教材と同じものを使ってもいいですか?

同じ教材を使って構いません。むしろ、ディクテーションで聞き取れなかった部分を確かめてから、同じ音声でシャドーイングをすると、音のつながりを意識しながら練習できます。

シャドーイングの進め方は、シャドーイングの効果が出ない理由と正しいやり方の記事で解説しています。

Q. 手書きとタイピングのどちらで書き取ればいいですか?

どちらでも練習はできます。手書きはスペルを意識しやすく、タイピングは書く速さに気を取られにくいという違いがあります。

書くのが遅くて音声に追いつかない方は、タイピングで書き取れるサイトやアプリを選ぶと、聞くことに集中しやすくなります。

Q. 子どもや中高生にも同じ教材を使えますか?

中高生は、英検の過去問など、学習中の級に合った音声から始めると取り組みやすくなります。小学生の場合は、全文の書き取りではなく、短い文や単語の穴埋めから始めるなど、負担の少ない形にしましょう。

聞き取る量と学習設計をプロと整える|ILSコースと代表伴走型コーチング

ノートPCで画面越しの講師と笑顔で英語を話す男性。ディクテーション教材と学習計画をプロと整える様子

本記事で紹介した教材を使えば、ディクテーションは一人でも始められます。ただ、教材のレベルが合っているかを判断し、弱点に合わせて練習の配分を変え続けるのは、忙しい社会人にとって簡単ではありません。

WiLLies Englishでは、目的に合わせて2つの選択肢をご用意しています。

聞く・話す実践量を増やすならIntensive Listening & Speakingコース

Intensive Listening & Speakingコース(ILS)は、約45秒のネイティブ音声を聞き、その内容について講師と質疑応答をくり返すコースです。音源はすべてWiLLies Englishのオリジナルで、生徒のレベルに合わせて話す速さも調整します。

質疑応答のあとは音声を聞き直して音読し、何が聞き取れなかったのかを確認します。レッスンのやりとりと音源はオリジナルのWebBookに記録され、レッスン後もくり返し復習できます。

学習全体を設計するなら代表伴走型コーチング

WiLLies Englishの代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムは、教材選びを含む学習設計と振り返りを、代表の田中茂が直接サポートするプログラムです。主な特徴は次のとおりです。

  • 代表の田中が、一人ひとりの目的と課題に合わせた学習計画を直接作成
  • 開始から3ヶ月は、毎日の学習日報に代表がフィードバック。4〜6ヶ月目はコーチンググループで、他の受講生と毎日学習を報告しながら伴走
  • 代表・担任講師・受講生の3人チームで学習を進める(代表が担任講師をアサインし連携)
  • 卒業生も参加するコミュニティで、学習を続ける仲間とつながれる
  • 「YouTubeコントローラー」や口頭英作文を自分専用の音声教材にできる「1 min Speech」などの教材は、プログラム終了後も利用可能

提供内容や募集状況は変更される場合があります。最新の詳細はコースページでご確認ください。

受講生の声

公式サイトに掲載している、コーチングと社会人コースの受講生の声から、教材や学習方法の選び方に触れたものをご紹介します。

無理せず自分のペースに合わせた学習メニューやスケジュールを提案をいただけるところがとてもありがたいです。また、自分では避けていた学習方法(シャドーイングとディクテーション)を、やったほうが良いと提案いただき、それをしっかり取り組むことで学習方法への抵抗感を乗り越えられました。

(H.Wさん/3ヶ月目・女性)

田中さんの毎日のフィードバックは有り難いと思います。お陰様で英語トレーニングが継続できるていると思います。(中略)サイトの教材は質も量も素晴らしいです。VERSANT模試レッスンが50回分もあるなんて凄すぎでしょう。

(T.Kさん/3ヶ月目・男性)

私は、今の勉強方法では、いつまでたってもスピーキングが初心者レベルから上達しない気がしていたので、レベルに合ったテキストを選んでもらえ、次回までの宿題を指定してもらえることも入会の理由となりました。

(社会人コース受講生・東京都在住/公式サイト「お客様の声」より)

実例:聞き取れなかった英語を克服し、3ヶ月でTOEIC 795点

航空会社に勤務し、機内の定型の英語は話せても、お客様とのフリートークや質疑応答が聞き取れなかった受講生の事例です。時差のある海外フライトをこなしながら、3ヶ月でTOEICのスコアを650点から795点に伸ばし、リスニングは455点に到達しました。

成果には個人差があり、開始時の英語力や学習期間・学習量によって結果は異なります。

3ヶ月でTOEIC 795点を取得し、リスニングを克服した受講生との対談動画:

コーチングプログラムの全体像は、以下の説明動画でもご覧いただけます。

まとめ|ディクテーション教材は「答え合わせできる短い音声」から選ぶ

朝の自宅デスクでノートを閉じて笑顔で伸びをする女性。自分に合うディクテーション教材を決めて学習を始める様子

本記事では、ディクテーション教材の選び方と、無料サイト・試験の公式素材・本・アプリの使い分けを解説しました。最後に要点を振り返ります。

教材の種類 代表例 選ぶときのポイント
無料サイト Daily Dictation・ELLLO・VOA・TED(BBCは補助として) スクリプトが一字一句そろっているかを確認する
試験の公式素材 英検の過去問・TOEIC公式問題集 問題を解いてから、同じ音声を書き取る
市販の本 入門書・『究極の英語リスニング』・『速読速聴・英単語』 レベル別の巻から、今の自分に合うものを選ぶ
アプリ・YouTube 学習アプリ・字幕付きの動画 区間リピートと正確な字幕・スクリプトがあるものを選ぶ

本記事の目安では、1分の試し書きで6〜8割程度書き取れる音声が、弱点を見つけやすい出発点になります。教材選びに時間をかけすぎず、まずは1本決めて書き取ってみることが大切です。

今日のうちに候補の音声を1つ選び、1分だけ書き取って、自分に合うレベルを確かめるところから始めてみてください。

教材選びとリスニング学習に迷っている方へ

教材は決まっても、どの順番で、どれだけ練習すればよいかは一人では判断しにくいものです。自分の課題に合わせた学習計画を一緒に作りたい方は、代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラムの詳細をご覧ください。聞く・話す実践量を増やしたい方には、Intensive Listening & Speakingコースもあります。

コーチングの受講前には、無料の説明講習と田中代表との面談をご用意しています。今のリスニングの課題を伺ったうえで、学習設計の方針をお伝えする場です。無理な勧誘はありませんので、お気軽にご利用ください。

この記事の監修者

WiLLies English代表 田中茂

田中 茂(WiLLies English代表)

英語ゼロから米国大学に編入・卒業。霞ヶ関官僚、ボストンでのMBA取得を経て日本IBMに15年勤務し、パートナー(役員)・事業戦略コンサルティング部門リーダーを歴任。ハーバード・ビジネススクール特別プログラム派遣。退職後、WiLLies Englishを創業し累計2万人以上を指導。大手航空会社・製造業・銀行・証券の法人英語研修を毎年リピート受注し、現在も毎年100名以上を直接コーチングしている。

→ 代表伴走型 英語コーチング6ヶ月集中プログラム